パピとママ映画のblog

最新劇場公開映画の鑑賞のレビューを中心に、DVD、WOWOWの映画の感想などネタバレ有りで記録しています。

アップグレード★★★・5

2019年11月13日 | アクション映画ーア行

「ソウ」シリーズの脚本などを手がけ、「インシディアス 序章」で監督デビューを飾ったリー・ワネルの監督第2弾となるSFリベンジ・アクション。近未来を舞台に、最愛の妻を殺され自身も全身麻痺となってしまった男が、開発段階の最新AIチップを体に埋め込むことで驚異的な身体能力を手に入れ、壮絶な復讐に立ち上がるさまを描く。主演はローガン・マーシャル=グリーン、共演にベッティ・ガブリエル、ハリソン・ギルバートソン。

あらすじ:近未来。愛する妻アシャと幸せな日々を送っていたグレイ・トレイスは、ある日突然、謎の組織に襲われ、妻を殺され自身も全身麻痺の重傷を負ってしまう。犯人への怒りを募らせながらも何もできずに失意に暮れるグレイのもとに、巨大企業の天才発明家がやって来て、彼が開発中の最新AIチップ“ステム”を使えば、再び体を動かせるようになると提案する。グレイはこの提案を受け入れ、ステムを体内に埋め込む極秘手術を実行する。こうして再び体の自由を取り戻したグレイは、脳内で対話することもできるステムの力を借りて、憎き犯人の行方を捜し始めるのだったが…。

<感想>“全身麻痺の男がAIの力を借りて超人になる”というアイデアのもと展開される、新感覚の“高次元アクション”が楽しすぎる。そして、作品の手触りは「ヴェノム」のようであり、「エクス・マキナ」のようでもある。そこまではいかないとしても、映画は日々“進化”しているのだ。

近未来が舞台なのだが、景色は現代と殆ど変わらない。しかし、家の中ではお喋りなAIが幅をきかせている。それに車は自動操縦なのだ。これって現代でも早くやって欲しいよね、「トヨタ」さん頼みますよ。

もはや人間は手を煩わせることなく、喋ることだけ全てがOKということになる。ソウルスト、人間の惰性や怠慢がひどくなり、することがなくなり、生活があじけなくなる。

それに面白いのが主人公のグレイが、超アナログ人間ときてる。だから、仕事は自分で昔の車を整備し、手直ししてモノ好きな人間に売るのだ。だから、油まみれの毎日、でも仕事があるだけましだよね。

妻のアシャは、バリバリIT企業で働いていて、オール電化の推奨派である。夫婦の価値観は実に対照的であるが、それでも2人は幸せに暮らしている。

それに、グレイの顧客である大IT企業の社長のエロンに、1970年代のマッスルカー、ポンティアック・ファイヤーバードを届ける仕事を終えて、その後束の間のドライブを楽しんでいた夫婦が、実は妻のハイテクカーに乗っていたのに、その車が暴走事故を起こして横転してしまう。

そこへ、なんと街のチンピラたちがやってきて、事故で動けなくなったグレイの目の前で、妻のアシャが殺されてしまう。それから3ケ月後、全身麻痺のグレイのところに、大企業のエロン社長がやってきて、エロンが開発をしたSTEM(ステム)という高性能AIを体内に埋め込むことで、全身が動けることになるというのだ。

悩んだグレイだったが、妻を殺したチンピラたちに復讐をしたいので、手術台の上に乗ってしまう。それから、虫みたいな機械を埋め込まれ、手術は成功して動ける体を取り戻したグレイは、一気にアップグレードするのだった。

ところが、驚いたのが、グレイが何処からともなく聞こえる声に驚く。それは埋め込んだSTEM(ステム)が話しかけてきたのだ。だから、グレイはそのSTEM(ステム)に頼むことにした。

するとグレイの身体は、完全にSTEM(ステム)に乗っ取られてしまい、突然スーパー殺人マシーンに変貌してしまった。動きも素晴らしく、キビキビとしていて、だが機械なのでやり方は超残酷なのでした。

それにプラスしていて、人間への身体へ埋め込んだSTEM(ステム)は、極秘実験だったので、誰にも知られてはいけないとのこと。

だが、思いがけなく巨大な力を手にれてしまったグレイは、妻殺しのチンピラに復讐をやり遂げたいと捜し始めるが、それが敵はただのチンピラじゃなくて、なんと元軍人だったのでした。それに、その元軍人はグレイ以上に、戦闘用ロボットみたいに改造されていたサイボーグ戦士だった。

見た目は普通の人間のようだが、腕は銃のように改造されており、肘の穴に弾丸を差し込んで手の平から発射、バーンとね。さらには、くしゃみをするとその唾一つ一つから刃が、シャキーンと出て来るんですよ。人間の体内に入り込み殺してしまうという。優れものなんですから。

ホホウ、何だか羨ましいくらいの機能が付いているサイボーグ。まるで、アーノルド・シュワルツェネッガーが演じている「ターミネーター」の、殺人的なロボットのようで、錯覚してしまうほどでしたね。

「ゲット・アウト」の使用人役が超怖かったベティ・ガブリエルが、事件を追う刑事役で出演していた。そして、STEMを開発した若き天才エロンを演じたのは、ハリソン・ギルバートソン、狂気みなぎる顔が印象的でした。

アクションの格闘シーンでは、コンピューターのような正確さで、カメラでサイボーグ化された人間同士が、人工知能で操作されている感覚を再現。空を飛びかう警備用のドローンなど、数年後には当たり前になってそうな景色で非常にリアル感が満載でした。

しかし、エロンが人間にステムを埋め込んで、最初から全てを仕組んだ首謀者であり、妻を死へ追いやった張本人だったのです。しかし、人造人間・ステムはテーザー銃のショックから復旧して、グレイの体が元どうりになって、手に刺さっていたナイフでエロンを殺すのです。

そして、グレイは自分に銃を向けて引き金を引き自殺する。ラストが意外な終わり方でした。どうにも納得できません。人間の身体を支配したステムは、身体はグレイでも中身は、もうステムに入れ替わっていたというお話でした。

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フッド:ザ・ビギニング★★★

2019年11月13日 | アクション映画ーハ行

有名なロビン・フッドの伝説を、レオナルド・ディカプリオがプロデューサーを務め、新たな解釈で描き直したアクション・アドベンチャー。正義の盗賊ロビン・フッドの知られざる誕生の物語を、弓矢を使った華麗なアクション満載に描く。主演は「キングスマン」のタロン・エガートン、共演にジェイミー・フォックス、ジェイミー・ドーナン、ベン・メンデルソーン、イヴ・ヒューソン。監督は英国のTVドラマを中心に活躍し、本作が映画デビューのオットー・バサースト。

あらすじ:イングランドのノッティンガムで恋人マリアンとともに優雅な暮らしを送っていた若き領主のロビン・ロクスリーだったが、十字軍の遠征に兵隊として出征することに。4年後、帰国したロビンは、自分が戦死したことにされ、領地も財産も没収されてしまったことを知る。そんな彼の前に、戦地で敵として戦ったジョンが現われ、2人は手を組み腐敗した政府への反逆を開始するのだったが…。

<感想>反逆者か、ヒーローか。誰もが知っている英国の英雄譚「ロビンフッド伝説」を、新たな視点から映像化したアクション・エンターテインメント。主演は「ロケットマン」の好演も記憶に新しいタロン・エガートンで、表の顔は領主、裏の顔はフッドをかぶった盗賊という二つの顔を持ったヒーローが、敵も味方も鮮やかに大胆に欺く姿をスタイリッシュに描きます。

そのロビンを猛特訓で弓の名手に仕上げる戦士ジョン役に「ベイビー・ドライバー」のジェイミー・フォックスが、十字軍の戦いで息子を殺され復讐に燃えるジョン。敵でありながらも息子の命を救おうとしてくれたロビンを見込んで、1秒で2本射る戦闘スキルを伝授するのだ。

そして、ロビンの永遠の恋人マリアン役には「ブリッジ・オブ・スパイ」のイヴ・ヒューソンが、彼女はロビンが戦死したと伝えられていたので、指導者のウィルと恋仲になり結婚する。戦死したとばかり思っていたロビンが帰って来て驚き、ロビンへの恋心がちらつく。

そして、マリアンの夫となるウィル役には「フィフティ・シェイズ」シリーズのジェイミー・ドーナンが。

それに、ロビンを憎み戦死したことにして、彼の領地を奪い取る酷いヤツ。冷酷な州長官役には、威圧的なコワオモテ悪役を演じさせたら目下ナンバーワンの「キャプテン・マーベル」のベン・メンデルソーン。枢機卿役に「アマデウス」のF・マーリー・エーブラハムといった実力派が共演している。

戦争のためと嘘をつき、民衆を奴隷のようにコキ使うノッティンガム州長官をはじめとする領主たち。ロビンは州長官に近づきながら、頭巾をかぶった義賊フッドとして、ジョンと共に領主たちの富を奪い、貧しい人々に還元していく。

本作撮影にあたって、タロンは現代最強の弓使いと評されるラーズ・アンダーソンから指導を受けたという。その結果、接近戦やハイ・ジャンプしながらなど、どんな体勢からでも素早く弓矢を射るようになった。自動火器のように矢を放つクロスボウ、30本連射式な威力抜群のガトリング式など、独創的な弓矢をキャラクターに合わせてカスタマイズした多彩な引きが揃う。

だから、『キングスマン』シリーズのスパイガジェットを駆使するアクションとは一味違う、正統派の肉体アクションも繰り広げられ、タロンの新たな魅力を存分に味わえる作品に仕上がっています。

過去にいくつも作られた「ロビン・フッド」の映画とは違う物語にしたいと思ったというオットー・バサースト監督。それにレオナルド・ディカプリオがプロデューサーを務めているのだ。

頭巾をかぶって弓矢を使い、話し方も昔ふうなのだが、有名な伝説がまったく新しい解釈で構築されていて、ロビンを一人の人間として、まだ大人に成り切れていない青年として描いている。

中世のイングランドが舞台だけれど、現代にも通じる内容が多く、伝説の形をとりながら、現代社会を描くというところにも魅力を感じましたね。笑えるところもあり、感動的なところもあり、適度にシリアスもある。

産業革命の話だけれど、鋼鉄製のものが大量に登場するのにも驚きた。それに、マリアンとのラブストーリーも、従来のものからアレンジされているのも良かった。若い二人は幸せだったのに、彼らを取り巻く状況のせいで、その関係が壊れてしまう。でもそれが引き金となって、ロビンの心に火がつき、ヒーローになっていくんですね。

ただ、甘いだけの関係だけではなく、互いに怒りも覚えているし、憎んだり笑い合ったりして、リアルなカップルになってゆく。

もちろん、ジョン役のジェイミー・フォックスの存在があればこそだが、カリスマ性があり、コメディーもできるし、存在感があるのだけれど、みんなを引っ張っていく力もある。

誰も見たことが無いようなスタイルで、映像化されているし、馬車のチェイスやファイトシーンも大迫力で、衣裳もかっこいいときてるし、全てが完璧なので楽しみました。

 

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