タイフーン

バス釣りの神がミッションルアーに取り上げていたのが写真のタイフーン。10番ブレードのタイプ。

これ、確かに釣れない。水郷では。ボクも1匹も釣ったことがない。ハスの池のようなカバーがある所では問題ないが、水郷では本当に難しい。

神がコレに挑戦するというので、ボクもタックルケースから引っ張り出してきた。やってみるか。神より先にミッションコンプリートを狙って。

このルアー、単にでかいブレードを付けただけで作れるような単純なものではない。
巨大ブレードには工夫があって、円筒を切り抜いたような形状をしている。市販されている交換用ブレードにはこういうタイプはない。回転角が小さく、ブレードの大きさの割に引き抵抗が少ない。そのためにシャローをミディアムリトリーブできる。

ここが重要なポイントで、でかいブレードを付けただけではデッドスローにしか引けなくなってしまうのだ。また、ヘッドの重さとのバランスで、キャスト性を確保し、浮き過ぎずに、普通のスピナーベイトの泳層を引けるようになっている。

それゆえ、水郷でも普通のスピナーベイトのように使えるのだ。アピールが強すぎて、なかなか釣れないというだけだ。

ハイシーズンに引きまくれば、それもゆっくり引くんじゃなくて、少し早めにリトリーブすれば、バシッと引ったくられるような気がするな。