作家 小林真一のブログ パパゲーノの華麗な生活

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【 中国に何が起きているか 】

2008-05-23 09:07:42 | 04 時事ニュース

どうやら中国共産党による一党独裁政権は、
人民解放軍の動きを封じるだけのチカラを失った、
とまでは言わずとも、失いつつあることは確か
だろう。そうでなければ、せっかくの善意の日本
救助隊に、あれだけのイジワルで迎え、せっかく
世界一のノウハウを持つ都市被害の専門部隊を
山中に引き入れて、意味のないとこばかり
引きずりまわすわけがない。

人民解放軍は、今回の地震被害の唯一の英雄で
ありたいのだ。それに加えて四川省には、絶対に
他国の人間を近づけたくない何かがある。
何かとは軍事機密の破壊の事実に他ならない。
中共政府はようやく核にからむ施設の破壊と、
多くの放射能物質の分散の事実を示唆したが、
あくまでそれは民政用の核、すなわち原子力発電
がらみのみを発表したにすぎず、多数の施設が
あるはずの、核爆弾や大陸間弾道ミサイルに
関与したことは何も述べていない。
おそらくは中共政府には、それを発表する権利が
なくなっていて、すべては人民解放軍が握って
しまっていると見る。

本来この国の歴史を辿れば、そこには軍閥の跋扈がある。
今や人民解放軍は、各地方ごとに軍閥化して
しまったと見るのは僻目であろうか。

もうひとつ、日本のマスコミがなぜ報じようとしない
のかと、首を傾げたくなる謎がある。言うまでもなく、
四川省に接するチベットのことで、チベットでも
地震被害が起きていて当然だろうに、誰に遠慮
してのことか、何も無かったと言わんばかりで、
全く現地の情報が流れてこない。このことを絶好の
機会ととらえ、罪なきチベット族の人々が、
闇から闇に葬られていなければよいのだが。

日本政府は対岸の火事との態度を取っているが、
チベットや新疆ウイグルの現在の姿は、明日の
日本のそれである危険性がいかに高いか。
そのことをどれだけの平和ボケした日本人が
憂いているのだろう。

着のみ着のままで引揚げて、田んぼの真ん中に
住みながら、他国者にやるコメなんか無いわと
差別され、日本の復興は貿易によってのみ可能と
信じて第一線に立った昭和ヒトケタは、幸いに
中国の植民地化した祖国を見ることなく、この世を
去ることができるが、今から生まれてくる世代には
如何なる国の形があるのだろう。

                     パパゲーノ

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