パピとママ映画のblog

最新劇場公開映画の鑑賞のレビューを中心に、DVD、WOWOWの映画の感想などネタバレ有りで記録しています。

セラヴィ!★★★★

2018年07月18日 | アクション映画ーサ行

「最強のふたり」「サンバ」のエリック・トレダノ&オリヴィエ・ナカシュ監督コンビが贈る結婚式コメディ。引退を決意したウェディングプランナーが、人生最後の大仕事と意気込む結婚式で、次々と予期せぬ騒動に見舞われるさまをコミカルに綴る。主演は「ムッシュ・カステラの恋」のジャン=ピエール・バクリ、共演にジル・ルルーシュ、ジャン=ポール・ルーヴ、ヴァンサン・マケーニュ。

あらすじ:ウェディングプランナーとして長年にわたり数々の結婚式をプロデュースしてきたマックスだったが、そろそろ引退の頃合いと思い始めていた。そんなある日、彼のもとに17世紀の古城を使った豪華絢爛な結婚式の依頼が舞い込む。しかし新郎新婦にとっての最良の舞台にしてあげたいとのマックスの意気込みとは裏腹に、集まったスタッフたちは揃いも揃ってポンコツばかり。次から次へとトラブルを引き起こし、いつしか式は混沌の様相を呈していくのだったが…。

<感想>日本公開フランス語映画歴代興行収入1位の大ヒットを記録した「最強のふたり」のエリック・トレダノ&オリヴィエ・ナカシュ監督最新作。トラブルだらけの結婚式場の1日をユーモア満点に描いている結婚式コメディ。ハレの日もあれば、悩める日もあるさ。結婚式を舞台に繰り広げられる、遊びゴコロと優しさに満ち溢れた、私たちへの人生賛歌になってました!

30年のキャリアを持つ、初老のウェディングプランナー、ジャン=ピエール・バクリが主人公を務め、ジル・ルルーシュ、ジャン=ポール・ルーヴ、ヴァンサン・マケーニュらが共演している。古城を舞台にした豪華な結婚式の依頼に、マックスは式の成功に向けて完璧に準備を整えるのだが、ポンコツなスタッフの不手際で、結婚式はトラブルが続出の惨事と化していくのであります。

それは古い屋敷なので、電気の使い過ぎでショートしてしまい停電するし、冷蔵庫のスイッチが切れて、メインの料理・羊肉のソテーが全部腐ってしまい、それを始めに食べたバンドマンたちが腹痛を起こしてしまい、バンドはジル・ルルーシュのワンマンショーとなってしまう。メイン料理の替わりに冷凍パイ包を解凍してオーブンで焼き上げる。しかし、そのパイの中身が鰯のオイルサーディンで、かなり塩辛く炭酸の水を1人1本ずつ配り、腹を満たさせる計画。

とにかくにも、本当にゲラゲラと笑えるコメディになっていた。ジャン=ポール・ルーブが演じているカメラマンの男が、スマホで自分と意気投合する女性を捜し、会場の中にいるのを見つけて、ラブラブカップルになってしまう。その相手が、新郎の母親であるとは驚きです。でも美しい姑さん。息子の結婚式に、自分も満足して帰るとは。

それに、バンドのヴォーカルの男は、ワンマンショーで自分本位で歌を歌うし、ジル・ルルーシュが演じているのだが、本人が歌を歌っているのか凄く巧いときてる。食事担当の黒人女性アデルのアイ・アイダラと、初めは喧嘩をしていたが、いつの間にか抱き合いキスをして出来てしまうのだから、フランス人たちの恋愛事情が物凄いことになっていた。この二人が、新郎の余興のバルーンのロープを両端で持っていたのに、目と目を見つめ合って手を放して、しまいには抱き合いキスをする。

特に新郎のピエールが自己中男で、途中でスピーチを長々としては来客にドン引きさせるし、最後に自分の得意とするバレエみたいな、大きな風船にぶら下がり宙に浮いて、まるで白い白鳥みたいな感じで良かったのに、風船のロープを持っていた両端のスタッフが、ドジをする。それは観ていて、とてもロマンチックであり、なんて素晴らしい余興だろうと誰もが上を仰いで見つめ、そこへラストの花火に火が付いてしまい、綺麗なのだが物凄い勢いで全部の花火を打ち上げてしまったから大変なことになってしまう。

どうしようもないのが、マックスの甥っ子のバンサン・マケーニュも、新婦と知り合いらしく、勘違いの愛しているで、給仕の仕事をそっちのけにして、客を装い新婦の傍にべったりと座って、挙句にダンスまで踊っているずうずうしさに驚いた。

マックスと付き合っている仕事仲間のスザンヌ・クレマンは、マックスが妻と離婚をしてくれないことに苛立ち、若いスタッフと仲良くなり、ダンスシーンとかキスなどをこれ見よがしに、マックスに見せつける。

マックスもまだ妻に未練があり、離婚の事を切り出していない。だが、妻は元恋人とよりを戻して、一緒になるという結果に、最後にはジョジアーヌに結婚を申し込むという嬉しい結果になるから、フランスでは当たり前のことなのかも。それでも、12時半頃には、何とか式は終わりになり、来客は帰ってしまう。

ラストまで、お腹を抱えて笑えるドタバタ劇になっていたが、深夜から明け方までにかけてのシーンが、とても感動的で素晴らしかったです。屋敷の中にローソクを灯して、民族楽器の演奏に合わせて、新郎新婦がダンスをしている。見ていて、心に残る名場面になっていた。うっとりとした顔の新郎新婦に幸あれですね。

018年劇場鑑賞作品・・・140アクション・アドベンチャーランキング

 

 映画に夢中

 トラックバック専用ブログとして、エキサイトブログ版へ

 トラックバックURL : https://koronnmama.exblog.jp/tb/29940740


この記事についてブログを書く
« モリのいる場所★★★★・5 | トップ | フジコ・ヘミングの時間★★★・5 »

アクション映画ーサ行」カテゴリの最新記事