先日、書店で宿曜占星術の書籍に目を通したら久しぶりにこのカテゴリーでアップしてみたくなりました。
今日はこの占星術の『安壊』についてちょっと書いてみたく思います。。
空海が唐(中国)から持ち帰ったとされる宿曜経(宿曜占星術)。
この和製占星術、元を辿ると発祥はインド占星術。ヨギ(ヨガの行者)が瞑想によって導き出したとされています。
そのインドでは現在でも結婚相手との相性をインド占星術で占って判断しているらしく、諸外国と比較して離婚率は非常に低いという。
そんなインド占星術は海外においても相性診断の評価は高いんですが、そのインド占星術の流れである宿曜占星術もまた同様に相性診断において高く評価されているんですね。
空海が持ち帰って以降、江戸時代に入るまで日本で長く利用されてきたのですが、江戸幕府は、この恐ろしく当たる占術が倒幕に利用されることを嫌って民間での使用を禁止してしまったんです。
そして明治時代まで封印されてしまうことになってしまいました。
日本は諸外国と比較して占いの利用者数が少ないんですが、もしかすると私の憶測ですが、こういった理由も「占」の文化が育たなかった理由の一つなんじゃないかななんて思っております。
ちょっと前置きが長くなりましたが、この占術には、
「安壊」、「栄親」、「友衰」、「危成」、「業胎」、「命」と大まかには6種類の相性があります。
安壊(あんかい)
「安」の者は「壊」の者に対して安定を与える。「壊」は「安」に対し破壊、苦労を与える。立場が逆転する可能性あり。
始めは強く惹かれ合いながらも後に足の引っ張り合いで壊れる最も良くない関係。
「安定」と「崩壊」は背中合わせ。ってことなんですかね。なんか分かるような気がするなぁ。
安定した生活は理想的な人生、そう思ってたけど理想はやっぱり理想なのかな゜(゜´Д`゜)゜
宿曜占星術で覆されちゃったようなそんな気持ちを書いてみたく今日のネタにしてみました。
留まりたいと願う心、それは人生の落とし穴だったりして?
残りの相性は以下のとおりです。。
栄親(えいしん)
「栄」の者は「親」に対し繁栄を与える。「親」の者は「栄」に対して親愛なる関係。結婚やビジネスの相手など全てに対し共にプラスとなるパートナー。
友衰(ゆうすい)
親睦が深まる相手でもあるので、友達、恋人としての相性良し。「友」の者は「衰」の者に対して優位になる関係。
危成(きせい)
「危」は「成」へ対し危険を与える。「成」は「危」を成功に導く。しかし、立場が逆転する可能性あり。キャラクターが違うため、己に無いものを相手が持ち合わせているところへ魅力を感じながらも魅力が薄れると終わる関係。
業胎(ぎょうたい)
現世以外でも過去世、未来世においても縁の繋がりがあるとされる深い関係。「業」の者は「胎」に対して母親役的な存在となり、「胎」は子ども役。ビジネスでは良い関係。
命(めい)
同じ存在で因縁深い関係。相手のことがよく分かり鏡のような存在。同性なら距離を置かないと犬猿の仲、異性なら結婚しなければ一生の友となる。
宿曜占星術は奥が深いなと思いつつ、相性の不思議さを考えさせられた出来事があり思わずコメントをさせて頂きました。
私の兄ですが、義姉と栄親近距離で仲睦まじい夫婦だったのに安壊遠距離の女が割り込んで離婚、その女と再婚して子どもも生まれました。ちなみに兄にとって女が壊です。2人は幸せそうです。
義姉の為にも、安壊相性の作用で女と別れてほしかったのに上手く行く事もあるのかと疑問です…。
ぜひ先生のご意見をお聞きしたいのです。未熟な私に深い部分を教えて下さい。
私は先生ではないんですよ~(^^ゞ
栄親で仲良くても外側から何かしらの妨害(呪いとか)でもあると続かなくなってしまうこともあるのかな?
安壊ですか。晩年まで続くのか今後注目しながら見守ってあげてください(;´Д`)