パピとママ映画のblog

最新劇場公開映画の鑑賞のレビューを中心に、DVD、WOWOWの映画の感想などネタバレ有りで記録しています。

トランスフォーマー/ロストエイジ★★★★

2014年08月11日 | アクション映画ータ行
前3作よりキャストとデザインを新しくし、オートボットと人類が挑む新たな戦いを描くアクション大作。人類滅亡をたくらむロックダウンの襲来や謎多き第三の勢力ダイナボットの攻撃に、オプティマスらが人間と共に激しい戦闘を繰り広げる。製作総指揮のスティーヴン・スピルバーグと監督マイケル・ベイは続投、オプティマスを手に入れた発明家役でマーク・ウォールバーグが出演する。新デザインで登場するオプティマスやバンブルビーはもちろん恐竜を基に作られたダイナボットなどの新キャラクター、迫力あるバトルやトランスフォームに興奮。
あらすじ:ディセプティコンとの激戦から4年。発明家のケイド(マーク・ウォールバーグ)はかなり安い値段でトラックを手に入れるが、それは何とオプティマスだった。そこへオプティマスらトランスフォーマーを取り締まる政府の秘密機関KSIが登場。ケイドと家族はKSIに抗いピンチになるも、オプティマスに助けられる。そのころ、新しいディセプティコン、ロックダウンが地球に出現。さらにはダイナボットも復活し、オプティマスは捕まってしまう。

<感想>メガトン級のシリーズとして、前3部作が完結。さらにパワーを兼ね備えた新3部作がスタートする。「善」のトランスフォーマー、オートボットの生き残り軍団の前に、「悪」のディセプティコンの強力戦士、荒れ狂う恐竜型のダイナボット、さらに人類が開発したトランスフォーマーまでが現れ、前3作品と比較にならない激闘アクションが展開していく。

アメリカのテキサスで始まる物語は、シカゴ、さらには香港へと広がり、スケール感も満点です。オプティマスプライムらお馴染みのキャラが、新たなトランスフォーマー能力を披露するうえ、3D効果を生かした大スペクタルのバトル、高所スリルも臨場体感させる手に汗を握る脱出劇と、2Dで観賞しました。

マイケル・ベイ監督による有無を言わせぬ怒涛の演出は、今だからこそのVFXを駆使して毎回毎回、驚くべき映像を見せてくれます。

そして、新たな物語となったことで、キャストも一新して、オプティマスプライムと熱い絆を結ぶ主人公ケイドには、人生の酸いも甘いも噛み分けたアラフォーのオヤジ、マーク・ウォールバーグが演じていて、究極の肉体アクションに惚れ惚れしますから。

ドラマの部分も、そのオヤジと娘が柱になるので、親子の確執も描かれることになる。前回でのティーン同士の恋愛がメインだったこれまでより、だいぶ大人の物語に変身しているのだ。それに、注目のヒロイン女優には、ケイドの娘テッサに選ばれたのが、現在19歳で「エアベンダー」に出演しているニコラ・ベルツ。
ケイドがオプティマスプライムと出会ったことで、オプティマスを狙うディセプティコンの魔の手が、娘のテッサを人質に捕ってしまう。その娘の恋人にレーサーのジャック・レイナー演じるシェーンが、父親のケイドにあれこれと文句をつけられるが、彼女を取り戻すべく奔走する。

絶滅したと思われたディセプティコンだが、生き残りが協力な戦士、ロックダウンが襲来する。どうやらオプティマスを連れて帰りたいらしく、人類の政府機関とも手を組んでいて彼を探しているのだ。
政府の直属であるシカゴの研究機関、KSIで、最先端テクノロジーでロボットなどを開発。政府の命令で地球に残ったオートボットに対抗させる人造トランスフォーマーを完成させる。KSIの社長には、お馴染みのスタンリー・トゥッチが、ついに分子構造を自在に変化させる技術を完成させる。その相棒には、リー・ビンビンがKSIの科学者に扮して、開発した人造トランスフォーマーを、中国に送ろうと画策する。

消滅したはずのメガトロン(ディセプティコン)の一部を使って、強力な人造トランスフォーマーが作られ、KSIが遠隔操作するも、メガトロンの意志も残り、暴走の危険もあり。これが、香港で暴走するのが笑える。香港の町がトランスフォーマーたちや、恐竜型のトランスフォーマーなどによってメチャクチャになる。
まるでルービックキューブのようなトランスフォーム映像に驚かされる。今回は娘を助けるため人造トランスフォーマーへ戦いを挑むマークの父親の姿に胸を熱くされます。敵の宇宙船のさらわれたテッサを追って、マークと恋人のシェーンが宇宙船に乗り込むのだが、そこで、猛獣型TFとの死闘や、宇宙船からの決死の脱出劇が繰り広げられます。
主人公が自ら戦う場面は前シリーズではなかった展開で、ただ逃げ惑うばかりだったので、今回はマークが敵の機関銃らしき銃を使って応戦するという彼らしさが見えて良かった。

中でも、やはり総司令官のオプティマスプライムが、恐竜型のトランスフォーマーにまたがって、騎士のように剣をかざして戦う姿に感激しました。それと、
新型オートボット、ドリフトの声優には、渡辺謙が担当しているというのだ。ドリフトは、ブガッティ・ヴェイロンから鎧兜の二刀流のサムライ型に変身。ヘリにもトランスフォームし、「俳句」をたしなむ意外な一面もあり、その精神と戦いっぷりはまるで武士道を貫いているようでカッコ良かった。

そして、可愛らしさが1番の人気のバンブルビーは、旧作の2代目シボレーカマロから、その前の初代カマロに。バンブルビーもブラックの部分が増え大人びたデザインに。
この作品のもともとは、日本の玩具がその原点であるということで、「鉄腕アトム」に始まり「鉄人28号」「マジンガーZ」と、漫画原作がテレビアニメ化されて、「マジンガーZ」では巨大ロボットに人間が乗り込み、悪のロボットと戦かい大絶賛された。そして、「機動戦士ガンダム」という革新に行きつくのです。
ハリウッドだから、お金をかけてこれだけのものを作るという、いいじゃありませんか、土台は日本のアニメでも、玩具でもゲームでも、面白ければそれでいいんですよ。
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