パピとママ映画のblog

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ザ・ファブル★★★★

2019年06月26日 | アクション映画ーサ行

「SP」「図書館戦争」の岡田准一が、一般人として普通の生活を送るという過酷なミッションに挑む伝説の殺し屋を演じる痛快アクション・コメディ。南勝久の大人気コミックスを原作に、誰も殺してはならないというボスの指令を忠実に守ろうとする主人公に、次々と試練が襲いかかるさまを、迫力のアクションとともにコミカルに描く。共演は木村文乃、山本美月、佐藤二朗、安田顕、佐藤浩市。監督は「ガチ星」「めんたいぴりり」の江口カン。

あらすじ:どんな相手でも6秒以内に殺してしまう伝説の殺し屋“ファブル(寓話)”。ある日、彼の育ての親でもあるボスに呼び出され、一年間の休養を命じられる。しかも、その間は決して人を殺してはならないとクギを刺される。ボスには絶対服従のファブルは佐藤アキラという偽名を使い、相棒のヨウコと兄妹のフリをして、大阪の街で一般人として暮らし始める。不慣れなことばかりで戸惑いつつも、真面目に普通の生活を学び、一般社会に溶け込もうと奮闘するアキラ。バイト先の女子社員ミサキや社長の田高田とも親しくなり、少しずつ普通の生活が板についてきたアキラだったが…。

<感想>あなたの隣のちょっとヘンな人は、休業中の殺し屋かもしれない。“伝説の殺し屋”が挑む究極のミッション!1年間一般人として暮らすことを命じられた彼は、殺人厳禁と言う新たな掟(破るとボスに殺される)に従って、「プロの普通」を目指すのだが、・・・。

「どんな相手でも6秒以内に殺す」をモットーに、伝説の殺し屋と言うと、デンゼル・ワシントンの「イコライザー」を真似した感じであり、拳銃の撃ち方は、キアヌの「ジョン・ウィック」のようでもあり、プロフェショナルな殺戮を繰り返して来た凄腕の殺し屋のアキラ。それを演じているのが時代劇での殺陣技が続いていた俳優の岡田准一。

そんな、実写化するには物理的にも肉体的にも、相当ハードルが高いことが予想される、南勝久の大人気コミックのトリッキーな設定を、ガチンコハードなアクションの造形と、肩の力を抜いたユーモアの合わせ技で痛快エンターテインメントに仕立て上げてしまったのが、この「ザ・ファブル」である。

邦画の現代劇でここまでアクションを全面に押し出し、血が湧き肉躍るような動的な興奮を呼び覚ます作品は、近年まったくもってなかったと思う。だが、それが格闘家のプロである主演の岡田准一の、肉体のリアリティなくしては実現不可能だったに違いない。しかも彼はアクション制作にも参加して、シーンを理解しながら自分たち役者が動く、リズミカルな導線を自らガンガン引いていくという活躍なのだ。

岡田准一のアクションセンスは、ここまでスピーディに動ける俳優は観たことがない、と絶賛したくなるほどの、人殺しを禁じられた「殺し屋」という役の中で魅せているのだ。

劇中で、まさに水を得た魚のごとくの大活躍を見せるシーン。驚いたのが、岡田が演じるプロの殺し屋「ファブル」が、机を挟んで座る組織の人間(光石と安田)を、机を飛び越え瞬殺するその俊敏さ(これは、ファブルの妄想シーン)。

そして、ゴミ処理場でのアクションは、まるで映画の中で誰かが言ってた「ジャッキー・チェンか」みたいな風体でもあった。それくらいキレキレの技量と銃撃戦とか、敵が大勢いてもどうってことない。ファブルは黒の目出し帽を被っているので、当然顔を隠しているので、例えばファブルが壁と壁の間をスルスル登っていくシーンも、スタントマンなしで、自分でやっているのだ。

例えば、大人数の敵が入り乱れて戦うシーンを、殺し屋役の福士蒼汰君と、上下になって闘うようなシーンで、いかにプロ対プロの闘いに見えるか、拳銃の構え方や見ずに撃つ動作など、芝居部分でも「ファブル」のキャラクター感を足しながら、ハンディカムで追いかけながらリアルに撮る映像美に痺れました。

そうなんです、アクション映画として究極な質と実績のフォーカスが絞られた作品なのだが、そこにはオフビートな笑い(実は猫舌)や、お笑い芸人、ジャッカル富岡のつまらないギャグを見て大笑いをする場面とか、温かなヒューマニズムが当たり前に同居しているのが本作の魅力だと思う。

女優さんでは、清水ミサキに扮したちょっと水商売には向いていない山本美月が、借金とりの刑務所帰りの小島に脅されるところとか。

他にも、刑務所帰りの小島に扮した柳楽優弥の、完全なるやさぐれヤクザにハマっていたのも、そして同じ組の福士蒼汰が扮していたフードに、向井理が扮していた砂川。砂川が組を乗っ取る計画を知り、世話になっている安田顕の海老原に教える。つまり、福士蒼汰も向井理も殺し屋みたいなもの。

「来る」で演じた胡散臭いフリーライター役の、岡田くんのやさぐれっぷりも良かったが、彼の芝居の引き出しの多さを改めて実感する機会が続いた映画にもなる。「ザ・ファブル」の続編が観たいですよね。

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