第二音楽室、読了 2010-11-15 | 読書【読了】 佐藤多佳子「第二音楽室」(文藝春秋)を読了。 小学生、中学生、高校生の4人の女子を主人公に 4つの音楽というよりは演奏(play)に関する物語。 佐藤多佳子らしさが出るお話ばかりで、 表題「第二音楽室」とラストの「裸樹」が良かったです。 どちらも平凡な主人公が一目置いた非凡な誰かに惹かれながらも成長するお話です。 収録作はどれも、昨年までに発表されたものばかりで、 来月刊行予定の中篇「聖夜」に併せての出版なのでこうなったのでしょう。 季節的にもぴったりな感じの「聖夜」も非常に楽しみです。