ねころじぃ らいふ

猫さんに、人に、そして地球にやさしいキャットシッターのねころじかるな生活!

「ブランケットキャッツ」

2011-03-11 | 

最近読んだ本


『ブランケット・キャッツ』重松 清著(朝日新聞社)

猫をレンタルするなんてどうかなーとちょっと引きつつ
人と人のつながりを再確認したり、
1話だけ猫さんが語り手になって冒険して
自分の出自や本能に気づいていく姿はぐっときた。

でも一番この本ですきなのは「あとがき」
昔話の桃太郎やかぐや姫はおじいさんとおばあさんが
突然子どもを拾って育てることにして
その子どもが恩返しをするって話な訳だけれども
年老いた夫婦が子どもを育てるって大変じゃないか、
それをがんばって育てた過程がえがかれていなくて
これは物語としてどうなのかってことを著者がいってるのです。

おじいさんとおばあさんが何を考えて桃太郎を育てたのか
それを桃太郎はどう感じてたのか、
そこが大事なんじゃないかって。

確かに物語として波乱万丈で冒険してってのは面白いけれど
ここに行き着くまでに何があったんだろう、とか
この後どうなるんだろうっていうサイドストーリーが気になることがあるし
実際こうだったんじゃなかろうかって
自分の頭の中で勝手に想像してワクワクすることもある。
ああでもないこうでもないって考えてる時間が倖せ~なんです。
そんなことありませんか!?

栗本薫さんとか宮部みゆきさんとか
人の気持ちの機微を見事に描く作家さんは好きだなあ!


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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
確かに・・・ (姫子)
2011-03-11 09:31:31
「年老いた夫婦が子どもを育てるって大変さ」。。。
そうですよねぇ~。。。 私達が子育てするのだって とても大変で 育児ノイローゼに成ったりして ヒーヒー言ってお母さん達が居るのに 年老いた夫婦が子供を育てるなんて どの様にして来たか 知りたいですね。
体だって おもうように動かないはずですしねぇ~。。。。。
Unknown (キッツCat)
2011-03-11 16:27:02
地震!
怖かったよ
そっちは大丈夫?!
いまも揺れているの!!
この本! (ルーとリーの母)
2011-03-14 10:53:25
ご無沙汰しております

この本、ずいぶん前に読んだんですが大好きなんです
なんだか嬉しくなっちゃって

地震の影響でいろいろ大変ですが、がんばりましょう

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