彼女は 思いのほか嬉しそうだった
確かに彼氏には ご無沙汰だったようだが
電話でもこれほど嬉しいというのが伝わってくるのは
奇妙なほどだった
詳しく話を聞いてみると
その彼氏というのは友達の元彼で
「ホスト」をしているらしい。。。
内心びっくりしたが
それは 僕は声色には出さない
「そうなんや」と話を聞くだけで
否定も肯定もできないでいた
「○君な、将来自分の店持つっていう夢があるねん。
だから、そのためにホストでNo.1になって、金貯めようって頑張っとるねん
その夢に向かって頑張ってほしいから、別にホストってのは気にならんねん♪」
別に どうしてホストなのか聞いたわけじゃなかったけど
やはり 僕が不思議に思うと思ったんだろう
正味 こんな話を聞いても
ホストと付き合う女の気持ちや
キャバ嬢と付き合う男の気持ちなど全く理解できない
僕は そういう性分だ
一時の関係 偽りの愛情
そういうものをいとも簡単に振り回し
相手のほんの一瞬の安らぎと 引き換えに お金をもらう
そういう職種だと僕は認識している
僕は そういうものを振りまくのは大の苦手で
反対にそういうものをほしいとも思わない
別に存在を否定しはしないけど
僕の世界とは 完全に隔絶したところにあるものだと思う
そして そんな世界の住人と恋愛できるものなのだろうか
日頃は 何十人もの人に対して
いたずらに愛情を振りまいているくせに
こころの奥底にだけ一人の人間を置いておく
そんなことが本当に可能なのだろうか
その世界に身を置く以上 恋愛などする資格はないと思う
実際 ホストは彼女を作ってはいけないことになっているらしいし
でも 彼女の気持ちを理解できないにしても
彼女のその選択に異を唱える理由などどこにもなかったし
僕に彼女の選択の責任など負えるはずもなかったから
ずっと そのまま話を聞いていた
そして
さんざん話した後
彼女は
「お前も早く彼女作れよ!」
女友達から言われなれたこの癪にさわる言葉を残して
電話を切った
所詮は他人の恋愛
考えたって仕方ないから
とりあえず
また地元に帰ったときに会ってゆっくり話せばいい
そう思ったまま
数ヶ月が経った
確かに彼氏には ご無沙汰だったようだが
電話でもこれほど嬉しいというのが伝わってくるのは
奇妙なほどだった
詳しく話を聞いてみると
その彼氏というのは友達の元彼で
「ホスト」をしているらしい。。。
内心びっくりしたが
それは 僕は声色には出さない
「そうなんや」と話を聞くだけで
否定も肯定もできないでいた
「○君な、将来自分の店持つっていう夢があるねん。
だから、そのためにホストでNo.1になって、金貯めようって頑張っとるねん
その夢に向かって頑張ってほしいから、別にホストってのは気にならんねん♪」
別に どうしてホストなのか聞いたわけじゃなかったけど
やはり 僕が不思議に思うと思ったんだろう
正味 こんな話を聞いても
ホストと付き合う女の気持ちや
キャバ嬢と付き合う男の気持ちなど全く理解できない
僕は そういう性分だ
一時の関係 偽りの愛情
そういうものをいとも簡単に振り回し
相手のほんの一瞬の安らぎと 引き換えに お金をもらう
そういう職種だと僕は認識している
僕は そういうものを振りまくのは大の苦手で
反対にそういうものをほしいとも思わない
別に存在を否定しはしないけど
僕の世界とは 完全に隔絶したところにあるものだと思う
そして そんな世界の住人と恋愛できるものなのだろうか
日頃は 何十人もの人に対して
いたずらに愛情を振りまいているくせに
こころの奥底にだけ一人の人間を置いておく
そんなことが本当に可能なのだろうか
その世界に身を置く以上 恋愛などする資格はないと思う
実際 ホストは彼女を作ってはいけないことになっているらしいし
でも 彼女の気持ちを理解できないにしても
彼女のその選択に異を唱える理由などどこにもなかったし
僕に彼女の選択の責任など負えるはずもなかったから
ずっと そのまま話を聞いていた
そして
さんざん話した後
彼女は
「お前も早く彼女作れよ!」
女友達から言われなれたこの癪にさわる言葉を残して
電話を切った
所詮は他人の恋愛
考えたって仕方ないから
とりあえず
また地元に帰ったときに会ってゆっくり話せばいい
そう思ったまま
数ヶ月が経った