関西で人気を博す霊感タロット占い師の濱口善幸氏。栗原類さんとの対談記事において、「自分のことは占えない」といった話をされておりました。
これ、実は能力差に問わず、「自分は占えない」って言われる先生結構多いんですよね。
濱口善幸:タロットは本に書いてあることを100%覚えるよりも、実践的に占いを体験したほうが勉強になります。
栗原類:本を読みすぎるのはあまり良くないんですか?
濱口善幸:本の解釈を完全にコピーして自分がなくなると、直感的に見ることができなくなってしまうと言われているんです。他の人の解釈を100%覚えるのではなく、ある程度、自分の解釈がそこに含まれたときに、初めてその人独自の占いができるので。だから、今の段階で他の人のことをどれぐらい占えるか試してみるといいですね。
栗原類:自分のことを占うのではダメなんですか?
濱口善幸:今はいいけど、本当に占いができるようになってきたら、だんだん自分のことは占えなくなってきます。なぜかと言うと、自分の心境をカードに出すことができてしまうので、カード自体も自分の思うように運ぼうとしちゃうんですね。例えば、マイナスな考えのまま占うと、カードはほぼマイナスになります。
栗原類:自分が選びたいカードが出るんですか?
濱口善幸:そうですね。そして、同じ内容を何度も占ったりすると、だんだんカードがその人をはねのけるような感じで適当になってきます。カード側が、「そんなに見たいなら好きにしたらいいよ」って投げやりになってくるんです。
栗原類×濱口善幸のタロット見習い~プロローグ PROLOより一部抜粋