二次元が好きだ!!

SSなどの二次創作作品の連載、気に入ったSSの紹介をします。
現在ストパン憑依物「ヴァルハラの乙女」を連載中。

おススメSS 激録! 学園都市密着24時間![とある魔術の禁書目録]

2011-02-17 11:35:44 | おススメSS
激録! 学園都市密着24時間![とある魔術の禁書目録]

学園都市の広報でレベル5の一方通行にインタビューする話。
で、家庭的アクセラレーターを暴露され白ウサギが仲間からいじられるSS

前にとある御坂のチョコレートを書いた人で国語的にレベルも高く、読む価値あり。


評価A

ABCD評価
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Dead Space×とある魔術の禁書目録 黄泉川-Ⅳ

2011-02-15 23:57:00 | 習作SS
ガシャン


エレベーターが目的地に到達し扉が開く。
籠の中から日本の鎧とバケツ型の西洋兜に似た特殊スーツを着込んだ黄泉川が現れた。
スーツは元々宇宙空間での活動を考慮された代物で、初期の設計段階から耐熱真空に考慮されていた。

今着ているのは軍用利用のため、そこに防弾対ショックの機能を加え、
自己ならびに部隊の位置が一目でわかるデータリンクシステムが搭載され、駆動鎧とはまた違う未来の歩兵の装備だ。


「誰も・・・居ない、じゃんか?」


だが、彼女にとってはそんな事は多少マシな程度にしか不安を惑わすしかない。
主武装のアサルトライフルは先ほど放棄した上に部隊として纏まってこそ真価を発揮できるが、
その部隊があるかどうかも危うく、こうして単独行動せざるを得ない状況。

そのせいでしばらく彼女はエレベーターから出るのを躊躇していた。


「うう・・・。」

「っ!!生存者!?」


うす暗い待機所のような場所で、
唯一か所ライトが照らされた場所に男が血まみれになって床に座っていた。


「無線は・・・くそっ、ウンともスンともいわない。」


自分の任務にしたがい連絡の義務を実行したが無線はまったく通じない。
全滅、という漢字2文字の単語が出たがすぐに忘れる。


「しっかりするじゃん!救援に来たから頑張るんじゃん!!」

「あ・・・あぁ。」


駆け寄り手を握り励ます。
しかしスーツ越しにも男の体温はとっくに生存に必要な温度を下まわり。


「・・・・・・・・・・。」


息は途切れ、心臓が停止。
ただ物言わぬ亡骸へと変わった。


「・・・くそったれ。」


それにどれ程の意味と感情が込められていたのだろうか。
歯を食いしばり握った手をさらに強く握る。


「仇は絶対取るから、ん?これは・・。」


『奴らの四肢を切り離せ』


血文字で壁に書かれたそれはたった今亡くなった男が書いたものだろう。
さらにテーブルには意味ありげに、持ち手の部分が血まみれな工具が置いてある。


「これで、切り離せということか?
 って、これは宇宙空間用の工具じゃん!」


黄泉川は釘打ち機に似たソレを持ち、
前にテレビで学園都市が建設している宇宙ステーションの紹介で出たのを思いだす。


Plasma Cutter<プラズマカッタ―>


名の通りたしかプラズマ化した刃を飛ばし鋼を切断する工具だったはず。
一部警備員<アンチスキル>にも犯罪者が立てこもったさい、外からこじ開ける工具として配備されている。
ただし、そこらのチェーンソーより威力が高すぎて(プレハブなら見事に貫通する)やや使いづらいなどの評価が下された。


(『奴ら』の腹にしこまたアサルトライフルの弾を叩きこんだけどまったく効果がないようだったじゃん。
 つまりは、『奴ら』は例えるならばそこらのゾンビゲーのセオリーである『弱点の構造は人間の延長線』ではない。
 人間ではなく『何か別の生態系』を相手にしており、四肢を切るのが正解、ということか。)


プラズマカッタ―を弄りつつ冷静に考える。
予備の弾などもあちこち散らばっている箱を破壊してかき集める。


(にして今だからこそ思えるけど、『奴ら』は一体何なんじゃん、ここの子供たちなのか?
 原因は一体何だ?しかも、22学区の玄関先であるここまで来られたということは既に全滅しているのか?
 いや待て、自分の部隊はどうなった?ああ、くそ。やるべきこと、疑問点が多すぎ――――。)


「ぎゃあああぁぁぁぁああ!!助けてくれええええ!!』

「!!?」


別の部屋につながるドアの向こう側から悲鳴が響いた。
また一緒に肉食動物の唸り声のような音声も同じ場所から聞こえた。


「この、ドアは閉まっている・・・だったらこうじゃん!!」


黄泉川はそのドアへ駆け寄ると
ドアが閉鎖されており、脇にとりつけられた真空管もどきが制御しているのを発見しすぐに決断した。


ガッシャアァアアアンンン!!!


重たい工具に遠心力をつけて殴りつけ、派手にブチ壊した。
ドアは上へスライドして開く。


「助けにきた―――『がァアアっァアァア!!!』くそ!!」


が、開けた瞬間わずか2メートル以内に『奴ら』の一匹がいてこちらへと襲いかかる!


(馬鹿が、初めからいるとわかっていれば何も怖くないじゃん。)


ドン!ドン!ドン!


腹まで響く鈍い音が狭い空間を支配した。





※ ※ ※





「・・・・クソっ!!」


結果として奴には勝った。
だが助けたかった者は。


「クソったれええええええェェェェ!!!」


黄泉川愛穂の咆哮が暗い部屋に虚しく木霊した。
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Dead Space×とある魔術の禁書目録 黄泉川-Ⅱ

2011-02-12 22:39:43 | 習作SS
「一体何があったんじゃん・・・・。」


黄泉川がテレポートされ辿りついた場所は第22学区の入管施設にあたる所だった。
いつもなら白い蛍光灯に清潔な床が彼女を出迎えていたが今日は違った。


「・・・・・・・・・。」


床のタイルは剥がれ、コンクリートの地がむき出し。
天井は換気扇の蓋が外され、電球は半ば消えかかってしまっている。


そして床や壁に広がる血の海。


なぜかあるはずの死体はなく。
ただそこで何かがあったことだけは証明していた。


「皆あわてて出ていったみたいね。
 ここの監視カメラによるとここの警備分隊は中の方へ向かったようよ。」


ケンドラ・ダニエルズ、
と名乗る技師がパソコンのログをあさりながら呟く。
今回の事件を調査するために派遣された技術班の一員で、黄泉川の護衛対象である。

眼の前に広がる惨場に対しても思いのほか早く適応し、
現在は手始めにセキュリティシステムにログインして調査している。


「中、つまりこの忌々しい隔壁の向こうか。」


黄泉川の上司にして救援部隊の指揮官、ザック・ハモンドは忌々しげに言う。
確かにテレポートによって続々とフランスでデビューを果たした駆動鎧を含め人員は次々にやってくる。
その結果周辺には100名以上の人間に10数体の駆動鎧と頼もしい限りである。

が、テレポートされたのは第22学区の玄関口まで。
またもや破壊不可能な隔壁が彼らを拒んでいた。


「なら、代わりにエレベーターを動かせ。」

「動力が死んでいる、無理ね。」

「それなら動力系統を切り替えろ!!
 いいか、皆が協力すればこのくらい、すぐに解決できる。
 黄泉川、そっちの端末のディスプレイを表示しろ。」

「あいあい、わかったじゃん。」


黄泉川はハモンドが指差した防弾ガラスで隔てられている別の部屋に入る。
端末のディスプレイを表示する位なら技師でもなんでもない彼女にもできるのですぐに表示された。


『よくありませんね。
 学区全体に何らかの損傷を負っています。』

『軌道車両<トラムステーション>システムも動かないか。探索が難しくなりそうだ。』


ハモンドと別の技師は今後のありかたについてあーでもない。
こーでもないと議論を交わす。


(やっぱりフランスといいこのあいだの22学区のテロといい最近おかしいじゃん。)


黄泉川はぼんやるとそれを見つつ、ここ数カ月の間に起こった事件を思い浮かべる。
そのどれもが学園都市と関係があるもので、どんな事件でもまるで『事前に予測』して。
最大限被害を押さえたり情報封鎖をこの都市は行ってきた。


(今回は特に嫌な予感がする。
 特力研の『あの光景』をまた見ることになりそうじゃん。)


内部に人間を処分するための焼却炉があると噂され、
実際はそれ以上だったのを目撃することになった施設の名を思い出す。

 
(しかも、私の感がさっきから警戒しっぱなしじゃん。それが『早く逃げろ』なんてらしくないじゃん。)


いつもなら飄々としているのに、
逃げること前提の思考などまったくもってらしくない。

そう黄泉川は吐き捨てすて、 
 


ウゥ―――ン。
        ウゥ―――ン!!


部屋がオレンジ色に染まり警報があたりに響きわたる。


『一体なに!!』

『落ち着け、ろ過システムの再起動で自動隔壁が作動したにちがいない。全員落ち着け!!』


ケンドラがこのにいる全員の気持ちを叫び、
ハモンドがそれを沈め、それがうまく伝わったみたいで救援隊は混乱したがすぐに警戒態勢に映る。
黄泉川も部屋を出て駆動鎧などがいるガラスの向こう側に行こうとしたが、


ごん
  ゴン
    ごん  


『何なの?聞こえた?』

『よくわからん・・・一体なんだ?』

無線越しに伝わるケンドラとハモンドの緊張。
天井から聞こえた音に黄泉川は足をとめる。


(まずいじゃん!!この感覚、ここに人間はいてはいけない。)


かつて特力研の捜査で出くわした
『人間だったものたち』が襲ってきた姿と黄泉川は今をダブらせる。


バキン!! 


『何だ!!』

『わからない!!何かがここにいるわ!!』


別の部屋にいたから見てしまった。
天井から落ちてきた『奴』に。


(ここはすでに――――。)


『奴』はゆるり、後ろに気付かない一人にカマキリのような鎌を上げる。


(奴らの狩場だった―――。)


地獄の釜が開いた。
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乙ー

2011-02-10 16:06:15 | 日常

どうもお久しぶりです。

SSにしろ三次元の生活にしろ、
特に定まった目標もなくふらふらしている第三帝国です。
関係ないけど、実はこのブログができてとっくのとうに一年が過ぎていたり。

そんなことをすっかり忘れ、
最近はとある魔術の~にはまっていたりとぐうたらな第三帝国です。

まあ、ともかく生きてますよー。
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おススメSS 『ネタ』 銀河政治家伝説・逆襲のトリューニヒト

2011-02-10 16:01:16 | おススメSS
『ネタ』 銀河政治家伝説・逆襲のトリューニヒト

銀凡伝に続く新たな傑作SS、と評価できる。
今回ここでは憑依ではなく逆行で、未来で殺されたヨブたんがその悲劇を回避するために色々暗躍します。

例えば最初から数の上で帝国軍を上回る規模の艦隊を用意して、金髪を倒そうとしたり(成功、捕獲)
やる気のないヤンを叱咤してパエッタから総司令部の参謀に自分から転属するようしむけたり。

文章力、量も結構あるので読みごたえもあり。
まだ始まったばかりですが今後も期待。


評価A

評価段階ABCD
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