最近読んだ本
『ブランケット・キャッツ』重松 清著(朝日新聞社)
猫をレンタルするなんてどうかなーとちょっと引きつつ
人と人のつながりを再確認したり、
1話だけ猫さんが語り手になって冒険して
自分の出自や本能に気づいていく姿はぐっときた。
でも一番この本ですきなのは「あとがき」
昔話の桃太郎やかぐや姫はおじいさんとおばあさんが
突然子どもを拾って育てることにして
その子どもが恩返しをするって話な訳だけれども
年老いた夫婦が子どもを育てるって大変じゃないか、
それをがんばって育てた過程がえがかれていなくて
これは物語としてどうなのかってことを著者がいってるのです。
おじいさんとおばあさんが何を考えて桃太郎を育てたのか
それを桃太郎はどう感じてたのか、
そこが大事なんじゃないかって。
確かに物語として波乱万丈で冒険してってのは面白いけれど
ここに行き着くまでに何があったんだろう、とか
この後どうなるんだろうっていうサイドストーリーが気になることがあるし
実際こうだったんじゃなかろうかって
自分の頭の中で勝手に想像してワクワクすることもある。
ああでもないこうでもないって考えてる時間が倖せ~なんです。
そんなことありませんか!?
栗本薫さんとか宮部みゆきさんとか
人の気持ちの機微を見事に描く作家さんは好きだなあ!
そうですよねぇ~。。。 私達が子育てするのだって とても大変で 育児ノイローゼに成ったりして ヒーヒー言ってお母さん達が居るのに 年老いた夫婦が子供を育てるなんて どの様にして来たか 知りたいですね。
体だって おもうように動かないはずですしねぇ~。。。。。
怖かったよ
そっちは大丈夫?!
いまも揺れているの!!
この本、ずいぶん前に読んだんですが大好きなんです
なんだか嬉しくなっちゃって
地震の影響でいろいろ大変ですが、がんばりましょう