オレ、あらすじ警察になります その13

「あらすじでネタバレしてますよ」

怪物は月に哭く

魔法や怪物が存在する世界。その世界のとある農村に住む医師・クリフォードは、病弱な娘・ブランカとともに憂いに満ちた生活を送っていた。一年前に自分の妻を殺した怪物。彼はその正体を隠しながら暮らすことを余儀なくされていた。
　そんなある日、クリフォードのもとをふたりの旅人が訪れた。放浪の剣士・エルディンと、魔女と呼ばれる少女・シーナ。彼らが訪れたことを機に、クリフォードの生活は音を立てて崩れ始める。些細なことがきっかけで村人が怪物に殺されてしまい、依頼を受けたエルディンたちは怪物の正体を探り始める。そして、あくまで怪物を殺そうとするエルディンに、クリフォードはしだいに追いこまれてゆく――

「一年前に自分の妻を殺した怪物。彼はその正体を隠しながら暮らすことを余儀なくされていた。
この文で怪物の正体がクリフォードかブランカだと分かってしまうからね。
そして、本編だと描写がクリフォードによっているから、最後まで見る必要がないのよね」

「基本的にミステリーものは犯人が分かってしまうと面白さが激減してしまうので、主人公を旅人の方にするなどして、うまく隠すべきだと思います」

　放浪の剣士・エルディンと、魔女と呼ばれる少女・シーナは旅の途中、とある農村を訪れる。そこには怪物に妻を殺された医師・クリフォードと病弱な娘・ブランカが暮らしていた。
滞在中に村人の変死体が見つかり、村人達は一年前のクリフォードの妻が殺された事件と同じだと騒ぎ始める。
村長から怪物退治を依頼されたエルディンとシーナは事件の調査を進めていくうちに怪物の正体が人狼であることを突き止める。
果たして、エルディン達は人狼の正体を暴き、退治することができるのであろうか？

「もう別物になってしまってますね」