「パンフルート工房」の香原です。
オリーブのパンフルートは手のひらサイズの小型を含め18台製作しましたが、残った管が数本とドリルでの穴あけで失敗した
管が数本あり貴重な材料だけになんとか形にしたいものだと思い続けていました。
まず穴あけでドリルが斜めに進んで外壁を突きやぶった管をなんとか使える状態にしなければと、作業の合間に木工パテで補修。
木管は両側からドリルで掘り進め中央で貫通するようにしますが、外壁をやぶった管は中央でお互いがずれていることになります。
この合っていない状態を何とか使えるようにと径の小さい順にドリルを通し少しずつ穴を広げて行きました。
見えない場所だけに手の感触だけが頼りです。外壁を補修した部分は接着面に使い、音と外観に与える影響を極力抑えています。
オリーブの笛19台目となるこの笛はテノールの低音部分を切り取った形で、楽曲の低音・バスを担当する楽器として作りました。
合奏の時力を発揮してくれそうです。
「パンフルート工房」香原への問い合わせは082-894-0854またはxiaxi@go8.enjoy.ne.jpまでどうぞ。
竹と木ではどちらが製作しやすいでしょうか。
木工ビットは9丸から0・5飛びで20丸まで鉄鋼ドリルを0・2飛びで13丸まで使っています。いきなり大きい径で
あけると必ず曲がります下穴から4回ビットを変えていきます。最初に穴が貫通するまで3年かかりましたから、最初から穴があいているたけのほうが断然易しいです。