パピとママ映画のblog

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美女と野獣 ★★★.5

2014年11月04日 | アクション映画ーハ行
映画やアニメーションなどで世界中の人々に愛されてきた世界的に著名な小説を、『サイレントヒル』などのフランスの異才クリストフ・ガンズ監督が映画化。『アデル、ブルーは熱い色』などのレア・セドゥがヒロインを演じ、野獣の姿をした王子の秘密に迫っていく。孤高の野獣を『ブラック・スワン』などのヴァンサン・カッセルが好演。美しくも切ない真実の愛の物語に胸が震える。

あらすじ:ベルの父は承認として大きな商いをしていたが、持ち船が遭難したことで破産してしまう。失意の父は森の中の古城に迷い込み、恐ろしい野獣と出会う。その庭で一輪のバラを盗んだ代償に、命をささげるよう言われる。

父親の代わりに、若く美しい娘ベル(レア・セドゥ)が野獣(ヴァンサン・カッセル)の住む城に死を覚悟で城を訪れるが、野獣は夕食を共にすることを命じ彼女を引き留める。

彼女は命さえ投げ出す覚悟で城に出向いたものの、毎晩同じ時間に野獣と夕食を取る以外何の制約も受けなかった。ベルは夢の中で古城がかつて多くの人たちでにぎわい、美しいお姫様がいた事を知る。古城を探検するうちに、ベルは野獣の素性を考えるようになっていく。そして彼女は、恐ろしい外見の野獣の意外な過去に気付く。ベルは一時的に自宅へ帰ることを許されるも、その留守を狙って街の荒くれ者たちが城に押し寄せる。

<感想>ディズニーアニメで有名な「美女と野獣」の実写版。18世紀にフランスで書かれた原作小説をもとに、なぜ王子は呪われて野獣に姿を変えられたのかなど、今まで謎だった部分が描かれており、アニメ版を見た人にも楽しめる映画になってます。

美女ベルを演じたのは「アデル、ブルーは熱い色」で、カンヌ映画祭でパルムドールを受賞したレア・セドゥ。ボーイッシュだった前作から一転して、貞淑なヒロイン役を凛々しく、ヘアメイクや衣裳もゴウジャスでとても美しく演じているのが印象的でした。

野獣役にはフランス映画界きっての性格俳優ヴァンサン・カッセルが、「特殊メイクはいらないのでは?」と思わせるほどの熱演ぶりに感心しました。ですが王様でなくて王子様って、年が離れすぎでは、もっと若手の俳優さんの方が良かったのかもしれませんね。
野獣に変貌されてしまった王子は、森で鹿狩りが大好き。ある日、大きな雌鹿を見つけて逃がしてしまい、絶対に捕えようと金の矢で見事その雌鹿を射ぬいてしまうのです。それが、まさか愛する王妃だったとは。森の精である姫君が人間の姿で、王子と恋に落ちてしまったわけ。
王子が森の精の姫を殺したことで、森の神様がかんかんに怒り、王子を野獣に変身させてしまい、その呪いを解くには人間の愛情が必要ということ。傲慢だった王子も野獣に変身させられ、その身体では人間の女性に好かれないと落ち込んでしまう。“野獣を王子の姿に戻す”女性の真実の愛の力とは、姿形ではない心優しい野獣に惹かれていく、女心ってあるのでしょうか?・・・。やっぱり見た目が恐ろしい野獣だから、その感覚でいくと自分がそのうち野獣の餌食になるのでは、という感情が走ってちょっと無理かもですよね。

ですが、映画の中のベルは、野獣の瞳の奥に悲しみを湛えている姿に少しずつ気持ちが変化していき、野獣を恐れて従うだけでなく、特に怒らせるようなことを厭わずに言ってしまう。そんなベルの勇気ある言葉の率直さに、観ていて冷や汗をかいてしまいます。ですが、夜毎見る夢に野獣の過去を知ったベルは知らず知らずに彼に惹かれていくんですね。
ですから、その愛を自覚するや、自分を欺こうとせず命を賭けて貫こうとする、そんな彼女の愛こそが、野獣にかけられていた呪を解くのは周知のとおりだったのです。孤独な野獣が抱える想いに胸を締め付けられつつ、街の泥棒たちが古城に押し寄せてお宝を盗む。

野獣との対決ではあの黄金の矢で野獣を射ってしまう。驚いたベルは、野獣の傍にいくと王子に変身していた彼を見つけて、命の泉に沈めるのです。やがて甦った王子とベルは、森の中に倒れていた巨人像に助けられ、村へと帰って行くのです。二人に幸せが訪れる終盤には、ベルが見せる微笑みと二人の我が子に恵まれる幸せと、村で花屋を営む夫(王子)との平凡な暮らしが幸せそうに見えました。

ディズニーアニメと違って、ミュージカルシーンはなし。クリストフ・ガンズ監督は「サイレントヒル」を大ヒットさせた映像クリエイターであり、本作もCG満載のファンタジック・アドベンチャー作品に仕上げています。森に閉ざされた古城を舞台に幻想的に展開するが、後半は予想外なスペクタルシーン(石像の巨人が起き上がり暴れまくる)が待っています。
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