2018年5月のカンヌ映画祭で最高の賞をとった。その小説本「万引き家族」を読んだ。2018年6月刊行。作者は監督の是枝裕和。
万引きを肯定しているようなイメージが先行して話題になったが、家・家族とは何か、個人の自立を視点に描かれたような気がする。映画の登場人物でイメージをして楽しめた。
治(リリー・フランキー)と小学生の祥汰の万引きの場面から。そこに虐待を受けている女の子ゆりが登場する。まわりを高層ビルに囲まれた東京下町の一軒家に住む。
年金が収入源のおばあさん、初枝(樹木希林)。そして治のパートナー信代(安藤サクラ)。そして信代の妹の亜紀(松岡茉優)。ひそやかだが温かい居場所がそこにある。食事の場面が印象的だ。コロッケ、うどん、そうめん、トウモロコシ。
そして、徐々にそれぞれの抱える過去やこの家に住むようになった経緯が明らかになる。
治の事故や信代のリストラ、家族で出かけた海。初枝の死など、いろんな出来事を繰り出しながら、祥汰の万引きの発覚を契機に、新展開が。
昔、読んでから見るか、見てから読むかというキャッチがあったが、そんな心境。
9月に亡くなった樹木希林。追悼。
万引きを肯定しているようなイメージが先行して話題になったが、家・家族とは何か、個人の自立を視点に描かれたような気がする。映画の登場人物でイメージをして楽しめた。
治(リリー・フランキー)と小学生の祥汰の万引きの場面から。そこに虐待を受けている女の子ゆりが登場する。まわりを高層ビルに囲まれた東京下町の一軒家に住む。
年金が収入源のおばあさん、初枝(樹木希林)。そして治のパートナー信代(安藤サクラ)。そして信代の妹の亜紀(松岡茉優)。ひそやかだが温かい居場所がそこにある。食事の場面が印象的だ。コロッケ、うどん、そうめん、トウモロコシ。
そして、徐々にそれぞれの抱える過去やこの家に住むようになった経緯が明らかになる。
治の事故や信代のリストラ、家族で出かけた海。初枝の死など、いろんな出来事を繰り出しながら、祥汰の万引きの発覚を契機に、新展開が。
昔、読んでから見るか、見てから読むかというキャッチがあったが、そんな心境。
9月に亡くなった樹木希林。追悼。