パンチョの世に棲む日々

自称ドン・パンチョが訪れた名所旧跡の感想を綴ります。

花の雲 鐘は上野か 浅草か

2013-03-24 08:11:08 | 日記

松尾芭蕉の句に”花の雲 鐘は上野か 浅草か”があります。花の雲とは花曇りのことではなく、桜の花が一面に満開になるさまを、雲に見立てた春の季語だそうです。

おそらく江戸の昔から、上野も浅草に近い墨田河岸も桜の名所だったのでしょう。この句に誘われて昨日も花見見物に出かけました。一昨年は橿原にいて、奈良県内の桜の名所をあちこち訪れました。それができない腹いせでしょうか。

日本では、桜と言えばソメイヨシノ。しかし、ソメイヨシノは自生種ではありません。江戸時代の1720-1735年ごろ、現在の東京都豊島区駒込にあった染井村で、造園師や植木職人達がエドヒガン"小松乙女"にオオシマザクラを人工交配して育成したされています。したがって、現在各地で咲き誇るソメイヨシノは接ぎ木を植林したものです。

上野と墨田川の満開の桜を次のサイトにアップして置きました。

http://www.bell.jp/pancho/photo_album/2013_03_23_ueno_asakusa.htm


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