「パンフルート工房」の香原です。
パンフルートの調律の方法は2種類あります。
一つは、ヨーロッパから伝わった管の底を固めてミツロウを加えたり掻き出したりして音の高低をとる方法。
もう一つは、最近韓国から発売されている管の両端をあけ中に薄いコルクを入れてスライドさせながら音の高低をとる方法。
どちらも一長一短がありますが、安定した音を確実に出すためには管の底はしっかりと固定されていたほうが良いようです。
というのも息を吹き込み音が鳴る瞬間は空気の圧力が加わっているのです。その時ぐらつくようでは本物の音は出ません。
ミツロウで調律してある楽器でも音の立ち上がりが一管だけかすれたりすることがありますが、
ほとんどの場合突き棒で突き直すと良く鳴るようになります。底のミツロウが緩んでいるのであります。
当工房ではいまのところミツロウでの調律の方が優れていると判断して「ミツロウでの調律」を採用しています。
「パンフルート工房」香原への問い合わせは
082-894-0854又はxiaxi@go8.enjoy.ne.jpまでどうぞ。
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