オリーブパンフルート(Dテノール) 工房近くの風景
パンフルート音合わせ・作り方・吹きかた教室のパンフルート工房香原です。
広島パンフルート愛好会メンバーの所持しているパンフルートを修理する時、その人の愛器をしばらく工房に預かることになるので
パンフルート工房在庫品の1台を代替え品として渡したところ数日して「香原さんの調律したパンフルートは私が吹くと全ての管で
半音近く下がります。グループ演奏会が迫っていてどうしたらよいですか‥‥」と連絡がありました。
その時まだ修理は始めていなく「どうしたものかと」思いましたが、5日間待ってもらい修理を急ぎパンフルートを届けました。
もちろんその時の調律はその人の音の高さに合わせ、私にとっては半音近く高めで調律しておきました。
どうしてこのようなことが起きるのでしょうか??。
それはパンフルートの音の出しかた・吹きかたそのものに関わることで、個々の個性でパンフルートから出る音が半音近くずれて
しまうことがあり得るのです。特にこの方はパンフルートを始められてまもないため、吹き込んだ空気の漏れる%が高く管の中で
有効に使われていないので、その分量のミツロウをたくさん詰めないと所定の音程に達せないのであります。
でも心配なさらないでください、息を吹き込むコツさえつかめば今詰め込んでいるミツロウがじゃまになる日が必ず来ますよ。
パンフルート修理はあらゆる事態に対応できますのでパンフルート工房におまかせください。
連絡は082-894-0854またはxiaxi@go8.enjoy.ne.jpまでどうぞ。