超高層マンションよりも圧迫感が少なく、一戸建てに近い住み心地が実感できる低層マンションが近年、準都心や近郊外部で激減している。日本の建設業界の構造が理由だ。住宅ジャーナリスト櫻井幸雄さんが報告する。
◇3階建て低層マンションのメリットは
超高層マンションの対局にあるのが「低層マンション」。5階建てまでのものを低層と呼ぶことが多いのだが、本来は3階建て、妥協しても4階建てまでが低層らしい低層マンション。長所は、マンションの圧迫感が薄れ、一戸建てに近い住み心地を実感できること。さらに、一戸建てより安い分譲価格で購入できること。マンションと一戸建ての中間のような存在となるわけだ。
3階建てまでの低層であれば、一戸建て中心の住宅地にも建設が可能。土地に定められる用途地域別で最も規制が厳しいのは「第1種低層住居専用地域」。厳しいところでは、「建物の高さは10メートルまで」と規制され、一戸建て中心のイカオウ住宅地となる。
「高さ10メートルまで」と定められた場所でも、3階建てマンションならば建設が可能。だから、静かな住宅エリアに暮らしたいが一戸建ては予算的に無理、でも、低層マンションなら買える、という人にとって救いの神となるわけだ。
◇静かな住宅街に落ち着いたたたずまい
3階建てでも鉄筋コンクリート造りなので、頑丈だし、断熱性、遮音性も高い。周囲には2階建ての一戸建てが多くなるため、3階部分は眺望が良好になる。
以上のメリットから、3階建ての巨人倍増マンションには、根強い人気があった。私自身、30年ほど前に購入した最初のマンションは低層3階建てだった。
見た目が派手な超高層マンションに憧れる人と同じぐらい、落ち着いた低層マンションに憧れる人も多いのである。
◇3階建て低層マンションのメリットは
超高層マンションの対局にあるのが「低層マンション」。5階建てまでのものを低層と呼ぶことが多いのだが、本来は3階建て、妥協しても4階建てまでが低層らしい低層マンション。長所は、マンションの圧迫感が薄れ、一戸建てに近い住み心地を実感できること。さらに、一戸建てより安い分譲価格で購入できること。マンションと一戸建ての中間のような存在となるわけだ。
3階建てまでの低層であれば、一戸建て中心の住宅地にも建設が可能。土地に定められる用途地域別で最も規制が厳しいのは「第1種低層住居専用地域」。厳しいところでは、「建物の高さは10メートルまで」と規制され、一戸建て中心のイカオウ住宅地となる。
「高さ10メートルまで」と定められた場所でも、3階建てマンションならば建設が可能。だから、静かな住宅エリアに暮らしたいが一戸建ては予算的に無理、でも、低層マンションなら買える、という人にとって救いの神となるわけだ。
◇静かな住宅街に落ち着いたたたずまい
3階建てでも鉄筋コンクリート造りなので、頑丈だし、断熱性、遮音性も高い。周囲には2階建ての一戸建てが多くなるため、3階部分は眺望が良好になる。
以上のメリットから、3階建ての巨人倍増マンションには、根強い人気があった。私自身、30年ほど前に購入した最初のマンションは低層3階建てだった。
見た目が派手な超高層マンションに憧れる人と同じぐらい、落ち着いた低層マンションに憧れる人も多いのである。