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吸音材について(2)

2008年04月09日 23時49分36秒 | オーディオ

先日吸音材の件でユーザーの方のブログで少しコメントをさせていただいたのですが、その時書いたBOX内での吸音材の簡易調整法がかなり分かりやすいとの事でしたので、うちのブログにも書いておくことにします。

その方(keikさん)がいろいろと調べられた結果では、吸音材の効能では下記のようなことが書かれているとの事でしたが、私自身の経験で言えば下記の中で実感できるのは主に①と③かなぁという感じです。

①定在波を抑制

②箱鳴りの抑制

③反射波の抑制

④見かけ上のBox容量が増える

⑤筐体内部の整流効果


前にも書いたように吸音材の調整はプロが使っているシミュレーションソフトでも適当に係数を自分で設定して入れる程度で、なかなかロジックにやるのは厳しいのですが、定在波の抑制ということでよくシステムのエンジニアが日常の調整過程でやっている方法があります。

それは非常に簡単で直感的な方法ですが、箱の中に頭を入れて口でウォー(ちょっとうまく書けません)と声を出してみて、変にピークや残響音のようなものが出るような帯域がないかを確認することです。このウォーというのは、例えばサイン波を低い周波数からスゥィープしていく音を声で再現する感じがベストです。音の出し方ではウーという連続音ではなく、ウォッ、ウォッ、ウォッというような短く強く息を出すようにするとより強調されて分かりやすくなります。部屋自体の定在波を調べる時によく手をパンパンとたたいてやりますが、あれも衝撃音でちょっと雰囲気が近いかも知れません。

もちろん小口径のBOXには頭が入るわけがないので、この場合はウーファーの開口部から声を出してみればOKです。おそらく吸音材無しだと、どこかの帯域で変に音が響きすぎるような感じがすると思います。日光の鳴き竜みたいな感じの音と言えば感じが分かっていただけるでしょうか?

もしこの方法で、どこかの帯域で違和感を感じるところがあれば、いろいろと吸音材を入れてみてその音が出来るだけ減少する場所や量を調整してください。ただし、ここで注意することはあまり吸音材を入れ過ぎると定在波が無くなると同時に肝心の低音や量感も無くなっていく傾向なので、入れ過ぎないようにしてください。

実は最初この方法はソニーでベテランのシステムエンジニアがやっているのを見て知ったのですが、その後オーディオのイベントで知り合ったP社のベテランエンジニアも同じようなことをやっていたので、各社同じなんだなぁと感じた次第です。

是非皆さんも一度トライしてみてください。

 

コメント (16)
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