緑の川の流れるところ☆母と娘のヅカ物語

あっという間に娘は高校生(笑)お勉強・お弁当・時々宝塚な日々です☆

軽やかに語ってみよう☆後藤竜二先生☆のこと

2010年07月08日 | 3年生の日記

後藤竜二先生
やはり急死のようです。
講演先でお倒れになってそのまま・・ということのようです。

ネットのニュースや新聞の訃報を見て
「あ・・・あ~という気持ちから抜け出せず・・同じ思いを
抱いている人を探してネットを見てみました。

そこには、若い作家の先生を育てることに情熱をそそがれていた
後藤先生が、突然亡くなられたことに、信じられない・・気持ちの
持って行き場がない・・愕然としている・・という同業の先生方や
読者の方のコメントがありました。

私は 単なる 一ファンです。
だから傷は浅いかもしれないです。

先生の作品との出会いは、練馬から西東京に引っ越してきた年
です。中央図書館で「りんごの木」という作品を読んでぶっとび
ました。その後娘はまだ年少・年中の年齢ですから、先生の絵本
を中心に手にとっていました。お兄様である高田先生の絵の入った
作品も多かったです。



娘が小学校に入る頃には、「1年1組」シリーズ」合間には低学年
向けの読み物を読んでいました。

ある日、娘の担任の先生が後藤先生の愛読者であることを知り
何度か連絡帳で後藤先生の話題をやりとりしました。その中で
「絶対読んで!」と勧められた「12歳の伝説」・・何度も電車で
泣きながら読みました。そして「キャプテン」シリーズ・・

それだけでは、やはり飽き足らず、先生の初期の著書で
「民衆運動」について書かれた小説を数冊読みました。

先生の書かれる民衆運動のお話は、じめじめしてなくて、明るい
んです♪特にとかく歴史小説では軽視される普通の女性たちが
活き活きと書かれています。

先生の書かれた著書で一番好きな題名は
「野心あらためず」です。本当に素敵な題名です。
小説を書くにあたって、史料の中から見出された言葉のようです。

もともとは「未改野心」とあるようです。私は自分に当てはめるとき
「いまだ野心あらたまらずと勝手に読み下しています。

いくつになっても?どんな状況でも、自分だけの「ウッシッシ」を
見つけて、上を向いて死ぬまで生き抜く・・
スケールの小さい私のささやかな野心ですが、これからも心の
片隅に持っていたい言葉です。

昨日の記事は空白にしておきます。
(・・のつもりでしたが、気持ち 落ち着いたので記事入れました)

ニュースを見た日にはとても言えなかった・・

後藤先生・・ご冥福をお祈りいたします。