パリ15区の窓から

南青山6丁目のアードヴィーヴル・フランス家庭料理&菓子教室「パリ15区」主宰 森由美子の日記

冬の終わりの代官山散歩

2012-02-22 | ひとりごと


昨日は春のような日差しに誘われ、ズンバのレッスン後に、
青山のおうちから代官山までのんびり歩いてみた。

代官山は、昔からちょっと馴染みのある街。
ル・コルドンブルー料理学校の東京校がここにあり、
フランス留学から帰国した25歳の私は、学校で通訳として
お手伝いさせていただいていた。

今のほうがあの頃よりずっとこの街も成熟し、楽しいお店が増えた。

昨日の私の足取りは。。。

まず、「Chez lui(シェ・リュイ)」のショウウィンドウを覗く。
ここのスイートポテト(写真・1ヶ347円)はとっても評判とのこと。
素朴なアプリコットタルト(写真・2210円かな)を見ていると、
まるでパリにいるかのような錯覚になるくらい、
ここのお菓子はフランスチックだ!
お店の日よけの赤いテントも、可愛らし~い。

次はそのそばにある、「かまわぬ」という手ぬぐいのお店(写真)。
ニッポンの素晴らしい四季をてぬぐいのモチーフに使った美しい品々が沢山!
私はここにいると、心の底からワクワクしてしまう。
着物の半襟にも使えるな~とか考えると楽しくて仕方ない♪
「できればすべての柄が欲しい!!」という衝動に駆られるから危険、危険。

その後は、ちょっと先の道を曲がったところにある「Bonjour records」へ。
個性的な写真集・CDがおいてあり、カフェもある。
ここに流れるBGMが結構好き。カラダが自然にダンスし始める。
昨日は Lady Gagaの写真集をくまなく見てしまった。(刺激的~!!)

そしてそして「Eataly(イータリー)」でイタリア食材をチェックし、
お洋服屋さんを覗いたあと「CA4LA(カシラ)」へ。

帽子大好き人間の私は、ここで日が暮れるまでどっぷりと帽子の海に浸かった。
昨日は24歳のういういしい店員さん(女性)が、ずっとつきっきりで様々な
帽子をかぶせてくださり、私におそらく一番似合うものを一緒に探し出してくれた。
いろいろなお話も聞かせていただけ、
とても楽しくゆったりした時間をすごせた(^^)

彼女によれば、CA4LAでは13人のデザイナーさんたちが、
かなりのテンポで新作を続々と生み出しているんですって。
だから、いつ行っても新鮮なのですね~。
CA4LAの名の由来も教えてもらった。
あ~、様々な色や形って、見ているだけで幸せ。
フランス、イタリア、オーストリア、イギリスからの輸入物も豊富。


私にとりパリの街はおもちゃ箱をひっくり返したような、
大人感覚とコケティッシュ感が交じり合った、東京とはまったく違う性質の
魅力溢れる街。
暮らしていた時は、本当に小さなRUE(通り)までよく歩き回り、
パティスリーやビストロ、カフェ、新進デザイナーの小さなアトリエなどを
思わぬところに見つけては興奮の連続!
飽きることがなかった。
「歩けば何かに出会える」
私の散歩好きは、間違いなくパリで芽生えた。

こうして東京(主に青山・表参道・銀座・代官山・吉祥寺)を
散歩して回ると、その和洋折衷ぶりに拍手すら送りたくなる時がある。
美味しいケーキ屋さんの脇に、老舗の和菓子屋さんがあったり、
フレンチにカレー、ハワイアン、はたまた美味しい懐石も味わえる。。。
とても贅沢な環境だ。

パリに暮らしていたころは「一生日本になんて帰らなくても、私はここで生きていける!」くらいの勢いだったが、帰ってきてよかった!
いまはここ東京での生活が面白くて面白くて。
30代のころは、フランスでも生きるのもいいかも、と日仏間で揺れ動いていた時期が長くあったが、あるときに「日本で根を張って、小さな幸せで良いから毎日ハッピーと感じながら生きられるようになろう」と決めた。
そのとき以降、それを叶えることが、私の一つの夢となった。
そういう意味で、私はいまとっても幸せ者!
夢が叶ってきて、とてもありがたい毎日だと心底思う冬の終わりだ。

春が来たら、もっと街散策を楽しもう(^^)







バレンタインディに表参道のメゾン・ドゥ・ショコラ大人気!?

2012-02-14 | 簡単レシピ


今日は青山はとっても寒い。
フランス人の親友から、今年はパリも寒いと聞いたが、ここよりもっと冷え込んでいるんだろうな~。

昨日は表参道を歩き回った。
ピエール・エルメでは、チョコのマカロン(3ヶ入り1260円~)、
メゾン・ドゥ・ショコラでは真っ赤な箱入りのオーソドックスなチョコ
(写真・4粒入り1980円~)を見てみた。
表参道交差点にある和菓子屋「桃林堂」ではハートの自然薯饅頭でできた
バレンタイン特製菓子が売られている(写真・2ヶ入り630円)♪
メゾン・ドゥ・ショコラは店が小さいこともあるが、人がごった返していて、
チョコも「品切れ」が目立っていた。すざまじい人気!?
こんなに人がこぞってチョコを買う風景は、パリでは見た覚えがない。。。
私が興味なかったからかな~(^^)

結局、昨日私はチョコは買わず、大好きなヒヤシンス、桜、水仙を買い求め、
おうちに戻った。

そして今朝、早く起きて、自家製の甘酒と、オランダのココア、
スペインのオレンジを使ったチョコレートケーキを創った(写真・作成中)。
今日のケーキも白砂糖、白い薄力粉は不使用なのだ。

余分に焼いて、自分でも試食。
へーゼルナッツの風味が効いている~。ん~ C’est pas mal◎

あ、へーゼルナッツで思い出した!
先週、銀座のシャネルで開かれている、「エリオット・アーウィット写真展」へ
誘われていった。
そこには胸がキュンとしめつけられる、モノクロのパリが溢れていた。
懐かしい風景たち。
(確か今月いっぱいやっているはずだが、確かめてみてね。無料。オススメです)
そうそう、そして、このシャネルビル最上階にある
「ベージュ・アラン・デュカス・トウキョウ」レストランで、
へーゼルナッツ粉たっぷりのダクワーズ生地&超美味なココアを使った
バレンタイン特別デザートが本日供されるそうだ~。
このデザートは、パリのエッフェル塔内にある「ジュール・ヴェルヌ」
というレストランのもので、スペシャルコラボだそうだ!

パリジャン、というか、フランス人は確かにショコラが大好き。
私は、と言えば、そうでもない。
でも、パリに住んでいた頃、本当に良質のチョコを知り、
「日本で食べていた板チョコとは大違い!」とビックリしたものだった。

最後に、パリのショコラティエで私が好きなのは、「ミシェル・ショーダン」。
友人がミシェルさんのお店で修行をしていたことがあり、
それが縁で紹介され、訪ねていったことがある。
氏とも直接お話したが、人格が素晴らしい。
そしてチョコへの情熱がみなぎっていて、目を輝かせてカカオ豆の産地や
チョコの話をしてくださった。

創る人で、味は変わる。
私はそう思っている。
だから、手創りのときは、どんなに忙しくても、心をちゃんと込めようと思う。

では、みなさん、ハッピーヴァレンタイン♪♪

Vous aimez des chocolats?
Allez gouter les!!
Bises,Yumiko




美・健康の元・「酵素」がテーマの2月レッスン!料理写真付

2012-02-06 | 報告
立春も過ぎ、寒い中にも春の兆しを最近は感じますね。
長野・須坂の「糀屋」の房子さんからは、
「雪がいっぱいで、毎朝雪かきが大変!」とのメールが。

表参道交差点ほど近く、GUCCIのショーウィンドウを覗くのが好きな私。
今月は、こんなにカラフル(下記・写真)で、うきうきします♪

さて、パリ15区2月料理教室メニューは旬を使った、冬と春が同居した
内容です。
あなたの美と健康に欠かせない「酵素」をテーマにしています。

昨夜、大学時代のテニスサークル同期の男友達に待望の赤ちゃん誕生!
本当によかった~。
生まれたての赤ちゃんは、体内に沢山の酵素を温存していますが、
大人になるにつれ、この貴重な体内酵素は減っていきます。
酵素がなくなったとき=死、と想定されていて、
酵素は生命力そのものと考えられています。

嬉しいことに、日々減っていく酵素は、実は ある食から補えるんです!
知ればだれも日常でカンタンに実践できるそのコツを、今月は
パリ15区料理教室で紹介しています。

せっかく与えられた貴重な人生。
元気に生きて、この命を全うしたいですからね(^^)

写真は
①GUCCIショーウィンドウ(2012、冬)
②1月のお菓子教室でのバレンタインガトーショコラ
(ヘーゼルナッツとココアたっぷり・もちろん白砂糖不使用)

③2月の料理教室のメニューより
(フランボワーズビネガーでマリネした大根サラダ・伊予柑添えの真冬のオレンジガトー・4色粒コショウポークソテー・ロックフォールチーズと塩糀のソース添え