パピとママ映画のblog

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トレイン・ミッション★★★★

2018年04月03日 | アクション映画ータ行

リーアム・ニーソンが「フライト・ゲーム」のジャウマ・コレット=セラ監督との4度目のタッグで贈るノンストップ・サスペンス・アクション。通い慣れた通勤電車の中で思いも寄らぬ陰謀に巻き込まれた男が、家族の命を守るために強制的に危険なミッションに挑む姿をスリリングに描く。共演はヴェラ・ファーミガ、エリザベス・マクガヴァン、パトリック・ウィルソン、サム・ニール。

あらすじ:10年間も勤めてきた保険会社を突然リストラされた元警官のマイケル・マコーリー。いつもの通勤電車で帰路についた彼だったが、住宅ローンと息子の学費が大きな不安となって重くのしかかる。そんな彼の前に見知らぬ女が現われ、乗客の中からある人物を捜し出せたら10万ドルを与えるという奇妙なゲームを持ちかける。ヒントは、馴染みの乗客ではなく、終着駅で降りる人物、そして通称はプリンという3つ。警戒しながらも高額な報酬に抗えずとりあえず捜し始めたマイケルだったが、すぐに容易でないと気づく。しかしその時にはすでに相手の罠にハマり、妻子までをも人質に取られて後戻りできないところまで追い詰められてしまうマイケルだったが…。

<感想>リーアム・ニーソン&ジャウム・コレット=セラ監督は、2011年の「アンノウン」から始まった両者の蜜月は7年目に突入し、今回で4作目。話につながりはないが、高度1万メートル上空の旅客機を舞台にした「フライト・ゲーム」に続く“乗り物ミステリー”第2弾というべき企画である。磨きのかかった黄金コンビのコラボを堪能する絶品の列車ミステリー、とにかくハラハラ・ドキドキのシーンが満載であり、リーアム爺さんなんて言わせないくらいハードなアクションを披露する。

妻と息子を拉致して人質にし、マイケルが絶対に任務を完了するようにと頼むその女性は、ジョアンナと名乗る妖艶なベラ・ファーミガである。金目当てに依頼される要件には、ロクなことはないという反省の物語。

その見どころは、列車の中を右往左往しながら乗客の中からその人物を探すのだ。いくら元刑事といっても100人の乗客の中から探すのは無理というもの。しかし、いつも乗っている列車で、馴染みの客が数十人はいる。その人たちをはぶき、怪しいという人物に声をかける。車掌にも頼みそういう人物を探してもらうが、中々見つからない。時間が過ぎると必ず女から電話が掛かって来るのだ。顔なじみの爺さんに警察に電話を掛けてくれとメモ書きを押し付けると、次の駅で降りた爺さんが目の前で、誰かに背中を押されて車に轢かれてしまう。

車両も冷房の空調機が壊れて、乗客を後部列車に押し込む車掌。そこで、マイケルは乗客のいない列車の中を調べ始めると、列車の床下を開けると、FBIの男の死体が入っていた。

そこへ警察がくるので、ヤバイと思い自分もその床下収納庫に潜り込む。そこまではよかったが、そこから線路へと逃げようと必死に足を出し、ぶら下がり、25000ドルの入ったカバンを線路の外へ放り投げ、自分は線路に寝そべる。そこからが、タイミングを計り走る列車の線路から体をひねって列車の外へと出るシーン。それにまたもやその列車に飛び乗るところで、25000ドルの入ったカバンが列車の角にひっかかり、カバンが破けて札束が飛び出てきて散ってゆくとはね。それでも、100ドル札1枚だけは手に取り、またもや車内へ入るところ。

それにラストのクライマックスでは、列車をブレーキをかけて止めようとするも運転手が殺されていて、制御不能になり超高速で列車は走り続ける。このままでは脱線事故が起きるに違いない。後部車両に全員30人くらいの乗客を押し込み、車両の連結部分を引き離す計画を立て、車掌と2人で何とか連結部分を引き離すことに成功する場面もハラハラでした。

それにまだあるのですから、ラストに脱線事故のあと、助かった後部車両の中の乗客たちの中に、マイケルの依頼されたプリンという人物がいることが判明する。そして、そのプリンという女が持っていたものは、昔マイケルが刑事だったころに相棒だった男が、不正をしていて、プリンの恋人が役所でそのことを知り、DVDにその悪質な横領を全部取って置いたのを持っていたこと。

そして、列車の中のマイケルが犯人となってしまい、人質解放の交渉人に横領した犯人である昔の相棒が乗り込んで来る。それに、スワットや機動隊にスナイパーまで待機しており、犯人のマイケルを射殺せよと命令する。この男も悪徳刑事に見えて来る。まったくもって、マイケルが事件に巻き込まれるのは、仕組まれたことだったのですね。

それにしても、マイケルに10万ドルの報酬で列車の中にいる乗客の中から、その荷物(DVD)を持っているプリンを探せという依頼をした女、そのジョアンナが事件の後に、またもや同じ列車に乗っており、そこでマイケルが質問する。それは、マイケルが元の警官に戻り、警察のバッジを見せるマイケルが男らしくて頼もしかった。主人公のリーアム爺さん、まだまだヤレルという自信が見えましたね。

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