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アジアの裏側

「タイのVISA事情」

2006-12-12 08:23:02 | 児童買春、児童労働
バスの中は日本人・韓国人・フィリピン人・白人約30名、皆タイで不法就労、ロングスティをしている人達だ。
朝6時15分、スクンビット通りの集合場所に集まりカンボジア国境行きのバスを待つ。
バスに乗り込むと添乗員が来てパスポート・写真一枚・費用2000バーツ(カンボジア・ビザ代、他経費)を集める。
このバスはワンディ・リターン専用バス、国境まで約4時間(アランヤープテテート)から4時間半(バンレム)
で着く。
ここで添乗員に旅券を返してもらいタイ出国スタンプを押してもらいまた添乗員に旅券を渡す、そのまま歩いてカンボジアに入り国境にあるカジノで無料ビュッフェを食べている間、添乗員はカンボジア・ビザ、入国、出国のスタンプをもらい旅券を本人に返す。
30分後今度は歩いてタイに入国しスタンプをもらい、これで終わり。
ようするにタイ出入国以外は全て添乗員が代行してくれる、そしてまた30日間タイに滞在できる。
勿論このスタンプでは就労は出来ない、観光目的のビザである。
「カンボジア側としては30分滞在しただけでビザ代800バーツが入り、タイは賄賂として一人100バーツほどがイミグレに入ります。皆さんハッピー」と添乗員は言っている。
大阪出身の塩見康子さん(25歳)は30日に一度ビザ延長のためカンボジア国境に行く常連客、周りを見ると知っている顔もいる。
康子さんは某神戸市にある女子大在学中卒業が決まりタイに旅行に来た。
就職は内定していたが旅行で来たタイが好きになり就職を断って再度バンコクに来て仕事を探した、がなかなか良い条件の仕事は見つからない。
そんなある日、タイ語学校で知り合った日本人主婦から日系企業を紹介された、仕事は貿易事務。
会社は貿易関係と言っても小さな会社で社長を含めて8名、資本金が300万バーツなので外国人の労働許可証は1名だけしか取れない、そのため康子さんは30日に一度カンボジア国境に行ってビザの延長をし不法就労を3年間続けている。
ノン・ビザ
タイ入国日から30日間(日本国籍30日間、韓国国籍90日のタイ滞在が許される)10日間の延長可(1800バーツ)オーバースティは1日200バーツの罰金、最高2万バーツ。
最近タイ入国時タバコの持込が厳しくなっています、1カートン(200本)までは無税。
知人が日本からタバコ2カートン持ち込み税関を通りタクシー乗り場で空港警察官に捕まり罰金2万バーツ取られました、気をつけてください。
空路、陸路カンボジアからでも同じです。

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