パピとママ映画のblog

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任侠ヘルパー ★★★★

2012年11月22日 | アクション映画ーナ行
極道者が介護ヘルパーになるという破天荒な設定で人気を博した同名TVドラマの劇場版。老人介護施設を舞台に、福祉事業の利権に群がる政治家や暴力団に立ち向かう男の奮闘を描く。監督は「容疑者Xの献身」の西谷弘。出演は「僕と妻の1778の物語」の草なぎ剛、「HOME 愛しの座敷わらし」の安田成美、「きな子 見習い警察犬の物語」の夏帆。

あらすじ:指定暴力団「隼会」を抜け、堅気となった元極道者・翼彦一(草なぎ剛)はコンビニで働きながら細々と暮らしていた。ある日、金に困って強盗に入ってきた元極道の老人・蔦井雄三(堺正章)を見逃したことから刑務所送りになった彼は、獄中で蔦井と再会。
元極道であることの生きづらさを感じていた彦一は、出所後、その老人のツテを頼って「極鵬会」組長・朝比奈道俊(宇崎竜童)を訪ね、そこで再び裏の仕事に手を染め始める。その仕事は、老人相手の闇金とその闇金で破産した老人たちを「うみねこの家」という老人介護施設に入れ、生活保護や年金をせしめることだった。
なんの設備もなく、悪臭漂う最悪の環境の中で生活する老人たちを見ながら、最初は淡々と仕事をこなしていた彦一だったが、次第に老人を食い物にする状況に苛立ちが募るようになっていく。
そして遂に彦一は「うみねこの家」の立て直しを決意。だが、貧困ビジネスを目の敵にする市議会議員・八代照生(香川照之)と、老人を金づるとしか思わず、施設の改善など意に介さない極鵬会が彦一の前に立ちはだかるのだった……。

<感想>もとは極道だった男が、その素性を隠して老人介護の世界に飛び込む。なんて荒唐無稽な設定なのに、老人介護施設の描写にえらくリアリティがあって評判をとったフジテレビの連続ドラマ「任侠ヘルパー」の映画化である。
お話は、刑務所を出所した主人公の翼彦一を演じる草なぎ剛が、老人相手の闇金と、そこで破産した老人を介護施設にぶち込んで、生活保護や年金をせしめるあくどい仕事に関わることになる、・・・。
という展開なのだが、ドラマ版はかなり笑いの要素も強かったのに、映画版では意外にもガチで笑い一切なしのシリアスな物語になっている。
ヤクザ者を演じる草なぎ剛は、時折不気味な凄みを見せるのが怖く、他も意外性のあるキャスティングが見どころでもあり、「この人がこの役?」というような面白さもあります。
ゴミダメ見たいな老人介護施設の管理人に、老けたリリィさん。介護老人役の品川徹は、往年の天本英世みたいなムードになってるし、上品なお婆さん役の多い草村礼子がボケ老人に、その元夫で、今はヨボヨボの老人となった元極道の入れ墨背中にバッチしの堺マチァアキ。町の市議会議員役で香川照之さんは、相変わらず熱く演じているし、ボケ老人になった母親を、施設に入れることに苦労するシングルマザーの娘に安田成美が。
で、ヤクザの大親分に宇崎竜童、その部下に杉本哲太という配役。なんだかGSから続く不良系のロックバンドの上下関係がそのまんまという感じが笑える。
しかし、最大の驚きは、あのキュートな美少女、夏帆がなんと苦労人のキャバ嬢役で、旅館の宴会場で「渚のシンドバット」を歌う姿など、意外と水商売役がハマっていて好演。
もちろん主人公の草なぎ剛くん、いつもに増して背中に入れ墨して極道を演じるので、気合が入って凄みもあります。老人施設で長谷川和夫とか市川雷蔵とかもてはやされているが、どちらかというと高倉健さんのような風貌。まぁ健さんの演技には程遠いですがね(苦笑)だが、かなり演技の幅は大きく感じましたよ。
介護施設のあまりにも酷い現状、まぁこんな施設があるとは考えられませんがね。
最近は団塊世代の方たちが65歳を超えて、これから老人介護施設を増やさないと追いつかない。見ていて笑いの部分もあるが、深刻な老人福祉問題が頭に残り笑って見てられなかった。
2012年劇場鑑賞作品・・・128 
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