パピとママ映画のblog

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アトミック・ブロンド★★★★

2017年10月21日 | アクション映画ーア行

 

「モンスター」「マッドマックス 怒りのデス・ロード」のシャーリーズ・セロンが美しき最強女スパイを演じるサスペンス・アクション。冷戦体制崩壊直前のベルリンを舞台に、極秘ミッションに臨むヒロインが、次々と現われる刺客相手に壮絶な戦闘アクションを繰り広げるさまを、リアルかつスタイリッシュに描き出す。共演はジェームズ・マカヴォイ、ジョン・グッドマン、トビー・ジョーンズ。監督はスタント畑出身で、「ジョン・ウィック」では共同監督を務め、「デッドプール」続編の監督にも抜擢されるなどハリウッドで注目を集めるアクション演出のスペシャリスト、デヴィッド・リーチ。

らすじ:冷戦末期の1989年。英国秘密情報部“MI6”の凄腕エージェント、ローレン・ブロートンは、何者かに奪われた極秘リストの奪還と、二重スパイ“サッチェル”の正体を突き止めよという密命を帯びベルリンに降り立つ。早速現地で活動するスパイ、デヴィッド・パーシヴァルと合流するが、彼女の行動は敵側に筒抜けとなっていた。誰が敵か味方かまるで分からない状況の中、次々と襲いかかる殺し屋たちを、強靱な肉体と圧倒的戦闘スキルでなぎ倒していくローレンだったが…。

<感想>本作の特長のひとつが、激しいアクションとファッショナブルなローレンのギャップ。場面写真では、黒のロングコートに身を包み路地裏に立つロレーンの姿や、華やかなドレスでバーを訪れたシーン、白のコートを着こなし、任務に当たる様子が描かれている。

シャリーズが美しき女スパイ役というから、てっきりお色気たっぷりの華麗でスタイリッシュなアクション映画を期待していたら、観てびっくり、本作のシャー子さんは、激しいアクションとファッショナブルなローレンのギャップの二つを演じていました。

確かに冒頭のブルーに染まった画面とか、全裸で氷が浮かんでいるバスタブに浸かったシャー子さんが、ウォッカをがぶ飲みしてタバコの煙がたなびき、そこにデヴィッド・ボウイの歌声が流れるあたりは、鳥肌が立つぐらいにカッコよかった。ですが、よくよく見ると、彼女、顔も体も傷だらけなんですよ。

そして、事件が終了して帰国した彼女が上司から尋問を受け、その証言が回想シーンとして描かれるという設定で展開。いかに凄い戦いだったのかを暗示しているわけですね。

今回のシャー子さんのアクションは、正面から殴り合ったりして、結構やられる展開もあるので観ていて痛々しくなっちゃうぐらいで、男の腹をグーで殴るとか、肘でド付くとか、あとは背負い投げとか、面白かったのが、ゴムホースを武器にして、ホースを男の首に巻き付けて、窓から下の階へとダイブするシーンも凄かった。

拳銃の使い方も、ナイフの使い方も男みたいな仕草で、さすがに「マッドマックス 怒りのデス・ロード」で演じたフュリオサのシャー子さんも凄くカッコ良かった。今回のアクションは男らしくて、頼もしく見えましたよ。

殺し屋たちを相手に階段で繰り広げる約7分間の戦いなんて、まるでワンカットみたいに撮られているから、観ている方も力が入って疲れてしまうほど。

ともかくシャー子さん扮するローレンが、男前なんですよ。ベッドシーンの相手も女だし、つまりレズってこと。「キングスマン」や「ザ・マミー」でさんざん強い女を演じていたソフィア・フテラが、妙に可愛い役で笑ってしまうけど、やはりシャー子さんの前では貫禄負けってことなのかもね。

徹底的にシャーリーズ・セロンをカッコ良く美しく描くということに神経を集中させたような画面作りで、MI6の諜報部員ということなので、女王陛下とご対面式典があるとかで、ラストで着ている、ディオールの真っ赤なコートには、さすが女優と言う美しさで、何より輝いて見えましたね。彼女のプロモーション映画といっていいかも。

映画の中での音楽が、80年代を知っている人なら、当時のヒットナンバーが次々と流れてくるから、長いPVとしても楽しめるはず。

ローレンの上司に、ジョン・グッドマン、トビー・ジョーンズが出てます。それに、イギリスの諜報部員として、デヴィッド・パーシヴァル役にジェームズ・マカヴォイがスキンヘッドで出ているし、彼は不審な行動の多い男で、スパイといっても、裏切りやこさん臭さを漂わせながら、物語をかき回す男を演じている。だから単純なアクション映画だと思っていると、最後にあっと驚く仕掛けが用意されているし、ひねりも充分ですよね。クールでポップな“女性版ボンド”を心底楽しそうに演じるシャー子が最高!

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