「第二回目は、レギンレイズ複座型です」
「もうオチが読めたんだけど」「レギンレイズを使用しているのはアリアンロッド艦隊でも一部の舞台に限られますからね。そんな機体をわざわざ複座型にする必要性があるとしたらと考えれば、すぐに答えは出ますよね」
レギンレイズ複座型
ギャラルホルン内部では兵器の性能も兵士の練度も圧倒的に上だと言う自負があったために、セブンスターズの人間がMSで出撃することに何の危機感も抱いてはいなかったが、カルタ・イシューが鉄華団に敗北し戦死したという知らせはクジャン家にとって、かなり衝撃的な出来事だった。
クジャン家の家臣がMSで戦場に出たがるイオクの身の安全を考慮した結果が新型MSであるレギンレイズを複座型に改造してエースパイロットに操縦を任せるというものであった。
パイロットにはジュリエッタ・ジュリスが抜擢されたが、二人の相性が最悪だったために模擬戦そっちのけで喧嘩をしだすという最悪の結果を残した。
MSは一人で操縦したいというイオクの要望とエースパイロットには自由に動きまわってもらったほうが効率がいいことから、レギンレイズ複座型は通常のレギンレイズに戻されたのだった。
