Q.日本版ISAってどうなの？ A.ゴミ制度です

「軽減税率廃止に伴いｍ2014年1月1日から日本版ISAが導入されるそうですね」

「個人投資家向けの非課税措置なんだから、開設した方がお得よね」

「普通はそうなんでしょうけどね。
少し調べてみましたが、かなり微妙な制度だと思います」

「一体、何が微妙なのよ」

「この制度の一番の問題点は制度が分かりにくいことにあると思います。
これでは、新規の個人投資家を増やすことはできないでしょうね」

日本版ISAの特徴
1.非課税対象は株式投資信託や上場株式の配当所得、譲渡所得
2.非課税投資額は毎年100万円まで(＊非課税投資枠を来年に繰り越すことはできない。非課税口座内での新規投資のみが対象)
3.非課税期間は投資開始時から5年間(＊売却部分を再利用して、投資することはできない。非課税口座以外で発生した損益と損益通算することはできない)
4.非課税投資総額は最大500万円
5.制度継続機関は2014年から2023年までの10年間
6.口座開設可能対象者は20歳以上(＊口座開設する年の1月1日に20歳になっていること)
7.開設できるのは、一人一口座

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「うわ、微妙な制度ね。
これなら、軽減税率を延長してくれた方がありがたいわね」

「そうなんですよ。
新規投資のみが対象なので、すでに投資をやっている人はメリットを感じにくいですし、先ほども言いましたが制度が分かりにくいので、新規の投資家を呼び込むのは難しいと思います」

「活発な取引を推奨する制度でもないから、証券会社も儲からないでしょうし。
非課税投資額が小さいから、退職金の資金運用にも使いにくいでしょうし。
0金利だから、子供のための蓄えを分散投資しようと思っても、口座開設できるのは20歳以上。
この制度は、一体誰のためにためにあるのかしら？」

「お役人のためじゃないですか。
こういう新しい制度を導入することで、天下り先が増えるんでしょうね。
こんな糞制度を導入するなら、軽減税率を延長しろというのが、正直な感想です」