スピナーベイトを調整中。
以前にコロラドブレードを探して釣り具店を回った。しかし、入手できず。ほとんど取り扱いがなく、また、前には売っていた店でも品切れになっていて、そのまま取り扱いを止める方針のようだ。
そこで、XPSのコロラドブレードを取り寄せてみた。例のインディアナブレードの仕入れに併せて。
これを使ってスピナーベイトの改造、調整をするのである。
写真のハーフスピンはインディアナブレードタイプだが、スカートはレインのハイパーFスカートを2ッ重ねて付けている。上側にマットチャートの細、下側にパールホワイトの太を履かせ、太い方を半分、細い方を1/3くらい抜いて、ボリュームを調整した。
なぜ、そんなことをするのかというと、好みに合うスカートが売っていないからだ。レインのハイパーFスカートは、ボクが多用するハーフスピンにマッチしていて非常に良かったが、基本カラーである白とか、チャートホワイトとかが廃止になってしまった。いまある白はパールホワイトで、それだけだとマッディウォーターを攻めるにはちょっと弱い。そこで、スカート2ッ付けの荒業で、チャートをプラスしたのである。
いま販売されているスピナーベイトは偏りが激しい。どれも色が弱い。何もない中層を引くにはあれでいいかもしれないが、カバーに絡めるにはもっと派手な色が欲しくなる。また、カバーの濃さによって、派手さにも何段階か差があった方がいい。
売ってないものは自分で作るしかない。かろうじて残っている改造用のブレードやスカートを使って、市販のスピナーベイトを仕上げていくのだ。
ここで気を付けなければいけないのが、全体のバランス。市販の交換用スカートは、ややボリュームが大きい。これは取り付けるスピナーベイトが決まっていないからで、だからこそ取り付けたスピナーベイトに合わせて調整しなければならない。
ハーフスピンの場合、一般的に2/3~半分くらいにボリュームを落とすとバランスが良くなる。調整はスカートを1本1本抜いて行う。
シビアに言うと、泳がせてブレードの抵抗とのバランスを見ていくのだが、面倒ならば市販状態のボリュームに合わせておけば、まぁ問題はない。ハーフスピンやハイピッチャーなどの、スカートがハンドタイイングされているタイプの話だが。
逆に言うと、クリスタルSなどは、自分でボリューム調整をする必要がある。調整して、キチンと泳がせてやらないとノリピーが悲しむぜ。
でも、スカートのボリュームを上げたいって時もあると思う。そんな場合は、ブレードをワンランク抵抗の大きなものにする手もある。
各色、様々な太さのスカートだけでなく、予備のブレードを、インディアナ、コロラド、ウィローリーフ、各々色んなサイズで揃えておくと、好きなように調整ができて楽しい。
泳ぎのバランスを整えるだけでなく、泳層を調整したり、バイブレーションやフラッシングを変えたりするのにも必要だからね。
もっとも、こんな面倒なことを喜々としてやる人なんて、そんなにいないかな。