最近のパワースポットとして人気なのは、明治神宮の清正の井戸のようですね。
人の多い場所っていうのは、その人達の「ああしたい」、「こうしたい」といった邪念が多くて場が穢れてしまっていてると思うんだけど、それでもパワースポットとしてホントに御利益があるのかなぁ~と。
先日読者からのコメントで、金運のパワースポットとして、芝公園のもみじ谷にある『蛇塚』を教えて頂きました。
どんな由縁のある場所なのだろうかちょっと調べてみましたところ、西新宿で酒屋を営む秋田県出身の女性実業家が蛇の夢を見た後、事業に成功したことからその守り神である蛇を祀ったのが蛇塚とのこと。
そして御利益としては、金運・仕事運に効果を望めるパワースポットとして、テレビや雑誌に紹介されて人気が広まり、それ以来参拝者が増えたという。そんなことから蛇塚には多くの参拝者が持参した生卵や清酒のお供え物が沢山並んでいるそうです。
マスコミで紹介されてから、休日は少し並ぶといった書き込みも。しかし今回は平日に行く予定をしていたので、そんなには並ばないことを祈り出掛けてみることにしました。
それでは昨日の増上寺ネタからの続きです。。。
蛇塚の場所は、増上寺や東京プリンスホテルをぐるりと囲んで数あるブロックに分かれた芝公園、その中のワンブロックとしてあるもみじ谷の中にあります。
東京タワーと増上寺に挟まれたブロックの公園がもみじ谷と覚えておくと分かりやすい。
行き方は超簡単。東京タワーに近い駅で下車したら、先ずは東京タワーを見上げながらその足元目指してひたすら歩くだけ。目印が大きいんで道が分からなくなることはないでしょう(笑)。
目指すは、足が4本ある内の一本のところにあるカラフト犬の記念像。
その記念像まで来たら蛇塚は直ぐそこ。
目前に広がるこの森がもみじ谷。横断歩道を渡って坂を少し下ると、右手にもみじ谷へ下りる階段があります。
この階段を下りきり。。
上を見上げるとお地蔵様が並んでおりました。
そこへ行く道がここ。今にも崩れるんじゃないかってほど危なっかしい細道。
あらら、お供え物は置いたら駄目だって。
一番奥が蛇塚のお地蔵様らしい。。。
駅前のコンビニで購入してきました清酒と生卵。
立て看板にも書いてあったし、両方とも封を開けずにお供えさせて頂きました。
そしてこの奥には龍王像があるみたいだ。恐る恐る覗いてみた。。。。
ホントに置物だろうか? 薄暗いせいもあってか、なんだか生々しく見えて本物の蛇なんじゃないかと、一瞬焦りましたよぉ。
合掌して、階段の下のところまで戻りました。さて、ここでもう一箇所、パワーが凄いとされている観音堂がこの谷の中にあるらしいので、次はそこへ行ってみることにしました。
この谷の中(東京タワーの裏なんだけど)を更に先へ足を進めると、なんと道に川が流れてるではないですか。
そこには、「もみじの滝」って書かれた立て看板。
おーっ! 何故かこんなところに滝が。
ここ、東京タワーの真下です(笑)。
更に森の中(?)を先へ進むと。。。
階段があります。
上りきってみると。。。。ありましたね、観音堂
何故か緊張。
如意輪観世音。。。。観音様ですね。
新しいお花に千羽鶴、多くの方に崇められてますといった雰囲気出てました。
合掌。。。。今回はわざわざ『もみじ谷』まで来た甲斐がありました。
ここ、もみじ谷の蛇塚以外にももう一箇所、心光院の龍王堂とそれぞれ2箇所に祀られているそうです。
中央区郷土史同好会HPに詳細が記されていましたので、以下に抜粋しておきますね。
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心光院~佐久間家菩提寺~(港区東麻布1-1-5)
【大日堂の由来】
本堂にある於竹大日如来像の写しがある。その大日堂は秋田から上京し、苦労した末に安穏の生活を得られた神保志保さんがそのお礼にと寄進したもの。志保さんは俳優・大坂志郎(日活)さんのお母さんで、蛇をめぐる因縁話で心光院と結縁した。その経緯は檀家の文集『心光院とともに~私たちの思い出』の中の坂本淑子さんの一文に紹介されている。
志保さんは嫁ぎ先で蛇の夢をみた。それが気に係り、早起きして居間にいってみると夢のとおりにとぐろを巻いた蛇がいたので、庭に放してやった。
上京してからも夢枕に蛇が現れ、その都度種々助けられた経験をした。新宿で秋田屋という酒屋を営んだが、蛇が現れては店が繁盛した。しばらく現れないな、と思っていると、箪笥の引き出しに蛇のミイラを発見した。新宿に緑の多いところがなかったので、芝公園の大木の根元に埋めて回向した。のち、東京タワー建設が耳に入ったので、蛇を掘り出し、納骨先を探し始めた。ある夜、夢を見た。タワーそばのお寺の屋根を金色輝く蛇が這っていた。志保さんは翌日、そのお寺を探しに出かけ、たどり着いたのが心光院だった。
志保さんの因縁話を聞き終わった住職は、タワー建設のともなうお寺の移築工事のとき、やはり蛇が出てきて、工事人の嬲(なぶ)りものになりそうになったのを止めさせた、という話をして、「その蛇は成仏していませんなあ」といって、本堂で回向の読経をしてくれた。その後、志保さんの念願が聞き入れられて、玄関前に竜王堂が建てられた(心光院に『竜王堂縁起』がある)。
志保さんは檀徒になってからお竹大日如来の存在を知り、出身県も隣ということもあって、お竹との有縁に感じ入り、堂を寄進した。ご遺族は墓参りの折には大日堂はもちろん、公園内のお地蔵さんへもお参りしている、という話を大黒さんからお聞きした。
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ひゃ~っ…お写真の加減か、ウロコが何ともリアルですね。
こんなに静かな雰囲気で、緑ときれいな水に溢れた処が東京タワーの真下にあったとは!
気がつきませんでした。
こちらは素敵なパワースポットですね。
カテゴリー名、〈神社~へ すがりつく旅〉の、すがりつく…が、パンダさんらしくて、うまい表現だと、感心してました。今回もすがりついたのが、よーくわかる感じでナイスです[E:note]
フラッシュたいたら罰当たるかと思って。なのでちょっと暗めに写ってしまいました。
なんかここ、ご利益ありそうな感じの場所でしたよ。
ヨッシーさん、こんにちは。
神社仏閣って、すがるのが本音かと。
それ以外の目的ってなんでしょうね?
ありがとうございました!
同じ日に行きました!
私は朝、9時頃行ったのですが
掃除をした後だったのか、
卵とかは置いてなかったです。
すぐにたまるのですね。
ちなみに、私の携帯では暗くて写りませんでした。
是非行ってみてください♪
ぽんさん、こんにちは。
デジカメ、携帯と違ってあると重宝しますよ♪
亀レスで失礼します。
ご紹介頂きました、蛇塚、今日行く予定で、下調べで探したら、こちらに辿り着きました。
掲載されたお写真のお陰で無事現地に行けました。
が、ショックな情報です。
蛇塚に行く橋が崩壊の恐れありとの掲示があり、バリケードで封鎖されていて、
上がれません。
やむなく下からこっそり拝んで来ました。
しばらく下から拝む事になりそうです。
観音堂は無事上がれましたが、とにかく樹がうっそうと茂っていて、真昼なのに薄暗く、足場悪いですね。
落ち葉が積っていて滑り易く、足元しっかりしたスニーカーでないと、危ないです。
すぐそばでは観光バスや案内する係員のアナウンスでやかましいのに、滝が流れていたりと本当に不思議な世界でした。
封鎖ですか、それはそれは残念でしたね~。
観音堂は山を登らなくても、お堂の裏手からも行ける道があったんですよね。
そういえば蛇塚も金運の御利益ある場所でしたね。最近パワスポ巡りばかりだったもんで、すっかり忘れてました。
とにかく私の記事がお役に立てて光栄です f(^^;)
おー、これはレアな情報ありがとうございます。
階段壊れていてお気の毒でした。