村上春樹がエルサレム章を受賞したそうです。
どれだけすごい章なのかわかりませんが。
そこでのスピーチで印象に残ったのが、これ。
もう少し考えてみてください。
誰だって自分の存在は疑えませんし、生きていると確信しています。
「大いなる制度」はそれとはまったく違う存在です。
私たちは「大いなる制度」とやらに搾取されてはなりませんし、
独走させるわけにはいきません。
「大いなる制度」が私たちを作ったのではなく、
私たちが「大いなる制度」を作為したのです。
翻訳サイト
村上春樹、エルサレム賞受賞スピーチ試訳
原文では「制度」のことを「System」と言っています。
一昔前では、映画「ターミネーター」であったような
人間が作ったロボットやコンピュータが意思を持ち出して、
人間を滅ぼす。というSFがよくありました。
マトリックスもそうですね。
コンピュータとシステムってイメージが似てます。
最近では、人間が作った制度(システム)が人間を苦しめているようにしか
見えない時代になってきました。
しかも、作った当の本人たちはそれを制御できてない。
SFもあながち間違ってないなって思うわけです。
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