パンフルート歌口の前の部分をRを深く削り取ると両サイドにカベが立ち上がってきます。
パンフルート歌口前を最大限削り取り後ろエッジはフラット。 パンフルート歌口前は広く後ろは狭く削り下げ。
パンフルート演奏家のコーネル・パナさんが使っておられるような水平型の歌口で音を出そうとすると上級者でも
手こずりますので、プロ以外の方は多少前下がりに角度をつけRを削り取った歌口を採用するのが最善だと考えて
います。(上写真は最大限に削り取った例であり行き過ぎた感があります。)
パンフルート工房裏山のしいたけほだ木置き場。 本日の収穫品。鍋や炒め物に使います。
横にもれるはずの空気はカベに受け止められてさらに中央へと吸い寄せられて行きます。
ほぼ100%の空気が有効利用される音は丸みを帯びた重く豊かな音がします。
「ギラギラ感」や「トゲトゲ感」がない滑らかなヒダの音なのです。
パンフルート歌口を削り進める時は削り深さのその時々の時点での発する音を確認しながら進めます。
水平型の固く摩擦音が入る段階からカベが高くなるにつれ音は丸みを増して来ます。
「もっと特徴的な音を」と追求して行き、際限なく掘り進めていく気持ちは実行した本人しかわかりません。
そしてこの形の魅力にはまった人のパンフルート歌口は前が大きく掘り下げられ間口が広くなります。
しかしパンフルートを購入後の所有者がこの形にするのは容認できますが、製作者が出荷するときこの極端な形を
購入者に押し付けてはなりませんね。
パンフルート製作・販売をしています。お問い合わせは080-5235-7664またはxiaxi@go8.enjoy.ne.jpまで。
歌口改造・割れの修理・蜜蝋販売・教室なども行なっております。お申し込みください。
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