パンチョの世に棲む日々

自称ドン・パンチョが訪れた名所旧跡の感想を綴ります。

伎楽伝来の地

2010-07-25 17:14:29 | 日記
7月23日の午後、明日香村の豊浦寺の南にある難波池の脇で「伎楽伝来の地」の記念碑の除幕式が行われるというので、別に招待されたわけではないのですが、興味があったので出かけてきました。伎楽は聖徳太子の時代に百済人・味摩之(みまし)が伝えた歌舞劇で、太子は教習所を設立して、若者たちに教えさせたとされています。 

その場所が、桜井市にある「土舞台」とされてきましたが、最近になってかんこくの歴史学者李応寿氏が、それはおかしい、その施設は豊浦寺かその近辺にあったはずだとする新しい説を発表しました。

論文だけならまだしも、いかに自説が正しいことを主張するため、記念碑まで建てることにしてしまったそうです。日本の研究者からどのような反論がだされるのか、今から楽しみです。

彼の論文を読みましたが、検証の仕方は一応納得のゆくものだったので、記念碑の除幕式の様子とその後に豊浦寺で行われた百済伎楽の特別公演、および李応寿氏の論文の骨子を橿原日記で紹介することにしました。関心のある方はアクセスしてみてください。

円仁

2010-07-11 12:12:07 | 日記
一昨日の朝日新聞夕刊に、中国の河南省登封市にある法王寺という寺の塀の壁にはめ込まれた石板に「円仁」の名前が刻まれていることが発見されたという記事が載っていました。

時は会昌5年(845)、中国の歴史で有名な会昌の仏教弾圧の真っ最中で、国外追放にあって円仁が大急ぎで帰国の旅を続けている途中に、どうやら法王寺に立ち寄ったらしいのです。

石板に刻まれていた文章は、そのとき円仁が頼まれて書いた一文のようですが、何が書かれていたのでしょうね。気になるところです。一日も早い全文の公表が待たれます。


更新通知

2010-07-04 05:10:01 | 日記
仕事がら、最近は携帯電話関係の翻訳のためキーワードのスペイン語表現例を折に触れて収集し、データベース化しています。

去る5月28日には、アップル社の情報端末「iPad」が日本でも発売され、いよいよコンピュータと通信の融合が本格化してきました。携帯電話の世界でもタッチパネルが当たり前の時代になりつつあります。

そこで、iPad関連のキーワードを新たに追加し、データベースを更新しました。翻訳関係の方に少しでも資すればと思って、このデータベースを「携帯電話用語のスペイン語表現辞典」として公開します。必要に応じて参考にしてください。

深大寺

2010-07-02 17:54:06 | 日記
先日のすみれさんの投稿に触発されて、昨日45年ぶりに深大寺を訪れました。当時のことはほとんど忘却の彼方に消えてしまって、まるで初めて訪れるような新鮮さを感じました。

以前すみれさんが訪れたとき拝観された薬師如来像はどのような仏か気になって、アチコチの堂内を探りましたが、開山堂に薬師三尊が置かれているだけで、秘仏の元三大師像はもちろん、本堂の宝冠阿弥陀如来も拝観できませんでした。すみれさんがご覧になったのはどの仏だったのでしょう。

探訪記を本日Panchoのデジタル・フォトアルバムにアップしました。すみれさんが訪れた頃と比べて、境内の様子はいかがですか?