風の音パンフルート製作工房

浅い軽やかな音・心に沁みる奥深い音を自然の素材から自在に引き出します。パンフルート販売・修理・見学受付け中。

半音位置の音は曇りがち

2013-01-08 | 半音のだしかた

   ♭6つのG♭調では全ての管で半音下げます。苦手だどうのこうの言っている場合ではありません。

    

  イチゴは冬の寒さに耐えて夏に甘い実をつけます。      複数の方法で半音を出すことに挑戦しましょう。

 パンフルート演奏時に半音が出てくると特別な操作をして目的管の音を半音下げなくてはなりません。

一番最初に半音下げに取り組むのは楽器底面を前方向に押し出して楽器を傾け垂直方向の角度を広げて音を下げる方法

です。

この時下唇は管の上方解放径の空間を覆いかぶす形となり空気の流れを変えていきます。

楽器を傾けることによってビーム角度は変えなくても空気の流れは底方向に多くなり、塞いだ下唇と共に作用して

館内の圧力が上がってきます。

所定の圧力に達した時音は出始めますが、出口が小さくなっているため音程は下がっていきます。

ここまで来るとみなさんお気づきでしょうが、底方向に空気の流れが多くなることとせっかく解放してある出口を塞ぐ

ことは共に音がくすんで(こもり勝ち)来る原因でもあるのです。

広島パンフルート愛好会教室の先生は「全音と半音でだした音は聞く人にそれと分からないレベルにまで同じ音質の

音を出してください」といわれますが、これは相当の難題なのです。

この「こもり勝ち」の音ことを理解したうえで次のステップに進まないと問題はいつまでも解決しません。

パンフルート購入・修理・蜜蝋・などの問い合わせは082-894-0854または香原 良彦 <xiaxi@go8.enjoy.ne.jp>

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