最近、このブログをオフィシャルに見る人が増えているようですが、
このブログは、「ぱぱへみんぐ」(実名は公開していないので)のプライベートな
日々を綴っているブログです。そのことをご承知おき、お読みください。
さて本題。滝田洋二郎監督最新作「釣りキチ三平」がこの3月20日に公開され、
さっそく初日に観て来ました。なんとこの作品、矢口高雄先生の「釣りキチ三平」の
映画化だと思ったら大間違い! 確かに三平の格好は麦藁帽子をかぶり、
白いシャツの袖から赤いロングTシャツがのぞくあの姿で子どものころに読んだ
「釣りキチ三平」そのもの。鮎川魚紳は出てくるし、まぼろしのイトウの話のような、
1・5mのマスの話もイメージのまま。しかし、この映画は、映画「おくりびと」で
アカデミー賞を受賞した日本が誇る滝田洋二郎監督の「釣りキチ三平」である。
なんと映画の半ばから涙が出そうで出そうで、映画を観ているどころではなかった。
見事だ! あまり書くとこれから見る人に失礼なのでストーリーは言えないが、
この映画は死の厳粛さと意味を問うた前作「おくりびと」と、「対」になる映画だと
感じた。つまり、これは「釣りキチ三平」のストーリーとモチーフを借りた、
滝田洋二郎監督の生の意味、人生の歓喜を問うた映画だ。
流れるストーリーは釣りを楽しむ三平少年のストーリーだが、そこを通して、
セリフ、表情、景色、音楽などが自然と「人は何のために生きるのか」を語りかける。
バスプロの魚紳さんが釣りに悩み、「釣りとは何か」との問答を続けるの中で
たどり着いた結論は、なんと「釣りはたたのくだらない遊び」!。なんとまあ。
その「くだらない遊び」に命をかけ、真剣になっている人たち。
今回は題材は「釣り」ということだが、おそらくその奥にある監督の思いに
僕の心は共鳴し、心が震え続けたのだろう。
滝田洋二郎監督、参りました! 「おくりびと」は原作というか題材がすごいだけでなく、
死というものをあのように深く、かつ日本的なものとして捉えて描ける監督の
心、そして人間性がすごいのですね。また、それは、たまたまではなく、
監督がすでにそれらを備えている、ということなのですね。
想いというものをこんな手法で描けるのかと、感激致しました。
もう41歳なのにまだまだか…、まいったなあ。
このブログは、「ぱぱへみんぐ」(実名は公開していないので)のプライベートな
日々を綴っているブログです。そのことをご承知おき、お読みください。
さて本題。滝田洋二郎監督最新作「釣りキチ三平」がこの3月20日に公開され、
さっそく初日に観て来ました。なんとこの作品、矢口高雄先生の「釣りキチ三平」の
映画化だと思ったら大間違い! 確かに三平の格好は麦藁帽子をかぶり、
白いシャツの袖から赤いロングTシャツがのぞくあの姿で子どものころに読んだ
「釣りキチ三平」そのもの。鮎川魚紳は出てくるし、まぼろしのイトウの話のような、
1・5mのマスの話もイメージのまま。しかし、この映画は、映画「おくりびと」で
アカデミー賞を受賞した日本が誇る滝田洋二郎監督の「釣りキチ三平」である。
なんと映画の半ばから涙が出そうで出そうで、映画を観ているどころではなかった。
見事だ! あまり書くとこれから見る人に失礼なのでストーリーは言えないが、
この映画は死の厳粛さと意味を問うた前作「おくりびと」と、「対」になる映画だと
感じた。つまり、これは「釣りキチ三平」のストーリーとモチーフを借りた、
滝田洋二郎監督の生の意味、人生の歓喜を問うた映画だ。
流れるストーリーは釣りを楽しむ三平少年のストーリーだが、そこを通して、
セリフ、表情、景色、音楽などが自然と「人は何のために生きるのか」を語りかける。
バスプロの魚紳さんが釣りに悩み、「釣りとは何か」との問答を続けるの中で
たどり着いた結論は、なんと「釣りはたたのくだらない遊び」!。なんとまあ。
その「くだらない遊び」に命をかけ、真剣になっている人たち。
今回は題材は「釣り」ということだが、おそらくその奥にある監督の思いに
僕の心は共鳴し、心が震え続けたのだろう。
滝田洋二郎監督、参りました! 「おくりびと」は原作というか題材がすごいだけでなく、
死というものをあのように深く、かつ日本的なものとして捉えて描ける監督の
心、そして人間性がすごいのですね。また、それは、たまたまではなく、
監督がすでにそれらを備えている、ということなのですね。
想いというものをこんな手法で描けるのかと、感激致しました。
もう41歳なのにまだまだか…、まいったなあ。