TDY、Temporary Duty。アメリカの軍隊用語で出張を意味する。世界の僻地の出張記録!TDYの次は日常の雑感

現役時代の出張記録。人との出会いと感動。TDY編を終え、写真を交えた日常の雑感を綴る。

折々の写真&雑感 495

2024年08月04日 | エッセイ
 日本で云えば国会議員にあたるであろう中国各地の共産党の代表は何千人もいるようだ。日本の議員に比べれば、彼らの仕事は楽なもんだ。何とかの大会に集められたときに、ただ拍手をするだけだ。それに比べれば日本の議員の先生方は大変だ。

 自民党の二階さんがテレビの番組で云っていた。「初めて立候補しようとしたとき、政策は?と聞かれずに幾ら出せるか?と聞かれた」と、また「現在の選挙資金に10億はかかる」と云っていた。こんな候補者を当選させたら、次の選挙までにありとあらゆる手段を使って次の選挙資金を集めるために奔走するであろう。そうなったら本来の政治家である筈の国会議員の仕事など手につくものではないし、やる気もないだろう。

 このような現象は自民党の議員だけではない。写真の会で知り合った公明党のある区会議員は「毎日朝早くから、夜の10時、11時まで仕事をしているので写真を撮りに行く暇はとてもない」と云っていた。区会議員の仕事は大変だなあと感心し同情もした。 而し、よく話を聞いてみると、その時間の全ては有権者のところを廻り、先方のご機嫌を伺い、頼み事があれば、それを聞くことだそうだ。そうしないと次の選挙で投票して貰えないらしい。当選した翌日から、公費を使って次の選挙まで票集めに奔走しているだけのことだ。そして、空いた時間に議会に出る。だから居眠りが出てもしょうがない。国会議員も同じようなものだ。議員とはよほど実入りの多い商売のようだ。

 政治家の仕事は、住民の為、国民の為にどのようにしたらいいかを考え、それを実行する事であり、大臣は全力を尽くしてその職務を遂行することだと私は信じていた。全く違っていた。一部の、ごく一部の議員を除いて、村会議員から国会議員まで、当選したその日から次の選挙のための票集めと金集めに奔走しているだけのようだ。それも自費ではなく公費を使ってだ。政党交付金は国民一人当たり250円だそうだ。それが全て彼らの次の選挙運動資金に使われている。共産党だけが唯一、この政党交付金を受け取っていない党である。資金が潤沢にあるからではなく、理にかなっていないから受取らないのだそうだ。全くだ。

 私は共産主義者ではないが、選挙の時は必ず共産党議員に投票している。彼らは唯一汚職をしない議員たちであり、尊敬に足る議員たちである。私と主義主張は違うが、議員としても人間としても信頼出来る人たちだと私は考えている。

 この暑さでは写真を撮りに行くどころではない。従ってキャノンの10Ⅾ時代に撮った写真を掲載したい。キャノンのAPSの10Ⅾは私が使った初めてのデジタルの一眼レフである。初代のバカチョンのIXYを使ってみて、これはパソコンが暗室になることを実感した。それですぐに一眼レフを買いに行ったが、まともに使えるデジタルの一眼レフはキャノンの1Ⅾで95万円もした。とても簡単に買えるカメラではなかった。もっと安いものが出ないかと待ち構えていたところに10Ⅾが発売された。それに飛びついて買い、初代の7Dと併用して使い、そして5Ⅾが発売されるまで随分と長い間使った。

 以下の写真はその10Ⅾで撮ったトルコの商人宿の写真である。現在は勿論使われていないが、当時の旅人がラクダと一緒に泊った宿である。















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