「この1は、間違いなく二刀流を誤解していいる」一刀流と二刀流って普通に二刀流のが強くね？
「漫画やゲームでなんやって二刀流が蔓延した結果よね」一般的な二刀流
利き手で刀、利き手でない方で脇差を持ちます。
脇差を受け手、刀を攻め手として使います(状況によっては逆にしたりもします)。
受け手で相手の攻撃を受けつつ、攻め手で攻撃をしかけます。
「空手の夫婦手を剣術でやるとこうなるという感じでしょうか。攻めの剣術ではなく、守りの剣術です」
「昔の剣道では、二刀流で引き分けに持ち込む戦法が流行ったらしいわね。そのせいか、ルール変更で二刀流が不利になるようになっているらしいわね」
「あくまで刀での戦い方の一つに過ぎませんので、一刀流、二刀流のどちらの方が強いと言い切ることは不可能です。ただ二刀流は一刀流に比べたら、デメリットが大きいので、使い手は圧倒的に少ないんですよね」
二刀流のメリット
・刀をそれぞれ相手の方に向けられるので、多数の相手に強い
・刀の通り道がせまいために致命傷を負いにくい
二刀流のデメリット
・習得が難しい
・二本の刀を持つ分、体力の消耗が激しい
・構えるのに時間がかかる
「守りの剣術なのに、構えるの時間がかかるのはどうかなと思うわ」「攻撃は、最大の防御。相手より早く斬りかかればいいじゃないかという思想から生まれたのが、示現流や居合術ですね。
こっちは、こっちで初太刀を外されると不利になるという欠点がありますけどね」
「戦う状況や使い手の力量であっさりとひっくり返ってしまうから、どちらが強いと断言はできないのよね。これと同じことが槍と日本刀にも言えるわね」
「槍派は、狭い場所でしか勝てない日本刀は弱いとか言いますが、それだと広い場所でしか日本刀に勝てない槍は弱いということになるということに、なぜ気が付かないんでしょうね」「自分たちに都合のいい現実にしか目を向けないからでしょ」
