TDY、Temporary Duty。アメリカの軍隊用語で出張を意味する。世界の僻地の出張記録!TDYの次は日常の雑感

現役時代の出張記録。人との出会いと感動。TDY編を終え、写真を交えた日常の雑感を綴る。

折々の写真&雑感 510

2024年11月17日 | エッセイ

 今回掲載の写真をご覧頂ければお分かりのように、また神代植物公園である。最近は写真を撮りに行くと云うより、歩くために行くことに重点を置いているようだ。

  何年も前に奥さんを亡くしてしまった友人のスマホに電話をした。すると、「お掛けになった電話は電波の届かない場所にあるか、電源が入っていないため掛かりません」のアナウンスが流れてきた。時間を置き、日を変えて電話してみても同じであった。彼には子供がないため、養子を迎えたが折り合いが良くなかったのか全く音信不通の状態であると聞いている。不健康な生活を続けていた結果に入院してしまったのか、もっと最悪の状態になってしまったのか、その理由を知るすべがない。

 彼は酒が強く、今年の4月に皆で集まった時も毎晩ウィスキーを一晩で半壜ほど飲んでしまうと云っていた。そしてタバコもかなりの量を吸っており、「お前たちより、俺の方がずっと健康だ」と豪語していた。だが、云われた友人たちの誰もが「本当に健康なのだろうか」と疑問視していた。

 正式な同期会は開けなくとも、仲のいい仲間だけでも一緒に食事をしないかと声をかけても集まるのは10人を切るほどの数になってしまった。「行きたい、だけど電車に乗って行くのは無理だ」と答えた友人がいた。それが今年の3月の終わりだった。奥さんから訃報が届いたのは8月だった。また別の友人はスマホの留守電に何回もメッセージを入れても折り返しの電話がない。彼も奥さんを亡くしているが、二人のお嬢さんがいる。一人はスエーデンに住んでいるが、下のお嬢さんは彼の住居の割と近くに所帯を持っている。友人が入院しているとしても、父親のスマホの留守電までチェックしていないのかもしれない。

 中学からの友人で、非常に元気なのは私を含めて3人になってしまった。そのうちの一人は現役で古本屋を営んでいる。「仕事は毎日で、休むわけにはいかないんだ」と嬉しそうに云っている。だが、帰り道で「あの年で仕事を持っているのは羨ましいなと私が云うと、「どうせ古本なんて売れやしない。適当な時間に店を開けて閉めるだけだろう」ともう一人の友人が云ったので私は吹き出してしまった。彼は暇があれば自転車でどこかに行っている。

 そんなわけで、私は健康を害するわけにはいかない。ほんの少しの距離をバスで、或いは自転車でも楽に行ける場所に警察病院があるが、どうも私には合わない。信頼出来る東京衛生病院はバスを二回乗り換えて行かなくてはならないが、医師をはじめ看護婦さんも事務員の皆さまも非常に親切で信頼がおける。それで、その病院では産婦人科を除く全ての科でお世話になっている。威張れる事ではないが各科制覇だ。各科とも重症ではなく、気休めに通っているようなものかもしれないが、その病院からは7種類の薬を処方して頂いている。そのうちの二種類は睡眠に関するものなので、飲まなくともいいが、飲めばぐっすり眠れる。そして、時間があれば自転車で出かけるか、電車とバスで神代植物公園のように歩くのに適した場所に行く。撮った写真は全てパソコンで処理をする。またフォトショップを使っての処理を入念にするので指先をかなり動かす。その他には「数独」にハマっている。お陰で脳が刺激されて認知症には程遠い気がしている。

 冒頭で述べたように以下は神代植物公園の写真である。最後の「パラグアイオオオニバス」(パラグアイ大鬼蓮)だが、撮影に適した時期から一週間か二週間撮るのが遅れた。前回行った時に撮っておけばと悔やまれる。

 

 


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