昨年、芥川賞候補に選ばれた『白い紙』
以前から気になっていましたが、イランの友人から貸してもらいました☆
この作品はテヘラン生まれのイラン人女性、シリン・ネザマフィさん(当時29)が
日本語で書いたもので漢字文化圏以外の国の作家が候補になるのは3人目。
芥川賞では、中国人の楊逸さんが、日本語が母国語でない書き手と
して初めて受賞しています。
ネザマフィさんは、思春期に入ったころから「作家になりたい」と母国語の
ペルシャ語で物語を書き始め、14歳で初めて小説を執筆、19歳で来日して
からは日本語で創作してきたそうです。
神戸大学大学院を修了し、大阪の大手電機メーカーにシステムエンジニアとして
勤務しています。
「日本の作家でイランのことを書く方はあまりおらず、翻訳なしで書けたら
興味を持って読む方がいると思いました」とネザマフィさん。
『白い紙』はイラン・イラク戦争下のイランの田舎町を舞台に、互いに淡い恋心を
抱く高校生の男女が登場します。
「向こうの風景を描きたかった」という言葉通り、異国の情景がリアルに伝わる
作品となっています。
さて、タイトルになっている【白い紙】とはなんのことでしょう?
こちらに記事を書きましたので、よかったら読んでくださいね☆
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