年老いた男が復活するというので、CR-Xは風になった。葛西へ。そこには年老いた男改め疾風の男、仁がいた。
仁の運転で潮来へ。夜明けまで、まずはシケたポイントに入る。すると、仁がすぐさま復活ののろしを上げた。スピナベでバスを釣り上げたのだ。しかし、釣れたのは仁だけ。本当にシケたポイントだぜ。
朝マズメ、潮来花嫁さんポイントに入る。まずはネコリグでアシのエッジを撃って行き、帰りにスピナベで流していく作戦。ゴン! ズゴゴン‼ 戦略が当たった。40アップが2連発だ!
北利根から水路へと移動していくと、黒い瘴気を立ち上らせるクルマが止まっていた。腹黒い男である。逃げるように場所を変え、巡りめぐってフォークのオダへ。オダをテキサスで撃つとゴツゴツとバイト。思い切りアワセると、バスが水面を割ってズボッと飛び出し、オダの枝にぶら下がった。ごそごそやって、枝から外した時には、バスも外れてしまっていた。
このオダの裏にある用水路にライトリグを投げ込んでみると、いつの間にか5メートルくらいキャストした場所から動いている。慌ててアワセたが間に合わず。しかし、これで用水路にバスがいることが分かったので、本格的に攻めてみる。7ヒット、5キャッチ。まあ、サイズは10アップが中心だったが・・・
昼が近づいてきたので純輝へ・・・行く前に与田浦の護岸をスピナベで叩いてレギュラーを1本追加。純輝の辛味噌を食べた後は昼寝をしてから腹黒い男と合流し、北利根のテトラや長島川を回ってみる。
長島で1匹ネコバスを追加した後、最終ポイントのセナ水路へ。黒さんが朝にボコボコ言わせたとのことだが、果たしてネコをすぐに食ってきた。時刻はもう夕マズメ。逃げるように黒さんはフォークのオダへ向かい、仁は北利根に消えた。これはチャンスかもしれない。ここは苦手のスモラバの練習に取り組んでみるとしよう。海老パターンが必要になることもあるだろうからな。
ロッドをロックスイーパーに持ち替え、エグジグにゲーリーのシュリンプを付ける。それをブレイクの上のエッジに置いて、ピュンと跳ねさせた。すると、かすかな生命感。バシッ! バチャバチャ! ピュン! 生命感! バシッ! バチャバチャ!
連発だ。よーし、このまま一気にキメてやるぜー‼
と、遠くから声がする。仁の声だ。何々? 大変なことになった? 何を言ってんだ?
仁のもとへ行ってみる。仁は釣っていた。仁自身を。バイブレーションを指に刺してウンウン言っていた。
釣りは終わり。CR-Xは風になって病院に向かった。
※ヒットルアー
ティムコ ハーフスピン3/8oz T シャートホワイト 40up × 1、30up × 1
OSP ドライブクローラー4.5inネコ スカッパノン 40up × 1、30up × 2
OSP HPシャッドテール2.5in DS グリパン 20up × 1、10up × 4
久遠 エグジグ2.7g + ゲーリーシュリンプ3in 20up × 2