当工房にスイス・ダヨリ製作のパンフルートが修理に入って来ました。
この方は買って2~3度音を出しただけの新品パンフルートを壊してしまわれました。
最低音管(G管)に5本も割れが入る壊滅的な壊れ方です。
この方は割れが入った後市販の普通のボンド(液状の粘り気の強い)を上から塗って
補修されました。
これでは割れ目の表面に蓋をするだけです。
細かいすき間にはボンド液は到達しません。
私の工房ではこういう細かい割れ目の補修には粘度の低い(水に近いサラサラのもの)
ボンドを使います。
本当は素人が手を入れる前の状態で補修を始めたかったのですが、これでは打つ手があり
ませんので依頼者の希望もあり管を取り替えることにしました。
風の音パンフルート制作工房 広島市安芸区上瀬野町205(国道2号線沿い)
連絡先 080-5235-7664 082-894-0854 panfrute@yahoo.co.jp 香原良彦まで
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