パピとママ映画のblog

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エクスペンダブルズ2 ★★★★

2012年10月23日 | アクション映画ーア行
シルヴェスター・スタローンを筆頭に、アクション・スターが一堂に会した超大作の続編。墜落機からのデータボックス回収を引き受けた傭兵(ようへい)部隊エクスペンダブルズが、それを機に旧ソ連軍の埋蔵プルトニウムをめぐる壮絶な戦いに巻き込まれる。前作に続いての出演となるジェイソン・ステイサム、ジェット・リー、ドルフ・ラングレンらに加え、『最後のブルース・リー/ドラゴンへの道』のチャック・ノリス、『その男 ヴァン・ダム』のジャン=クロード・ヴァン・ダムも参戦。戦車が市街地を砲撃しながら激走するなど、前作を上回る迫力の見せ場が次から次へと現れる。
あらすじ:自らを消耗品と名乗る最強無敵の傭兵軍団エクスペンダブルズ。リーダーで軍用銃のエキスパート、バーニー・ロス(シルヴェスター・スタローン)。元SAS(英国特殊部隊)隊員でナイフの専門家、リー・クリスマス(ジェイソン・ステイサム)。マーシャル・アーツの達人、イン・ヤン(ジェット・リー)。大型銃器のスペシャリスト、ヘイル・シーザー(テリー・クルーズ)。
爆破のプロフェッショナル、ツール・ロード(ランディ・クートゥア)。狙撃と空手の名手ガンナー・ヤンセン(ドルフ・ラングレン)。そして元SASR(オーストラリア特殊空挺連隊)隊員の若き天才スナイパー、ビリー・ティモンズ(リアム・ヘムズワース)。

彼らの今回の仕事は、バルカン半島アルバニア領の山脈に墜落した輸送機に積まれていたデータボックスの回収。ボックス内の機密データは旧ソ連軍が埋蔵した大量のプルトニウムの埋蔵場所を示すもので、もしそのプルトニウムが軍事独裁国家などに渡れば、世界が破滅への道をたどることは間違いない。
データボックスが格納された金庫は120秒ごとに変化するアクセスコードに守られており、誤ったコードを入力すると爆発する仕掛けになっている。CIAのチャーチ(ブルース・ウィリス)はその暗証番号解読のため、マギー(ユー・ナン)という女性エージェントを派遣、エクスペンダブルズに同行させる。彼らはGPSをたどってデータボックスを発見、マギーが鮮やかにコードを解除するが、そのときヴィラン(ジャン=クロード・ヴァン・ダム)とその右腕へクター(スコット・アドキンス)率いる謎の軍団がエクスペンダブルズを包囲、見張りにあたっていたビリーを人質にしてボックスの引き渡しを要求する。
バーニーはビリーの命を優先し、仲間に武器を捨てさせ、ヴィランにボックスを渡すように命じた。だがヴィランはボックスを受け取るや、バーニーたちの目の前でビリーを殺害し去って行く。ヴィランは機密データを利用して大量のプルトニウムを掘り出し、それを某国のクライアントに売り渡そうとしていた。
彼はすでにその準備のため一国の軍隊にも匹敵する軍団を組織し、アルバニアのある村を占拠、村の男たちを強制的にプルトニウムの埋蔵現場で働かせていた。ヴィランたちが潜む村を突き止めたエクスペンダブルズは、村に残された女性たちの助けを借り、ヴィランとその部隊の殲滅作戦を開始。
やがて、その闘いにネパールでバーニーに命を救われたトレンチ(アーノルド・シュワルツェネッガー)やチャーチ、さらに伝説のコマンド、ブッカー(チャック・ノリス)らも援軍として参戦、バルカンの大地を熱く焦がす激しいバトルが始まろうとしていた……。(作品資料より)
<感想>自らをエクスペンダブルズ(消耗品軍団)と名乗る傭兵部隊を率いる男の中の男。今回は、CIAの依頼でバルカン半島に墜落した中国の輸送機の捜索に出動するが、・・・。スタローンって、なんか凄く繊細で、細やかな心遣いができる、自分から押し売りしていないところが凄くいいんですよね。「ロッキー」の時より好感度がいいと思います。ある理由から、女性だらけの村に迷い込んでしまった消耗品軍団。ナイーブな親父にとってはある意味、本作最大の正念場なのかも。

バーニーの懐刀、ジェイソン・ステイサム。元ASの傭兵で、ナイフの達人でステイサムがメンバーに入っているだけで生まれる心強さと現代感。おっさんしか出ていないから、ステイサムがメンバーじゃなかったらいつの映画か分らない。だが、ステイサムが今回も大活躍しているんだから、まぎれもない2012年の映画なんですね。
大型狙撃銃バレットM107を使いこなすビリー、ちなみに演じるリアム・ヘムズワースは「マイティ・ソー」のクリス・ヘムズワースの実弟。

前作では殺そうとしたバーニーの横で、迷いのなさすぎる相棒ズラを披露するガンナー役のドルフ・ラングレン。1作目で消えかけたのに、「2」では出番が増えている。それが嫌味になっていない、元裏切り者で今は笑い者。これが叩き上げ男子のド根性を見せつける。
そしてベトナム系中国人傭兵のasイン・ヤンことジェット・リー。特技はクンフーなのだが、それよりも得意なのがホラ吹きって、仲間たちに「俺には家族がたくさんいる」と言うが、実際に家族を見た者はいない。今回消耗品軍団からあっさりフェイドアウトする。画面に出なくても「いつ出てくるんだろう」って、やっぱりジェエト・リーが大好きなんですね。
一匹狼の傭兵で地上最強の男、何処からともなく現れては、眉ひとつ動かさずに悪党だらけの死体の山をこさえてしまう。その存在はあまりにチャック・ノリスなため、エクスペンダブルズの世界では都市伝説のようになっている。
この人を語る時、小さいとかブサイクとかいろんな形容詞を使いますが、この作品では最強、無敵、絶対、と強烈なキャラクターでした。

そして前回では少ししか出番がなかったasチャーチこと、ブルース・ウィリス。今回もエクスペンダブルズに危険なミッションを強制依頼。彼の大活躍のシーンもあるのですが、「俺様」的な前に出しゃばることなく、みんなで仲良くという立ち位置で、男としての完成度は上がってますね。
それに、エクスペンダブルズのライバル会社を経営している「アイル・ビー・バック」一筋のアーノルド・シュワルツェネッガー。この人もあんまり出番が少ないと思っている方たち、それがびっくり箱なんです。そんなことになるとは、誰がかつて期待しただろうか。彼が何時、何処から出てくるのか分からない?・・・観客が気を抜いた時に登場するシュワちゃんに嬉しくなるのは、彼のファンゆえにですよね。
前作の出演依頼を断ったのにも関わらず、今回悪役のボスキャラとなるヴァン・ダム。クライマックスでスタローンに股割キックをプレゼントする時の表情は、本当に嬉しそうでした。

エクスペンダブルズのポスターを見ていて、なんで悪い奴らが善玉と一緒に並んでるのか?・・・悪役のヴァン・ダムがエクスペンダブルズに溶け込んでいるから、誰が敵だか分からない。一番悪そうな顔していると思うのはスタローンだし、ブルース、ジェット・リーあたりも悪そうな顔しているんですよ。
この映画の中でストーリー性とか、感動とか期待してはいけない。スタローンたちが、「男とはどういう生き物だったのか」と伝えたいんですね。だからこれくらいの集団が必要なのでしょう。そうじゃなかったら、これだけの集団を組む意味がないと思うんですよ。観ていてこれだけのメンツが揃えば、どの俳優を贔屓に観て楽しむというより、全体的にみんなを応援したくなりますね。
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