幸福学専門30年 筬島正夫が語る本当の幸せ


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逆境を乗り越えた、北島康介選手(男子百メートル平泳ぎで金)と逆境ナイン!

2007-08-22 | 因果の道理





 ケガをしていた、北島康介選手が、
 
 男子百メートル平泳ぎ決勝で国内初の59分台となる59秒74をマークし

 21日開幕した新大会で日本勢初の金メダルを獲得しました!

 7月21日に、
 平泳ぎの練習中に「バチン」と音がして、左足内転筋肉離れをおこし、
 
 泳げない日が1週間続き、その後の練習でも、違和感が出ると怖くて
 プールから離れたそうです。

しかし、レース直前、「不安はマイナスにさせられるから」と、
 
 あえて笑うことで、いいイメージだけを心に宿し、

 この結果を出しました!

  

 「もしという言葉は使いたくない。ケガをしたから

  “何とかしてやろう”と思えたかもしれないし、いい勉強をしたと思う」。

 そして、との北島選手の弁。

 逆境に強いところをみせました!!!

  
さて逆境といえば、逆境ナイン!
 
実は最近、映画を観る機会があり、感動というか、なんというか

日本語ではあらわせない(外国語でも)衝撃をうけました☆



内容については、1年で365本ひたすら映画を観まくる日記に詳しく

楽しく、わかりやすく書かれてあったので、引用させて

もらいます!! 元記事はコチラ

  



■ストーリー

『主人公は全力学園の野球部キャプテン・不屈闘志(玉山鉄二)。
 彼の野球部は毎回地区予選一回戦敗退の弱小野球部だ。
 そしてついにある日、実績を重んじる校長(藤岡弘)から
 廃部を言い渡される。愛する野球部を絶対につぶしたくない不屈は、
 無謀にも校長に「甲子園出場」を誓ってしまった。
 イマイチやる気に欠ける部員たちを言葉巧みな屁理屈で操り、
 猛特訓を開始した不屈。
 しかし野球を知らない監督(田中直樹)の就任、
 様々なトラブルにさらされる部員、そして不屈自身も恋と野球の
 板挟みに陥るなど、次から次へと逆境に襲われてしまう。
 果たして彼らは強豪を打ち倒し、甲子園へ行く事が出来るのか!?
 吼えろ、奇跡のビクトリー!!!』


「逆境とは、思うようにならない境遇や、不運な境遇の事をいう」

こんなフレーズで始まる本作は、映像化不可能と言われた
島本和彦の伝説の原作コミックスを、『海猿』の羽住英一郎監督が映画化
したものだ(ちなみに原作コミックスは未読である)。

観る前は、「野球をベースにしたコメディ・タッチの単なるスポ根映画」
かと思っていたが、とんでもない!
主人公の不屈闘志を始めとして、校長先生や監督など濃いキャラクター
ばかりが勢揃い。
そんな彼らが、次から次へと“有り得ない”ギャグをぶちかますのだ!

「試験勉強をサボっていたから赤点を取った」と言う不屈に対して、
マネージャーが「それは自業自得です」と当たり前の突っ込みを入れると、
いきなり宇宙から“自業自得”と書かれたモノリス(?)が降ってくる!
もちろん、なぜそんな物が空から降ってくるのか、説明は一切ない。

要は”言葉ギャグ”の一種なのだが、力の入れ方がハンパではないのだ。
”自業自得モノリス”はそのシーンが終わった後も存在し続け、
最終的には風景の一部と化してしまう(ストーリーには全く関係無いのに)。
ついには、マネージャーがモップがけをする始末で、
その徹底したこだわりには脱帽するしかなかった。

さらに監督が「知らぬが仏!」とか「それはそれ!これはこれ!」など
役に立つのか立たないのか良く分からない“格言”を言う度に、
最新VFXを駆使したド派手なエフェクトが炸裂するのだ!

しょーもないギャグを表現する為だけに、
全編にわたって“無駄に豪華なCG技術”が惜しげも無く大量投入された、
まさに抱腹絶倒の快作である。

だが、こういうクダラナイ事に全身全霊を懸けて取り組んでいる姿勢が、
「バカバカしさ」を通り越してある種の「清々しさ」さえ感じさせるのだ。

また、現実離れしたキャラクターを大真面目に演じ切った役者たちの
熱演も特筆に値する。
玉山鉄二が演じる不屈闘志は、端正な顔立ちとハチャメチャな行動との
ギャップが面白い。

藤岡弘の校長は凄まじい存在感で観る者を圧倒し、
時々言い放つ重みがあるような無いようなセリフの数々に爆笑
(「でかい」って何が?)。

特に、不屈とマネージャーと3人で海辺を楽しそうに走る場面の衝撃度は
メガトン級の破壊力!なぜ校長が!?

そして、一番ワケが分からないのが田中直樹演じる謎の監督である。
「野球の事は全く知らない野球部監督」という意味不明のこの人物は、
いきなり覆面レスラーみたいなマスクを被って登場し、
観客の度肝を抜きまくる!さらに、更衣室で着替え中の主人公の背後に忍び寄り、
”野球”と”女”と書かれた二つの札を取り出し、
「どちらかを選べ!」と迫るのだ。

しかも、鏡に映して読めるように、文字が逆向きに書いてある(芸が細かい!)。
はっきり言って「ココリコミラクルタイプ」の田中にしか見えないのだが、
単なるコントとして見ても十分に面白いのだ*1。

  

しかし、『逆境ナイン』の本当の凄さは、クライマックスに訪れる。
地区予選決勝、相手チームは強豪の日の出商業高校だ。
その9回裏、点差は112対0(!)という、
もはやどう考えても逆転不可能な絶体絶命の大ピンチ!

だが、そんな絶望的な状況の中でも主人公は「たかが112点差だッ!」と
勝つ気満々に言い放つ。

うわあああ!バカだ!でも猛烈にカッコいい!
この「どんな事があろうとも、決してあきらめない!」
という揺るぎ無い前向きなマインドこそが本作の真骨頂であり、
「究極のポジティブ・シンキングこそが不可能を可能にする!」
という力強いメッセージが観る者の心を捕らえて放さないのだ。
荒唐無稽なドラマを勢いだけで引っ張っている本作だが、
主人公たちの「微かな希望を信じて、ボロボロになりながらも最後まで
戦い抜こうとする姿」は、バカバカしいと同時に感動的なほど美しい!
はっ!気が付いたらいつの間にか涙が!
何で俺はこんな映画で泣いてるんだ!?
『逆境ナイン』恐るべし!ラストのオチにもう一捻りあれば、尚良かったのになあ。

この作品を一言で表現するならば、「熱く、バカバカしく、笑って泣ける」
そんな素晴らしい娯楽映画である。
まさに爆笑青春エンターテイメントの傑作だ!
ちなみに、『少林サッカー』と『カンフー・ハッスル』が
「受け入れられない!」という人には無理にオススメしません(笑)。

公式サイトもなかなか笑えます。動画が凄い!

公式サイト


北島選手の記事に関しては以下のとおり

  

北島、精神力で獲った金/世界競泳(日刊スポーツ) - goo ニュース
“毒キノコがなんだ”北島1分の壁破る(スポーツニッポン) - goo ニュース
北島、男子100平で国内初59秒台でV=柴田隆2位、柴田亜は4位-世界競泳 (時事通信) - goo ニュース
肉離れから1カ月で完全復活!北島が100平で貫禄V(サンケイスポーツ) - goo ニュース
北島、国内初の59秒台 世界競泳2007開幕(共同通信) - goo ニュース


男子100メートル平泳ぎで、左足内転筋肉離れを起こしていた
北島康介(24=日本コカ・コーラ)が59秒74で優勝した。
7月21日に負傷し約1カ月間、満足に練習もできない中、
3月の世界選手権の59秒96を0秒22も上回る今季自己ベスト。
しかも国内開催の大会では初めて1分を切るなど、強じんな精神力を見せつけた。

 取りつかれた不安や弱気を打ち砕くかのように、
 北島は右の拳を水面にたたきつけた。
 そして水面に体を浮かべると、大きな息を吐いた。
 
 「はぁ~、良かった。結果が見えない中で不安だったけど、
  ホッとしました。(力を)出し切りました」。
  前日までの張り詰めた顔は消え、やり遂げた、穏やかな笑みが浮かんでいた。

 レース直前、普段と違い笑っていた。
 
 「不安はマイナスにさせられるから」。
 
 あえて笑うことで、いいイメージだけを心に宿した。
 
 集中力を高め、違和感の残る蹴り足に力を込めた。
 ハンセン(米国)の今春世界選手権優勝タイム(59秒80)を上回り、
 国内で初めて1分を切った。
 
 「ケガしたことで何とかしてやろうと思った。
  ケガをしなかったら、こういう気持ちにはなれなかった」
 
   と静かにうなずいた。

 不安だらけだった。
 7月21日。
 平泳ぎの練習中に「バチン」と音がした。
 左足内転筋肉離れ。
 「今までいろいろな経験をしたけど、太ももも水の中でのケガも初めてで…」。
 泳げない日が1週間続き、その後の練習でも、違和感が出ると怖くてプールから離れた。
 同期の細川大輔に「出たくない」と弱音を吐き、「しっかりやろうよ」と説得された。
 平井コーチは振り返る。
 「(大会)1週間前には棄権させなければならないかと考えた。
  でも、口にすれば北京も駄目になるのではと、言えなかった」。

 そんな心を、周囲の懸命なサポートが変えていった。
 超音波療法やはり治療、ベッカムカプセル、マッサージに指圧-。
 あらゆる人が、24時間協力した。
 時には夜に部屋まで治療に駆けつけてくれた。
 
 「(出場を)あきらめかけた時期もあったけど、ケガは僕の責任だから」。
 
 春先から上半身を強化し、体も泳ぎも8割近く完成していたことも幸いした。
 
 「(これまでで)2本に入る危機を乗り越えた。
  これで、どんな状態でも結果を出せる自信がついた」と同コーチ。
  
  北島も「いい経験をさせてもらった。
  北京ではもう1回勝ちますよ」。
  王者はより、たくましくよみがえった。



 やっぱり北島は強かった。世界競泳第1日(千葉県国際総合水泳場)、
 男子百メートル平泳ぎの北島康介(24=日本コカ・コーラ)は、
 決勝で国内初の59分台となる59秒74をマーク。
 21日開幕した新大会で日本勢初の金メダルを獲得した。
 左太腿内転筋の肉離れで万全ではなかったが、
 3月の世界選手権で優勝したブレンダン・ハンセン(米国)の
 タイムを上回る好記録。
 1年後に迫った北京五輪に向け、あらためて底力をアピールした。

 右拳で水面を叩きつけたガッツポーズは、喜びよりも安どを表していた。
 北京五輪をにらんで新設された国際大会で、日本の金メダル1号。
 
「よかったという感じ。ホッとした」。自己ベストの59秒53には
及ばなかったが、自身3番目、国内初の59秒台となる59秒74。
2位に敗れた世界選手権百メートル平泳ぎでの、
宿敵ハンセンの優勝タイムも上回った。
それでも、北島は「関係ない」と吐き捨てた。
個人種目で世界新を出せば五輪代表に内定する大会。
「もっと高いレベルの結果を求めていたのに、目標を下げざるを得なかった」。
ケガさえなければという悔しさがにじんだ。

 日本代表の上野監督が「毒きのこを食べた」と表現したハプニングは、
 先月21日の練習中に起きた。
 百メートルを全力で泳ぐ練習の最後の1本で「ブチッと音がした」。
 泳いでいる最中の発症は極めて珍しいという、左太腿内転筋の肉離れ。
 同監督は「水がかかる(推進力を生み出す)状態が想像以上の負荷になったのだろう。
 世界記録が出る泳ぎだから考えられないことが起きた」と説明した。

 3日から予定していた韓国・済州島での合宿をキャンセルし、
 必死に調整した。はり、酸素カプセル、電気治療。
 「欠場という言葉を口に出すと、来年までダメになる気がして怖かった」とは
 平井伯昌コーチ。
 国内のファンを前に欠場することも、エースのプライドが許さなかった。
 負傷前に上半身を鍛え、スムーズさに力強さが加わった泳ぎを披露。
 28秒07での折り返しは日本記録を上回るペースで、
 負傷の影響を感じさせなかった。
 「これまでで3本の指に入るピンチだった。
  これで康介と僕はどんな状況でも結果を出せる自信がついた」。
 そう振り返った平井コーチは「ケガがなかったら、どれくらいのタイムが
 出たかは来年の楽しみに」と笑った。

 「もしという言葉は使いたくない。ケガをしたから
  “何とかしてやろう”と思えたかもしれないし、いい勉強をしたと思う」。
  
 02年釜山アジア大会で初めて世界記録を出したのも、
 ひじを痛めてパンパシフィック選手権の二百メートルを棄権した後だった。
 精神力の強さを求められる五輪の舞台で、本当に強い男は誰か。
 百、二百メートルで世界新を連発し、翌年のアテネの2冠につなげた03年から4年。
 あす23日の二百メートルに出場するかは流動的だが「来年の北京はまた勝ちます」と
 誓った言葉に重みがあった。

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