醜い大人の子

40歳手前であがく中年の醜聞集

さらば妻よ

2013-07-24 23:00:16 | 腹見せダイアリー

数少ない「醜い大人の子」を閲覧して頂いてるサポーターの方々に報告いたします。

 

このブログの名物キャラクターで口は悪いがどこか憎めない妻が今年の7月1日に急死いたしました。

44歳でした。

喪主である私は通夜、葬儀と目まぐるしく忙しく悲しむ暇もなかったのですが、二七日が終わったあたりから妻のいない日常の寂しさに今猛烈に襲われています。

妻の口上に腹を立ててよく喧嘩しただけに存在しない寂しさは非常に大きいです。

 

このブログの更新が滞ったころの4年前、僕らは5歳の息子を病気で亡くしました。

難病を持って生まれた息子は、自発呼吸が出来ず気管切開をしてカニューレと言う器具を入れて外部からの酸素の助けを借りて育てました。

立つ事も座ることすら危ぶまれた息子でしたが、周りの方の助力や本人の頑張りで立つ事も歩くことも不安定だけど走る事もがんばって叶えました。

2歳の頃には外部酸素もよっぽど調子が悪い時以外は付けずに日常生活をすることが出来るようになってきました。

しかしながら、いつ血中の酸素が大きく低下するかわからないため気管切開はしたままでした。

 

気管切開をしていると声が出ませし、しゃべれません。

それでも息子は力いっぱい器具の隙間をぬってかすれた小さい声と笑い声を僕らに届けてくれました。

何度か入退院はしましたがいつも元気になって帰って悪さをしておりました。

 

しかし5歳の2月に発症した肺炎は今までとは訳が違いました。

 

10日におよぶ集中治療室での治療も叶わず息子は5歳の短い人生を終えました。

 

我々夫婦には後悔しかありませんでした。

 

軽い気管支炎と思い近所の病院に入院させた事

いつも元気になって帰ってくるその姿しか想像できず息子が脅かされてる病状をなめていた事

喉の痰をとる吸引機や、もしもの時の酸素ボンベを持っての移動が大変で家族であまり外出しなかった事

息子の本当の声を聞けなかった事

 

そんな後悔と悲しみを残して息子を旅立たせてしまいました。

 

妻は言葉にできないほどのショックを受け通夜、葬儀では自立できず出棺の時には気絶してしまうほどでした。

息子は凄い難産であわや自分の命と引き換えなりそうになったぐらい大量の出血と高いびきで妻は一時は危篤状態になったほどです。

そんな苦労の末授かった息子を自分たちの不注意や思慮浅さで失ってしまいました。

 

それから妻は息子を失ったショックの上に自分の持っている難病に苦しめられる事になってしまいます。

それは日に日に筋力が低下する「筋緊張性ジストロフィー」という恐ろしい病気を発症したのです。

実は娘も息子も先天性でその病気を持って生まれてきました。

 

妻も後天性でそれを発症してしまい先ず指先が固まりペンや包丁を握れなくなってしまいました。

娘の学校の連絡帳にその日あった事をきれいな字でたくさん書いていた妻でしたが字はヨレヨレになり書くのも辛いのか連絡帳に娘の成長を知らす事はやがてなくなりました。

若いころ給食センターに勤めていた頃に覚えたたくさんの種類の料理もその腕を振るう機会は減り実家の母親やヘルパーさんに作ってもらうようになりました。

 

まぶたの筋力が下がって来たので肘をついて自分の手で無理やり目を見開いてテレビを見ていました。

手で毎日まぶたを押し上げる事で摩擦が生じ、まぶたの周りは低温やけどしているほどです。

それに伴い車を運転しての外出も危険と判断して朝、娘をバス停まで送って行くだけに限定しました。

 

自立や歩行も辛くなりましたが買い物が好きな妻はショッピングカートに体を預けながら商品を自分で選んで日用品や食品を購入しました。

それだけが彼女の日々のささやかな楽しみだったから辛い日常を頑張れたのだと思います。

 

ですが肺を動かす横隔膜の筋力も低下してきて毎日の呼吸が苦しそうでした。

きっと心臓も相当弱っていたのだと思います。

 

それでも五月に他界した父の四十九日までは周りに迷惑が掛かるから通院も入院もしたくないと頑なに拒みました。

それに7月2日に久しぶりに会う親友との女子会だけは絶対に行かしてほしいとも懇願されました。

それら全てを終えたら入院でも手術でも何でもしたるわ!と

 

しかし、妻は7月1日の0時52分に急性心不全で死んでしまいました。

 

自宅で、

僕の目の前で、

喉が枯れるまで妻の名前を叫びテレビで見た心臓マッサージを見よう見まねで救急車が来るまで続けましたが妻の心臓が再び鼓動を打つ事はありませんでした。

 

父の四十九日法要の明くる日の事でした。

 

自分の非力さにただ呆然としました。

 

もう妻の「おまん!」と僕を呼ぶ声も「ふぇふぇふぇふぇふぇっ」と屈託のないオバはん笑いも聞けません。

生きていた時は気づきませんでしたが彼女の存在そのものが僕の元気の源でした。

今の自分は考える力も笑う気力も想像する力も湧いてきません。

 

今までの自分のブログはほぼ自虐ネタでしたが自虐をネットで発信するって凄く幸せに満ちてるからその余剰で出来る事なんですね。

今の自分にはまったくその余裕はありません。

 

通夜には妻とも親交のあった僕の友人や妻の友人達が斎場から溢れるほどの見送りに来てくれました。

皮肉な事に2日に会う約束をしていた親友とも棺ごしの再会になってしまいました。

 

多くの方が涙を惜しみなく流してくれ改めて妻の人柄の良さを再認識し亡くした事を惜しみます。

 

無宗教の僕ですが、もし天国なるものがあるならきっとそこで妻は息子を抱きしめて笑っていると思います。

身勝手ですがそう思います。

そう思わないと残された娘の為に生きれないです。

 

もし、この先このブログで僕が自虐ネタを書く事があったとしたらそれは何かしら幸せを感じた時だと思います。

そんな日がまた来る事を祈って残りの人生生きて行きます。

 

芳子、本当に今までありがとう。

 

 

サポーターでもなくうっかりのこんな重たいブログを読んでしまった方には心からお詫び申し上げます。

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トランスフォーマー3【劇場鑑賞】

2011-08-09 08:19:11 | 超怒級シネマ
見る前は過去二作での自分が思ってたんと違ーう!な所を述べた上で過去のベイ監督の傑作アルマゲドンで見せた映画史上屈指の盛り上がりをもう一度期待している旨を日記に綴った。

そして先日の土曜に3D日本語吹き替え版を鑑賞

2時間40分という長い上映時間の果てに感じた事は「もう食べれません!」という満腹感を超えた満超感であった。

豪華なホテルのバイキングディナーを涙を流しながらうまぁうまぁと食べている間は良かったがお腹がいっぱいで食欲が満たされて御馳走様したいのに尚も高級料理が目の前に運ばれ続けるような感覚の映画だった。

ベイ監督に謝りたい

こんなに豪華なCGと派手な演出と綺麗なヒロインを用意して3Dの奥行きもアバター以来の表現力!これほどのおもてなしに対して満足してないと言う訳ではないんです。
ただ満足しすぎて腹13分目という過度なサービス内容だっため食べ残してしまったわけです。
シリーズ完結という事もあって出し惜しみせずに全て見せきってくれたのに本当にわがまま言ってすみません…。

それほどの映像クオリティと全部見せてやらぁ!のサービス精神で怒涛のラストバトルに突入するが展開が早すぎて「いつの間に!?」と状況が把握しきれないまま矢継ぎ早に見せ場とピンチがぶっ込まれる。もう善も悪もようわからんけどどっちも頑張れ!と雑な鑑賞態度となっていた。

ただ最近の自分の映画の感想が歳をとるごとに理屈抜きで楽しめてないなぁと少し残念な気持ちになる…

中学生の頃は新聞の見開きに掲載されてる映画広告のキャッチコピーによく興奮していたものだ。
特に好きな当時よくあったフレーズは
「全米38州上映禁止!」
よう日本で公開でけたな!

「ランボーのおよそ5倍の火薬と銃弾!」
絶対盛り過ぎ!

「サマーシーズン歴代1位!」
全米1位ちゃうんかい!でサマーシーズンって何!?

そんな適当な宣伝文句に100%踊らされていた頃にこの映画と出会いたかった…

トランスフォーマー3は海老フライハンバーグスパゲティピザカレーと言った高カロリーでホリューミーな料理の印象

育ち盛りの男子は是非!

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【ネタバレ注意】プレデターズ【劇場鑑賞】

2011-08-08 22:48:56 | 超怒級シネマ
お馴染みの狩人プレデターが地球に狩りに来るではなく、自分達の狩り場の惑星に人間たちをご招待する。

しかし人間たちもジャングルに放たれジワジワとただ狩られる訳ではない。
そんな手応えのない人選を彼らがするわけがなく癖の強い訳あり猛者達が地球から集められた。
プレデター側にも被害者出るくらいのゲームバランスの方が彼らは燃えるようだ。

プレデター間にもちょっとした種族抗争があるようで人間狩りを楽しむ合間に敵対関係のプレデターを縛り上げてリンチにするドSぶり。

おかげでクライマックスは虐められていたプレデターとタッグを組んでの逆襲でる主人公たち!

しかし本当の敵は彼らではなかった!
という意外な展開もあって期待してなかった分高評価である。

しかし過去の映画では優男にしか見えなかったブロディが逞しく見えたのは俳優としての力量だろう!ナイス

75点
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【ネタばれ注意】ソルト【ケーブルテレビ】

2011-08-07 11:58:24 | 超怒級シネマ
二重スパイの容疑をかけられたCIAのエリート女スパイが自分の潔白と真犯人を捕まえる為に敵、味方の両方から追われながらの逃亡劇を繰り広げる!
と思ってわくわくしながら見ていたら物語の1/3ほど来たところでアッサリ主人公は二重スパイを認め、さらにアメリカには既にロシアから大量のスパイが入国しており国の中枢機関にまで蔓延っている始末…このアメリカらしからぬ自虐ネタは新鮮!

二重スパイ役のアンジェリーナジョリーはアクションや走り方はサラコナーには劣るが、やはり出で立ちがかっこいいので画面映えするスターだと改めて認識。

ロシアが幼少時より英才教育で育て上げた不屈のスーパーエージェントも潜入先のアメリカで男と恋に落ち結婚するも組織に偽装ご苦労様とばかりに旦那を射殺され逆上しお世話になった組織を壊滅、更にラストは世界を核の脅威から救うスケールのデカい展開で楽しめた。

嫌な上司がラストはちょっといい奴といったほわっとするオマケもあって

70点
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ザ・ウォーカー【ケーブルテレビ】

2011-08-05 07:54:21 | 超怒級シネマ


核戦争後のアメリカで荒廃した大地をひたすら西に進み一冊の本を運ぶ男の話

全く期待せず見たらこれが、おもしろい!!
マッドマックス、北斗の拳ばりの低脳バイカーもお約束通り彩りを飾ってくれる。

悪役がゲイリーオールドマンでレオンでの麻薬捜査官ほどの強烈なキャラはなかったが最近は善人役も多かったので悪役復活は単純に嬉しかった。

主人公デンゼルワシントンの短刀でのキレのある殺陣も無駄なく美しく、銃撃、カーアクションとリセットされた地球のわりには都合よく出てきた見せ場も迫力があったので気にしない。

ただ、やはり日本人の自分には騒動の核となる「本」の価値観への関心が薄いので、その辺で少し損をしているのかも知れない。

ニンマリくる悪役との決着の付け方や希望あるラストに

78点

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インセプション【ケーブルテレビ】

2011-08-04 23:22:53 | 超怒級シネマ

夢を使った映画やドラマは珍しくはない
物語が収集つかなくなると夢オチと言う禁断の秘技として使用される例をよく見る
ところがインセプションの夢の扱いはそんな安易で浅はかな扱いではなかった。

夢を見てる間は夢と気づきにくい人間の脳の特性を利用して他人の夢に侵入、もしくは自分の夢に誘い込み巧みな夢操作で現実に比べ警戒心の下がった状態の人間から情報を盗み出すという産業スパイ?のお話

こんな人に伝えにくい題材を説明的になりすぎずアクションとサスペンスを絡めながら上手にお話を展開する監督の技量は凄い!

特に複雑な情報を抜き取る場合は夢の中に夢を追加し、夢の階層が深いほど時間の流れが遅くなり少々の無茶な設定もターゲットは気づきにくくなるのでOK!という設定を生かして最大4階層の夢を巧みな編集でスピード感と緊張感を両立させて且つ混乱する事なく楽しませてくれた。

いい映画を見た…と素直に思える傑作

90点




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マチェーテ【BD】

2011-08-04 07:00:09 | 超怒級シネマ

完全な悪のり映画。
監督の叔父であるダニー・トレホをおもしろ半分で起用してモテモテのヒーローをやらせたら親戚中大爆笑やでーとマイノリティなニーズに応えたZ級映画。
会社の後輩のトレホファンはこの映画をベスト・オブ・2010に選出。
彼とは互いを理解しあえない間柄になるやもと思ったら案の定彼の上半期ベスト・オブ・2011はスーパー8とスカイラインであった……。

50点
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エクスペンダブルズ【BD】

2011-08-03 22:35:39 | 超怒級シネマ
やはり自分は80年代マッスルヒーロー全盛期の映画少年だった事もありスタローンやシュワルツェネッガーには無条件で興奮してしまう。
もう2人とも良きお年寄りだがスタローンに限っては羽根をむしったニワトリのような腕の筋肉でとても御隠居には見えない。
対してシュワルツェネッガーは家政婦の上で腰を振る程度のトレーニングしか最近はしてないので服を着てはいたが昔の艶も筋肉もなく完全なる老人…。
カメオ程度のちょい役であったがファンとしてはいささか切ない出で立ちであった…。
で映画は大御所、中堅、のアクション俳優で構成されたデビルマンVSマジンガーZのようなミラクルブッキングでアクション映画ファンにとっては皆既日食級のプレミアムムービーである。
特にジェイソン・ステイサムの格闘技の中に銃撃を盛り込んだキレのあるアクションは映画の躍動感となっており。
スタローンは画面の引き締めに要所、要所で登場。このバランスが良かったので気持ちよく鑑賞出来た。
2ではシュワちゃんもプロテインとドーピングで体をこしらえて我々の夢ランボー&コマンドーのタッグでアノニマスを壊滅させてほしいものである。

80点
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スーパー8

2011-08-02 22:18:13 | 超怒級シネマ
Super8【劇場鑑賞】

タイトルも意味深で物語の詳細情報も隠蔽されていたのであえてネットで探らず配給会社の目論見に乗っかっていこうとかなりハードルを上げて鑑賞。
先に公開されたアメリカでは「ET以来の感動と興奮!」とか「スピルバーグの集大成」とか、さすがスピルバーグがプロデューサーとして参加しているだけあってそのコメントからも期待が高まる。
しかし肝心の監督が掴み番長のEEエイブラムと聞き不安になる。
作品に引き込む技量は半端なく凄い監督だが自分で広げた風呂敷を綺麗にたたむのが苦手な方のようで毎回風呂敷の端々から荷物が散乱するまとめ方をされる。
スーパー8もその類か!?と疑ったがその類であった…

懐かしい自分の少年時代と同じ時代背景や少年たちの冒険や成長や親子の絆や確執や宇宙人や、といった魅力的な映画的素材を全部鍋に入れてラスト強引にカレー粉をぶち込んで食わされた気分の映画であった。
結局それらの素材を絡めてクライマックスの布石としてまとめ上げるなどはせずラストにこんなん出ましたけどー的な飛道具で観客を煙に巻いてザッツオーール!!と終わってしまった…。ホント一言言いたい、

ETに謝れ!!

55点
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スカイライン

2011-08-02 07:54:20 | 超怒級シネマ
スカイライン

低予算という前情報ありきで観るとよく頑張ってた。日本が誇るスペースバトルシップヤマトと同額の制作費ということを考慮するとやはりアメリカとの映画文化の開きに愕然とする…
とは言え決して面白くはない。
スケールのでかい宇宙人の侵略を宇宙戦争のトムクルーズ一家より更にミニマムな視点で描かれる。
ひたすら外に逃げるだのマンションから出ないなどゴネゴネ内輪揉めが大半を占める展開…
低予算を生かすアイデアなのはわかるが客はそんな事情など知ったこっちゃない。
ただ唯一、エイリアンの巨大宇宙船に攻撃を仕掛けるアメリカの無人戦闘機のシーンだけは1500円の価値はあった!
それと200円分のドラマ部分を足して1700円!
締めて100円の赤字!!

60点
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