パピとママ映画のblog

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ラストレター★★★・5

2020年01月26日 | アクション映画ーラ行

「Love Letter」「スワロウテイル」の岩井俊二監督が、自身の出身地・宮城を舞台に、手紙の行き違いから始まった2つの世代の男女の恋愛模様と、それぞれの心の再生と成長を描いたラブストーリー。主人公・裕里を松たか子、未咲の娘・鮎美と高校生時代の未咲を広瀬すず、鏡史郎を福山雅治、高校生時代の鏡史郎を神木隆之介がそれぞれ演じる。

あらすじ:姉・未咲の葬儀に参列した裕里は、未咲の娘・鮎美から、未咲宛ての同窓会の案内状と未咲が鮎美に遺した手紙の存在を告げられる。未咲の死を知らせるため同窓会へ行く裕里だったが、学校の人気者だった姉と勘違いされてしまう。そこで初恋の相手・鏡史郎と再会した彼女は、未咲のふりをしたまま彼と文通することに。やがて、その手紙が鮎美のもとへ届いてしまったことで、鮎美は鏡史郎と未咲、そして裕里の学生時代の淡い初恋の思い出をたどりはじめる。

<感想>この作品は、想いをしたためてから相手に言葉が届くまでタイムラグがある“手紙”をモチーフに物語を紡いだ作品といえる。私自身は、日常的に手紙を書くということはありませんね。むしろスマホでメールを活用しているわけです。でも、昔、学生時代に坂のぼると、やはり手紙か、ハガキで文通というか、相手と通じ合うことをしていたわけで、懐かしいかぎりです。

携帯電話やネットの発達で、男女間の機微、ひいては出逢いや再会を物語としては、描きづらくなった時代に、発想の転換を示した作品ともいえるのではないかと思います。

この作品の中では、勘違いから始まった文通が、初恋の記憶を甦らせる、そんな妹・裕里の物語が、初恋の相手の、姉の未咲の文通の男、鏡史郎との再会を描いている。現在は結婚をして2児の母親になっている裕里にとって、胸がときめく青春時代の、初恋の相手と再会できるというチャンスだったわけで。

この手紙は、自分が初めて恋をした男性、神木隆之介が演じた鏡史郎が、姉の未咲に恋をしてしまうのですね。姉の未咲宛てに書いた恋文を、妹の裕里が自分勝手に、姉には渡さないで自分で読み、返事を書いていたわけで、本当だったらとても意地の悪い妹でもあり、姉がその手紙を受け取っていれば、もしかして返事も書かずに終わっていたかもしれませんね。

姉の未咲は、大学卒業後、夫の阿藤(豊川悦司)と結婚をして娘を生み、夫の暴力やDVで悩み、夫婦仲も悪くなり、離婚をしてから自殺未遂を何度も続けて、最後には自殺をしてしまったというのが本当のことで、しかし、世間体のこともあり、両親は病気で亡くなったことにしていた。

葬儀の後に、姉の高校時代の同窓会のハガキが届き、それを見て、何を想ったのか、妹の裕里が姉の代わりに出席をしたのだった。それに、同級生たちは、姉にそっくりの妹を姉の未咲だと勘違いをして、そのまま、裕里も姉に成りすまして近況を報告するのでした。

その席で、裕里の初恋の人、鏡史郎(福山雅治)も来ており声をかけて来るのだ。初恋の相手であり、姉の代理での文通の相手でもある彼に会い、心がときめく裕里だったが、やはり、鏡史郎は自分の手紙が裕里が書いたものだと見抜いていたようだった。姉が亡くなったことを知らせると、驚く鏡史郎。

そして、姉が誰と結婚をしたのか、結婚の時の住所は何処なのかとか、ねほりはほり聞いて来るわけで、その後は、姉の住んでいたアパートへ行くと言うのだ。

その昔の姉が住んでいたアパートを、訪ねて行く鏡史郎がそこで出会ったのは、夫の阿藤(豊川悦司)であり、同棲をしている女・中山美穂が、夫は酒場で飲んでいると言う。その酒場を訪ねると、未咲の人生を滅茶苦茶にしたと思われる阿藤(豊川悦司)という男に会う。だらしなくて、酒飲みで、妻の未咲を殴ったりしたのだろう、それでも娘と3人で生計を立てて夫婦生活をしていたと思うと、やりきれなさが込み上げてきたと思う。

だが、阿藤は鏡史郎のことを知っており、小説家だということ、その1番目に書いた小説が「未咲」というタイトルで、初恋の未咲をモデルにした小説であり、幾つかの賞も取ったようだ。その小説のことをボロクソに言われ、怒る鏡史郎だが、それでも酔っ払い相手の阿藤を殴る気にはならなかったようだ。

彼にしてみれば、初恋の女,未咲と再会して、また小説が書ければいいと想っていたようだった。その後、結婚もしていないで、未咲のことを未だに追い続けているような鏡史郎。20数年もの間、彼女のことを想い、小説が書けないでいるのだ。

鏡史郎が最後に書いた手紙が、実家宛てに届き、その手紙をかってに開けて読み、その返事を母親に代わって書く娘の鮎美がいた。何てことだ、またもや本人の未咲は天国へ召され、代わりに書いたのがその娘だったとは。

それに、同窓会で再会した妹の裕里もまた、鏡史郎に手紙の催促をして、書くようにと懇願するのだ。彼からの手紙を待ち続ける裕里、その手紙のことで、スマホのメールには、鏡史郎からの確認のメールが。それを見た夫が、怒り心頭で、スマホを風呂場の裕里が入っていたお湯の中へと投げ入れるとは。

裕里の夫は、漫画家の庵野秀明さんで、おっとりとしてそんな短気な性格にはみえないのだ。まぁ、怒っているにはそうだが、妻が浮気をしているとか?・・・まさかそんな在り得ないことで、よくよく考えてみれば何事もない状態なのだ。

姉の未咲を演じた広瀬すずが、自分の娘の鮎美との二役を演じており、広瀬すずの演技の幅が広がったことと、妹の裕里の松たか子の巧いしたたかな演技に、鏡史郎の高校生の神木隆之介と、大人の福山雅治のお二人さんもそれぞれに輝いてましたね。

岩井俊二監督の故郷である白石市に仙台市と、地元である私にとってはとても嬉しいことであり、舞台となる風景や、地名など、美しい杜の都がスクリーンに映し出されており、本当に喜んでおります。

残念ながら「Love Letter」を鑑賞してないので、これからでもDVDで鑑賞したいとおもってます。

 

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