パピとママ映画のblog

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バーバラと心の巨人★★★

2018年10月21日 | アクション映画ーハ行

ジョー・ケリーとケン・ニイムラによる感動グラフィック・ノベルを「ハリー・ポッターと賢者の石」のクリス・コロンバスのプロデュースで実写映画化したファンタジー・ドラマ。風変わりな思春期の少女を主人公に、人知れず巨人と戦い続ける彼女の心の痛みと再生をイマジネーション溢れるビジュアルとともに描き出す。主演は「トランボ ハリウッドに最も嫌われた男」「死霊館 エンフィールド事件」のマディソン・ウルフ、共演にゾーイ・サルダナ、イモージェン・プーツ。監督は「ヘリウム」で第86回アカデミー賞短実写編賞を受賞し、本作が長編デビューとなるデンマーク出身のアンダース・ウォルター。

あらすじ:いつも頭にウサギの耳を付けている風変わりな少女バーバラ。彼女は誰にも見えない巨人から町を守るために孤独な戦いを続けていた。しかし、そんなバーバラの必死の奮闘は、周囲には単なる奇行にしか見えず、姉のカレンにさえ理解してもらえない。次第に孤立を深めるバーバラだったが、新しく赴任してきたスクールカウンセラーのモル先生にも決して心を開こうとしない。そんな中、巨人の話を真剣に聞いてくれた転校生の少女ソフィアとは少しずつ距離が縮まっていくバーバラだったが…。

<感想>ウサ耳少女はなぜ巨人と“戦う”?“真実”があなたの《心を揺さぶる》。いつか必ず来る“その時”悲しみを勇気に変えてバーバラは巨人に立ち向かう。設定が、何故に少女は巨人と戦うのか?それには理由がある。キャラは、真剣だけれども可愛い、ウサギ耳のヘアーバンドをしている少女。映像は、海、森、闇と少女の視界を感受性豊かに切り取り、想像力を刺激するのだ。

心強い味方がいるわけでも、無敵のパワーを持っているわけでもない。なのになぜ、バーバラは“すべてを破壊する”巨人に立ち向かう? その“真意”を知ったとき、物語は本当の姿をさらし、私たちを驚きと涙で満たしてくれる。劇中にちりばめられた謎の数々に心を奪われつつ、ピュアで勇敢な等身大の少女に共感できる――だけじゃない! その先に待つ、未体験の“真実”を劇場で受け止めて下さい。

バーバラを演じているマディソン・ウルフの素晴らしい演技力が魅力的です。守護霊への敬意を表して、うさぎの耳をつけた少女が見つめる、感受性豊かな世界観と言うのでしょうかね。バーバラが取り巻くハードな環境が彼女を孤立させるほど、世界をとらえる眼差しの透明度は増してゆく。

周囲の誰もが自分の話に耳を傾けてくれない状況、あなたなら果たして耐えられる? 妄想の中の世界観として、みんなを人知れず助けようとするバーバラのいたいけな姿に、その自分が描いた”巨人”退治の話には、あまりにもお子様的で、バーバラの年齢はいくつなのか。幼い男の子が、母親の言うことを聞かずに、自分の絵本の中の怪獣の世界へと飛び込むお話と似ているような。

かいじゅうたちのいるところ」(2010)

それに、家の2階で病気で苦しむ母親の面倒を見ているのは姉だけで、いくら少女といえども母親の世話ぐらいは出来るだろうに。後半で、母親のところへ行き、もうすぐ母親が死への旅立ちであることが分かると、自然に心が優しく溶け合い母親と仲良くなるバーバラ。

始めはバーバラに見えている巨人って何なの?・・・巨人から街を守るってどういうことなの。疑問だらけだと思いますが、物語が進むにつれて徐々にバーバラが何を恐れているのか、何を守ろうとしているのかが明らかになり、気づけば、「バーバラ頑張って、立ち向かって乗り越えるのよ」と応援したくなるはず。巨人の襲来を防ぐために日々奮闘するバーバラを、同級生は変人扱い。みんなのために努力しているのに、イジメの対象にまでなってしまう……。

クラスのいじめっ子たちに学校の帰り道に、虐められるも、くじけない強い少女。転校生のソフィアと仲良くなるも、虐めっ子と間違ってぶってしまう。反省しても、彼女にすぐに謝らないのだ。それに、カウンセラーのモル先生にも攻撃的で、つい先生に乱暴してしまう。もう自分自身が嫌になってしまうのだろう。

次々と襲い掛かる苦難に深く傷つき、ボロボロになりながらも、巨人に立ち向かおうとするバーバラ。つまり巨人とは、巨大台風にハリケーンのことだったのですね。一人で立ち向かおうなんて、自然の脅威に立ち向かうことなんて出来る分けないしね。家の周りを見て、窓や扉に飛ばされないようにするくらいでしょうかね。それにしても、生活苦で姉が働きにでなければ食べていけないのに、その間だけでもバーバラが母親の世話をすることができるのに、何故に今まで母親のことを内緒にしていたのかが分からない。

どうする、バーバラ?・・・怪奇幻想趣味を謳歌するデンマークの新人監督の手腕たるや、風光明媚な田舎のお伽噺かと思いきや、NYの郊外という意外な立地も良かった。最後に明かされるその理由が少し説明不足の感があるようだ。台風となった巨人がバーバラに言う言葉が、「人間は何時か死ぬ、」と。それよりも、彼女が現実へと向かうその過程が、自身が生み出した想像の巨人の一言というところに、違和感を覚えた。

結局は彼女のことを気に掛けていた転校生とカウンセラーのモル先生は、いったいなんだったのだろう?。

誰だって悩みの一つや二つはあるはずです。仕事の悩み、恋愛の悩み、将来への悩みなど、人にはいろんな悩みを抱えて生きているからこそ、映画の中のヒロインが自分と同じ悩みを抱えているのだと、心情的共感を覚えるのだ。それは悩みや境遇が同じではなく、心の奥に響いて来る共感でした。自分自身と向き合おうとする、運命に立ち向かおうとする少女の姿に共感するからですね。

始めはバーバラに見えている巨人って何なの?・・・巨人から街を守るってどういうことなの。疑問だらけだと思いますが、物語が進むにつれて徐々にバーバラが何を恐れているのか、何を守ろうとしているのかが明らかになり、気づけば、「バーバラ頑張って、立ち向かって乗り越えるのよ」と応援したくなるはず。

 

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