昨日は春のような日差しに誘われ、ズンバのレッスン後に、
青山のおうちから代官山までのんびり歩いてみた。
代官山は、昔からちょっと馴染みのある街。
ル・コルドンブルー料理学校の東京校がここにあり、
フランス留学から帰国した25歳の私は、学校で通訳として
お手伝いさせていただいていた。
今のほうがあの頃よりずっとこの街も成熟し、楽しいお店が増えた。
昨日の私の足取りは。。。
まず、「Chez lui(シェ・リュイ)」のショウウィンドウを覗く。
ここのスイートポテト(写真・1ヶ347円)はとっても評判とのこと。
素朴なアプリコットタルト(写真・2210円かな)を見ていると、
まるでパリにいるかのような錯覚になるくらい、
ここのお菓子はフランスチックだ!
お店の日よけの赤いテントも、可愛らし~い。
次はそのそばにある、「かまわぬ」という手ぬぐいのお店(写真)。
ニッポンの素晴らしい四季をてぬぐいのモチーフに使った美しい品々が沢山!
私はここにいると、心の底からワクワクしてしまう。
着物の半襟にも使えるな~とか考えると楽しくて仕方ない♪
「できればすべての柄が欲しい!!」という衝動に駆られるから危険、危険。
その後は、ちょっと先の道を曲がったところにある「Bonjour records」へ。
個性的な写真集・CDがおいてあり、カフェもある。
ここに流れるBGMが結構好き。カラダが自然にダンスし始める。
昨日は Lady Gagaの写真集をくまなく見てしまった。(刺激的~!!)
そしてそして「Eataly(イータリー)」でイタリア食材をチェックし、
お洋服屋さんを覗いたあと「CA4LA(カシラ)」へ。
帽子大好き人間の私は、ここで日が暮れるまでどっぷりと帽子の海に浸かった。
昨日は24歳のういういしい店員さん(女性)が、ずっとつきっきりで様々な
帽子をかぶせてくださり、私におそらく一番似合うものを一緒に探し出してくれた。
いろいろなお話も聞かせていただけ、
とても楽しくゆったりした時間をすごせた(^^)
彼女によれば、CA4LAでは13人のデザイナーさんたちが、
かなりのテンポで新作を続々と生み出しているんですって。
だから、いつ行っても新鮮なのですね~。
CA4LAの名の由来も教えてもらった。
あ~、様々な色や形って、見ているだけで幸せ。
フランス、イタリア、オーストリア、イギリスからの輸入物も豊富。
私にとりパリの街はおもちゃ箱をひっくり返したような、
大人感覚とコケティッシュ感が交じり合った、東京とはまったく違う性質の
魅力溢れる街。
暮らしていた時は、本当に小さなRUE(通り)までよく歩き回り、
パティスリーやビストロ、カフェ、新進デザイナーの小さなアトリエなどを
思わぬところに見つけては興奮の連続!
飽きることがなかった。
「歩けば何かに出会える」
私の散歩好きは、間違いなくパリで芽生えた。
こうして東京(主に青山・表参道・銀座・代官山・吉祥寺)を
散歩して回ると、その和洋折衷ぶりに拍手すら送りたくなる時がある。
美味しいケーキ屋さんの脇に、老舗の和菓子屋さんがあったり、
フレンチにカレー、ハワイアン、はたまた美味しい懐石も味わえる。。。
とても贅沢な環境だ。
パリに暮らしていたころは「一生日本になんて帰らなくても、私はここで生きていける!」くらいの勢いだったが、帰ってきてよかった!
いまはここ東京での生活が面白くて面白くて。
30代のころは、フランスでも生きるのもいいかも、と日仏間で揺れ動いていた時期が長くあったが、あるときに「日本で根を張って、小さな幸せで良いから毎日ハッピーと感じながら生きられるようになろう」と決めた。
そのとき以降、それを叶えることが、私の一つの夢となった。
そういう意味で、私はいまとっても幸せ者!
夢が叶ってきて、とてもありがたい毎日だと心底思う冬の終わりだ。
春が来たら、もっと街散策を楽しもう(^^)