上がり3ハロン

ようやく孵化した、弁護士の卵の日記

福祉国家

2007年01月23日 | 想う
あいのりという番組もバカにしたものではない。
他人の恋愛を高みの見物をして楽しむという、
下世話な楽しみもあるにはあるんだが、
一方で、世界各地を旅しつつ、
きちんとその国のことを紹介したりしている。

特に印象的だったのが、ボスニア。
ボスニア内戦の時にはまだ子供だったもんで、
内戦の実態を知らなかったんだが、
あいのりで、ボスニアで何が起きていたのかを知った。
今でも公式サイトで過去のあいのりの内容を見れるから、
興味があったら見てみるべし。
ただし、もの凄く悲しい気持ちになりますが。

んで、そのあいのりが今は北欧を旅している。
北欧というと、福祉国家ということで有名だし、
やたらと間接税が高いせいで物価が高いことでも有名。
そして、たまに北欧最高
日本もあんな風に高度な福祉国家になるべきだ
という論調の人もいる。
というか、番組自体も北欧の人たちの人生は幸せ
的な調子で放送していた。

でも、その放送を見て思った。
いや、こんな国いやだ・・・
何が嫌かというと、
自分の金をどこに使うかを自分で決められないこと。
例えば、北欧では育児休暇や子育てのための援助が超充実してる。
そのおかげで、たくさん子供を産んだ家族の姿が放送されていた。
確かに、彼らは幸せかもしれない。
しかし一方で、世の中には子供嫌いな人というのも少なからずいるわけで、
そういう人たちにとっては、
自分の金を自分の使いたいように使えないわけです。
老人の福祉だってそう。
老後に何をしたいかなんて、人それぞれのはず。
豪華な老人ホームに、誰もが入りたいと思うとは限らない。
端的に、国から生き方を押し付けられている。
そんな感じがした。
だから、福祉国家は嫌。

少子化対策をしろ
と言っている自分の主張と矛盾していると思われるかもしれないが、
俺の主張のポイントは、
子供を産みたいと思っている人が諦めなきゃならないのをなくせ。
日本民族だけの日本人という観念を捨てて移民を受け入れろ。
という2つ。
子供を産むことを押し付けるなんてことを強制するつもりは、
毛頭ないし、そんなことしてもろくな事にならない。

少なくとも、価値観が多様化してしまっている今の日本では、
福祉国家は無理だと思うし、
官僚&政治家に対する不信感が強い現状では、
自分たちのお金を国に預けるなんて冗談じゃないというのが多勢だろう。
というわけで、ダマされちゃいけない
と思ったのが俺の感想なんだが。
いずれにしろ、そこまで考えさせられるあいのりって、
バカにしたもんではないでしょ

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Take home examをやっつけるのに、結局一日かかる。
明日の試験勉強が全く出来なかった

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