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トゥームレイダー ファースト・ミッション★★・5

2018年03月26日 | アクション映画ータ行

かつてアンジェリーナ・ジョリー主演でも映画化された世界的人気ゲーム・シリーズを「リリーのすべて」「エクス・マキナ」のアリシア・ヴィカンダー主演で再映画化したアクション・アドベンチャー大作。美しきトレジャー・ハンター“ララ・クロフト”誕生の物語を、スリリングな謎解きとアクション満載に描き出す。共演はドミニク・ウェスト、ウォルトン・ゴギンズ、ダニエル・ウー。監督はノルウェー出身で本作が記念すべきハリウッド・デビューとなる「THE WAVE/ザ・ウェイブ」のローアル・ユートハウグ。

あらすじ:ロンドンでごく普通の女子大生として暮らしていたララ・クロフトだったが、謎の死を遂げた資産家で冒険家の父が遺したビデオメッセージを発見し、その遺志を継いでトレジャー・ハンターとなり最初のミッションに挑むことを決意する。それは、日本のどこかにあるという神話上の絶海の孤島に隠された幻の秘宝を封印するというもの。その秘宝には世界を滅ぼす邪悪な力が秘められていて、危険な秘密組織トリニティがその悪用を企んでいるというのだった。こうして一人旅立ったララは、香港でルー・レンという男を見つけ出すと、彼を相棒に幻の秘宝を求めて過酷な大冒険へと繰り出すのだったが…。

<感想>今回のアリシア・ビカンダー版ララは、アンジー版よりもしなかやに!ララに同行する船頭役は「ジオストーム」でも重要キャラクターを演じたダニエル・ウー。父が残したメッセージ、それは世界を滅ぼす「幻の秘宝」を封印すること。ララはかつて父と共に謎の島へと渡った船頭の息子と合流。航海を開始するが嵐に巻き込まれてしまう。大波に飲み込まれようとする船から、無事に脱出できるのか……!?

アンジー主演で映画化された「トゥームレイダー」とは?・・・。元はトレイジャー・ハンターの主人公が世界中の遺跡を冒険する英国生まれのゲーム。「ゲーム・ヒロインとして最も成功した人間の女性」としてギネス認定もされた人気キャラだ。アンジェリーナ・ジョリー主演で2001年、03年に映画化され大ヒットしたのである。

今回は、普通の女の子ララ・クロフトがトレイジャー・ハンターになるまでの、始まりの物語が多彩なアクションで描かれている。ロンドンの街を駆け巡る自転車チェイスに始まり、秘密組織との孤島バトル、遺跡トラップと、老若男女が楽しめる仕掛けが満載の王道のアドベンチャーになっていた。

本当は資産家の令嬢ララなのに、総合格闘技ジムに通う、知的で無鉄砲な20歳のララを、アリシア・ヴィカンダーが華奢な身体で熱演している。何だか成長過程みたいな未熟な感じがするが、それはいたしかないとして、か細い体で精一杯頑張っているので許してあげようではないか。

資産家の娘が、父親と何があったの知らないが、家を飛び出して自転車便のメッセンジャーで働きながら貧乏な生活をしているではないか。元のアンジー出演では、初めから豪邸に住んでいるお嬢様なのに、こっちは貧乏で大学もいってないし、言葉も教養だってないし、父親の会社クロフト社の重役であるアン=クリスティン・スコット・トーマスが現れて、7年前に父親が失踪して行方知れずになっていることを聞かされる。

ララは実家の屋敷に戻り、隠し部屋を発見して、父親の素顔を知る。父親にはドミニク・ウェストが演じており、ヒミコが逃れた無人島にまだ生きており、ララと再会するシーンもある。

幻の秘宝を追っていた父からのビデオ・メッセージ、遺跡の場所を示す地図と手帳。悪人トリニティにバレないように、手帳を燃やせと最後の願いを託されるのだが、ララは燃やさないで大事に取って置いたのだ。だから、悪党マサイアスの手に渡ってしまう。

その秘宝とは、邪悪なパワーで統治したヒミコがクーデターに遭い、無人島に生き埋めにされたという。ララと冒険のパートナーであるオンボロ小型船を操る、うだつの上がらない香港の漁師のルーが、突き止めたその遺跡の場所は、魔の海のド真ん中にある超危険地帯。果たして秘宝にまつわる真実とは何なのか?・・・。

そして、秘密組織トリニティに所属する非情な男、マサイアス(ウォルトン・ゴギンズ)。秘宝の神秘な力を利用して、世界征服を企む武装集団“トリニティ”。ルーのボロ船で無人島に着いたララは、組織よる先に遺跡を見つける。陰謀を阻止しようと奮闘するも、なにせ相手は機関銃や最新兵器を持っており、こちらは、旧式な弓矢で頑張るララ。それに、強い女は、みんな汚いタンクトップ一つで薄汚れていて、これってどうにかならないのかなぁ。

「ハンガー・ゲーム」のジェニファー・ローレンスのように、弓矢で悪と闘うっていってもね。無理だよ、このララの役もジェニファーなら良かったのに、何かしっくりとしない。女々しい声で「キャー、ウッフン」なんて色っぽい声を何度も聞かされるんだから、アニメのララは物凄く強いキャラじゃなければダメなのに。「ワンダーウーマン」のガル・ギャドットでも良かったかも。

だから、激流に落ちて流れにのまれ、ジャングルを疾走し、機関銃相手に弓矢で瞬殺っていってもね。アンジーのララは、二挺拳銃で格闘技も強く、絶対に「キャー」とか弱音は吐かない強い女戦士だったのに。

それでも3~4か月のトレーニングで、見事な美ボディを手に入れたアリシア。撮影中も毎朝約1時間のトレーニングをこなしてからセット入りして、半熟卵など決まった食事を3時間間隔で、1日5回も食べたというから。

無人島で遺跡を見つけて、父親とも再会するし、悪党マサイアスとも出会うし、岩の扉を開けるには、どうしたらいいものか?・・・まさかララがあっと言う間に扉を開けるって、つまり扉になっている岩が崩れて洞窟になっていた。

そこからが、「インディ・ジョーンズ」ばりのトラップがたくさん仕掛けられており、ヒミコの棺に辿り着くまでは命を落とす人が大勢いる。床が落ちたり、壁が横から武器をなって体を切り刻むし、棺を開けると中から疫病の菌が風に乗って人間たちを蝕んでいく。これは、現代の戦争でよく使われる細菌の液体を飛行機でばら撒き、人間を殺す化学兵器のことだろう。

しかし、“秘密組織トリニティ”のボスは、きっと会社を牛耳っているアン=クリスティン・スコット・トーマスなのだろう。ララに対して優しい言葉をかけても、裏の顔は腹黒い感じの女ボスに違いない。ララが、「会社のことは全部アンに任せるわ」なんて馬鹿なことを言ってるしね。続編がありそうな感じで終わるも、お客さん余り入っていなかったよ。これでは続編作るのは無理かも。

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