金子先生が最後にお買いになったアコーディオン、
イタリア、メンガシーニ社の「MINI RETRO」。
細部にわたってご自分仕様に特注したアコーディオン・・・。
その姿は、格調高く、
この上なくエレガントで魅惑的で、
まるで宝石のように美しいアコーディオン。
事情があって一度、先生の奥様からお預かりしたことがありますが、
今でも、
私の目に焼きついています・・・。
二年前の早い春の頃でした。
先生が、メンガシーニ社のアコーディオンのパンフレットを私に見せてくださって。
まるで子供のようにキラキラと瞳を耀かせて、
「paris-akoさん、私はずっとこのアコーディオンが欲しくてたまらないんだよ♪」っておっしゃって。
「僕の代わりにメンガシーニ社に注文してくれないかなあ」
そんなやりとりから始まった、
先生と私のアコーディオン獲得大作戦。
私は直接、メンガシーニ社にメールを入れて、
値段や発注方法を問い合わせました。
何回かメンガシーニ社とやり取りをしたのち、
先生が希望通りのアコーディオンを作ってもらうよう、
注文は無事、完了しましたが。
それからが、私たちにとって、
とても長い時間となりました・・・。
イタリアの老舗の工場は、日本と違って、
まったくのんびりしています。
当初メンガシーニ社から頂いた返事では、
どんなに遅くても6月中には、
先生のもとに届くはずでした。
先生は、5月の終わりくらいから、
毎週レッスンの度に。
「まだかなあ」「早く来ないかなあ」「毎晩、夢に見るんだよ」って。
そんな会話を私と交わしていたのに。
アコーディオンは届かないまま。
7月10日。
私のレッスン日の前日。
先生は突然、帰らぬ人となりました。
およそ二週間後の、7月26日。
早朝、私のパソコンに一通のメールが届きました。
「昨日、発送完了しました。6~7日で届きます」
先生が待ちに待っていたはずの、
メンガシーニ社からのメッセージでした。
そのメールは、どうしても消せなくて。
今でも残してあります・・・。
イタリア、メンガシーニ社の「MINI RETRO」。
細部にわたってご自分仕様に特注したアコーディオン・・・。
その姿は、格調高く、
この上なくエレガントで魅惑的で、
まるで宝石のように美しいアコーディオン。
事情があって一度、先生の奥様からお預かりしたことがありますが、
今でも、
私の目に焼きついています・・・。
二年前の早い春の頃でした。
先生が、メンガシーニ社のアコーディオンのパンフレットを私に見せてくださって。
まるで子供のようにキラキラと瞳を耀かせて、
「paris-akoさん、私はずっとこのアコーディオンが欲しくてたまらないんだよ♪」っておっしゃって。
「僕の代わりにメンガシーニ社に注文してくれないかなあ」
そんなやりとりから始まった、
先生と私のアコーディオン獲得大作戦。
私は直接、メンガシーニ社にメールを入れて、
値段や発注方法を問い合わせました。
何回かメンガシーニ社とやり取りをしたのち、
先生が希望通りのアコーディオンを作ってもらうよう、
注文は無事、完了しましたが。
それからが、私たちにとって、
とても長い時間となりました・・・。
イタリアの老舗の工場は、日本と違って、
まったくのんびりしています。
当初メンガシーニ社から頂いた返事では、
どんなに遅くても6月中には、
先生のもとに届くはずでした。
先生は、5月の終わりくらいから、
毎週レッスンの度に。
「まだかなあ」「早く来ないかなあ」「毎晩、夢に見るんだよ」って。
そんな会話を私と交わしていたのに。
アコーディオンは届かないまま。
7月10日。
私のレッスン日の前日。
先生は突然、帰らぬ人となりました。
およそ二週間後の、7月26日。
早朝、私のパソコンに一通のメールが届きました。
「昨日、発送完了しました。6~7日で届きます」
先生が待ちに待っていたはずの、
メンガシーニ社からのメッセージでした。
そのメールは、どうしても消せなくて。
今でも残してあります・・・。